August 28, 2004

シュノーケリングスポット

ハワイ島には白砂のビーチっていうのがわりと少なく、溶岩ゴロゴロのビーチが多い。そして高低差がかなりある島なので、うちの家からは海がよく見えるけど、海に通じる道はなく、18度の坂を降りていくとそこは行き止まり。海に行くには車で10分くらいのところにあるケアラケクア湾というところが一番近い。そこには早朝イルカが休憩のためにやってくる海で、早朝行けば会えるらしい・・・のだがまだ行ってないので見てない。海のそばに住むとだんだん贅沢になって、またいつでも行けるやと思うとなかなかいかなくなるのは本当のようだ。でも、ふと気が向けば海に行けて、そしてその海は結構いい感じである。
結構いい感じ・・・なんて贅沢なことを書いてるけど、小笠原を、そして宮古島を知らなければ、ものすごいところだと思う。
ビーチから顔をつけるだけでキイロハギとかツノダシとかガンガンいるし、透明度も雨で濁ってなければ10以上30mくらいある。

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少し潜ると透明度がぐっとよくなるのだ

今までいくつか素潜りした中で一番すきなのは、ツーステップとよばれるポイント。
ここは聖なる地、国立歴史公園になっているホアウナウという場所のすぐそばにあるポイントで、カメもいっぱいいる。
ちょうどエントリーする場所が自然に2段の階段みたいになっているのでツーステップと呼ばれるのだが、そこは入ると魚がうじゃうじゃいるし、珊瑚の様子もすごくいい。スキューバダイビングのエントリーポイントでもあり、少しだけ沖に行って素潜りしてると、遠くからスキューバの人たちが泳いでるのが見える。ときどき驚かせてやれ〜と思って素潜りで追走してみたり。
ここはうちから15分(車でね)くらい。こないだは、カメが藻?を食べてるところに遭遇。岩にくっついてるなにかを必死に食べてて、ふと気がつけば自分のまわりに4匹!いた。本当にこっちのカメは全然人を怖がらなくて、(聖なるものとしてあがめられてるし食べられることもないもんね。インドの牛のよう・・)すぐそばで表情をみていると、人間とかめってかんじがしなくなる。
カメと一緒に波に揺られてると、なんともいえない不思議な気持ち。
ここにもイルカがくることがあるようだ。

一番誰にでも楽しめて、コナの町からも近いのが、ケアホウビーチ。ここは、波があるときはビーチの少し先のほうでサーフィンもできるという一粒で2度おいしいスポット。
ここの海は上2つに比べると透明度がやや落ちるかなって思うけど、魚の種類はかなり多く、餌付けされてるわけでもないのに、魚が人を恐れないしサイズもでかい。(きっとえさあげてる人も多いんだろうと思う)
初めてハワイ島コナにきてシュノーケルするんだったらここかなぁ。ガイドブックにもよく載ってるし。

それからホオケナビーチというところも結構いいらしい。一度だけ下見にいったきりまだ海には入ってないので、この週末にでも入りたいなと思っている。なんせこの2週間怒濤のような授業編成でかなりお疲れ気味。朝8時から夜9時までの日が週に2回、マッサージの実技って結構運動量も多いし、マッサージ受けるのもあるから一日3回だともう本当にぐったり・・・。
今これを書いてるのは朝10時(今日は昼から授業なのだ)なんだけど、そろそろ雲が多くなってきた。朝はだいたい腫れてるんだけど、昼を超えると雲が多くなって波も出てくることが多いハワイ島なのでした。

August 26, 2004

引っ越し

ハワイにきて1ヶ月近くたって、学校が始まり、ハワイ島の気候や交通事情などいろいろなことがわかってきた。そして、住んでいたところについても、家はとても豪華できれいなところなんだけど、学校まで車で30分以上かかり、山の上で標高が高いのでその分坂道が多く、ガソリン代もバカにならないということもわかった。30分といっても日本だとそれほど遠くないけど、こちらの30分はハイウェイも使った30分だから距離にすると結構あるのだ。
ということで、引っ越し先を探し始めた。最初の家はクラスメイト4人でシェアしていたのだが、私たち以外に家主の人などがいて、バスルームのシェアなども大変だったので、なるべくシェアの人数を少なくしたいというのと、日本人ばかりではなく外国の人とシェアして英語力も高めてやろう作戦をたてた。

車もなんだかんだいって希望通りのものが希望の時期までにゲットできたし、家もぜったいなんとかなるはずだ!という信念のもとに探し始める。まず手始めに新聞のclassified欄。ハワイ島は今不動産が高騰していて、部屋事情もあまりよくない。駅近とかそういう概念はないけど、カイルアコナの町に近いところはやっぱり高いし、海の近くのコンドミニアムの月貸しなんていうと月1500ドルなんてざらにある。
もちろんそんな金はないので、月500ドルくらいでなんとか探したい。最高でも600ドルまででなんとかならないかなーと。車で思ったより節約できたので家は条件重視でいこうと考えた。いくつかリストアップするが電話で問い合わせるほどではなかった。そんなとき学校の掲示板に部屋ありますのチラシが。学校近くで条件も悪くない。先生に聞いてみると先生のお友達だという。それはいいかも〜なにかあったとき相談とかできるし! というわけで通訳の人にアポイントの電話をしてもらう。英語で電話って一番緊張する・・・。ぱっぱと話が進み、学校終わりに部屋を見に行ってみることに。

そしてそこが私の今の家。家主の人との2人シェアなんだけど、バストイレは自分専用だし、個室はキープされてるし、ラナイからは海が見渡せる。一番いいのはすごくきれいで空気がとてもいいと感じたこと。すごくいい空気が流れてると感じる空間だったのだ。
さらに半地下みたいなところにオフィスがあって、DSL(ブロードバンド接続)を無料で使わせてくれるとのこと。
やったー無線LANのベースステーションもってきた甲斐があった〜。試しにテストみると、地下と1階でも全く問題なくネットok。
今、この文章も、iTunesで音楽聞きながら海が見えるラナイで書いてます〜おほほ♪

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最初の家のラナイからみた夕焼け


August 23, 2004

sunset rainbow

ハワイには虹がよく出る。それはこの島が4000m級の山を二つもつ高低差の激しい島だということと関係があるのかもしれない。
天候の変化も激しく、ここでは晴れてるけどここでは雨ってことも多い。そしてそこで出る虹は神様からのプレゼントのように輝いていて、見つけると本当にhappyな気持ちになる。
こないだも夕方スーパーに行く途中で雨が振り出してきた。でもとても局所的な雨で、海は夕焼けで赤く染まっていた。
そんなときに見たのがこの虹。日が落ちるととたんに見えなくなったサンセットレインボーだった。

こちらに来る前に、私が好きな高砂淳二という水中写真を主に撮っている方の写真集が出たのだけれど、その名前がNight rainbow,
つまり夜の虹。ハワイ各島で撮影した夜の月明かりで見える虹の写真集で、それがとてもすばらしかった。
まだ夜に虹を見た事はないけれど、いつか見てみたいなと思うもののひとつ。

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August 22, 2004

解剖学の授業

私が行っているマッサージスクールは、かなり医学的な分野にもつっこんで勉強する学校で、日本でいうところの作業療法士とか理学療法士が行っている(と思われる)勉強と同じようなことを学ぶことができるようになっている。
英語のクラスは全部のカリキュラムあわせて1年間1000時間のコースになっており、すべてのクラスをとると、人間の骨や筋肉をひとつひとつ全部学習し、その効用やどういうマッサージをするかなど、細かく学べるようになっている。
私が取っているクラスは、英語クラスのレベル1と呼ばれるものとほぼ同じのもので、まずはマッサージの概要を学ぶという形で、スウェーディッシュのフルボディマッサージを約1ヶ月ほどで覚えていくもの。そしてそれと並行して、解剖学の授業が週に2回、計6時間あり、いろいろな骨や筋肉、リンパや神経などからだの仕組みについて、その概要を学んでいく。
私はここに来る前に日本でリフレクソロジーの勉強をしていて、通信教育で解剖学のレポートを出さないといけないのだが(まだやってない・・・)リフレの練習をしていると、反射区とよばれる内臓のツボみたいなものがとても重要なポイントで、その臓器の仕組みについて知っていないと、アドバイスもできないということがわかった。
がしかし、一人で勉強するのは結構大変で、なかなか頭に入らないし、どこから手をつけていいのやら・・・でもちゃんと勉強はしてみたいっていう希望もあり、そんなときに今のスクールのことを知って、「ここで勉強すればええやーん」と思ったのだった。
今習ってるのは本当に概略みたいなものだから、このクラスが終わって何でも知ってますなんてことは全然言えないのだが、それでも毎日、胸鎖乳突筋、大臀筋、とか靭帯〜なんてことばを英語と日本語で聞いてるとなんとなーーく覚えてることも増えてくるから不思議。

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骨と筋肉の勉強のお供。スティーブンくん

August 19, 2004

面白い車グッズ

さて、車の話題を書いたので引き続き車について。
なにせ古い車を買ったものだから、前に女性が乗っていたとは思えないほど中も外もうすら汚れていた。
というわけで、いろいろと見た目も変えたいと思って、ウォルマートにいって車グッズを物色してみた。その中でいくつかおもしろいなと思ったものがあるので紹介してみようとおもう。
まず、車のシートカバー。写真にも写ってるけど、私は紺色のハイビスカス柄のを買った。
これは、made in HAWAIIで、防水シートになっている。水着とか濡れた服で入っても問題なしという優れもの。見た目もちょっとハワイあーんな感じでいい感じ。もちろん日本に持って帰ろうと思う。ボックスシーツのようにはめこむだけなので、だいたいどんな車にもフィットする。
もうひとつは車グッズじゃないけど必需品。それはコーヒーマグ。今は引っ越して学校から近くなったけど、こないだまでは学校まで車で30分以上かかるところに住んでいた。朝早いこともあるので、通学途中の車の中で何か飲みたくなったりすることが多くて、そんなときステンレスでできたマグがあるとすごい便利。私の車にはドリンクホルダーみたいな気の利いたものはないので、窓ガラスに差し込むタイプのホルダーをつけて利用している。

それでひとつ思い出したのだけど、私の買った車は、自動シートベルト?装置がついている。キーを差し込むとドア前方からシートベルトが動いてきて、ぐぁしっと固定されるのだ。最初それをみたときはなんじゃこりゃ〜と思った。今も時々すきあれば襲ってくる油断ならないシートベルトくんである。(危険だから今はないんだと思う・・・)
あとアメリカの車は全部マイル表示、ガソリンもガロン表示。今、アメリカの原油価格が高騰してるせいで、ここハワイのガス代はメインランドに比べるとおそらくかなり高い。現在レギュラーガソリンが1ガロン2.53ドルくらい。1ガロンが約4リットルだから、日本に比べたらそれでも半額ぐらいなのだけど。ハワイはメインランドから考えたら日本における小笠原のようなものなのかもね〜。
ちなみに小笠原のガソリン料金は日本一高く(全部船で運ぶから)一リットル200円くらいだった。原チャリのガソリン代が600円もしてビビったよ〜。

夕陽も車の中で
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August 16, 2004

車の購入

ずっと忙しくてなかなか書けなかったけど、8月に入ってからのこの2週間はまさに怒濤のように過ぎていったという言葉がぴったり。その最初は車を買ったこと。7月18日にハワイ入りして2週間レンタカーを借りていたんだけど、その間に車をどうしようと考えていて、お友達とシェアなんてことも考えたのだけれど、やっぱりここでは車は自分一人で使うのが一番いいという結論になり、探してみることにした。

幸いクラスメイトの彼氏がこちらの人で、その人がすんごいいい人で本当にいろいろと協力してくれたおかげでいい車がみつかったと思う。
こちらでの車の購入方法は様々で、日本で主に流通している中古車センターみたいなところを利用する(新車のディーラーはハナから選択肢に入ってません)か、個人売買かが多い。この個人売買って言うのがアメリカならではというかなんというか、えらく簡単に売買が成立するのだなぁというのが私の購入体験のまず最初の感想。

どうやって個人売買するかというと、多いのが新聞広告での告知を探すこと。こちらのローカル紙はwest Hawaiiというのだけれど、そこにclassifyという項目でいろんな情報が掲載されている。車や家、ガレージセールの案内など、個人が簡単に情報を載せることができるようだ。それをじぃーーーっと見てよさそうなのを探す。そしてそこに書かれてある電話番号に電話して、いろいろと聞いたり交渉したりする。
それからもうひとつ、道路脇とか道路沿いの空き地みたいなところに置かれているfor sale(売ります)の車を見て、そこに書かれてる情報とか実物を見て、ピンときたら電話で交渉するというやり方。
私は後者で今の車をゲットしたのだった。

レンタカーの期限があと3日に迫り、やや車探しも焦り始めていた金曜日、クラスメイトと一緒にコナの町に置かれているいろいろな車を見に走った。いつも走ってるとよくそういう車を目にして、いっぱいあるなぁ・・って思ってたのだが、いざ探し始めると全然ない。あっても「こ、これは・・・」ってな感じの悪趣味な装飾とか、オートマじゃない車。私は一応AT限定免許ではないのだけれど、坂が多いこの町で10年ぶりにミッション車はちょっとキツい。
値段はピンキリで、10000ドルくらいするのもあれば、1000ドルくらいのもある。けど、日本の感覚では「これは売ったらあかんやろ〜」っていうような車も平気で売りに出されるし、買う人もいる。
日曜日までに車を買いたいってことで見て回ったのだけれど、金曜日は不作。週末に期待ってことで次の日に賭けることにした。

土曜日、授業が終わったあとまた町をいろいろ見て回る。昨日よりは少し車が増えてるみたいだ。
並行して新聞で探して予算に合致してよさそうなのをチェックする。チェックしたもののいくつかにローカルの彼にお願いしていくつか問い合わせしてもらってみる。
そうこうしているうちに、その彼の友達が車を売りたがっていて来週頭には売ってもいいという話が転がり込んできた。
しかも激安。ラッキーってことで話を進めていたら、最後の最後で相手が値上げ交渉をしてきた。こちらが日本人ということで足下を見られたか?という気も・・・。その話を持ってきてくれた彼はそれにすごく怒っていて、こんなことならこの話はなしだ!僕が月曜日までに絶対車をみつけてあげる!と言い出した。
うーむ、なかなかうまくいかないものだ・・。気を取り直してまた車を見に町を走る。

走っていると、一台のボロい車発見。車を見ると$1150。安い!何故かフロントガラスの横の部品?がとれていて、ガラスの接着面がむき出しになっている。走行距離は130000マイル(約180000kmくらい??)の92年製マツダのファミリアぽい車。
んーーークーラーは効きそうにもないけど、悪くないかも?ということで電話番号などメモをする。

結局この車を夜見に行って電話で問い合わせして、テストドライブして、エンジンチェックをして(全部やってもらったのだが)彼のフィアンセがこの車に乗るっていうことで、値上げ交渉されないように?して月曜日の朝に購入、引き渡しをしたのだった。
早っ!!
ここではなんでもいつでもすべてがチェンジ、チェンジ。その状況に合わせてうまく乗っていかないといけないことが多い。
日本のようになんでも準備万端、用意万端、すべてがレールに乗ったようにうまくいくなんてことは、まずない。
それをわからないとこの島では、なんでもうまくいかないっていって落ち込んでつらくなることもあるかも。

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これが92年製mazda 323 であります↑


August 09, 2004

観光客では見えない部分

観光客でいたときは見えなかったことというのがいくつかある。そのひとつがゴミの始末について。
この島では、日本のほとんどで行われている(と思ってるだけ??)ゴミの収集というものがない。
各自がゴミ捨てポイント(transfer stationという)までゴミを持ち込んで捨てるようになっている。
島というのはどこもそうだけど、ゴミ問題というのは深刻で、それらをどうやって最終的に処分するかはその島によって全然違う。例えば小笠原では、東京都ということもあるけれど、わりと今は細かく分類が決まっていて、処分場も一応ある。だけど、家電や車の廃ゴミは内地へ船で運ぶことになっている。それがしたくなくて(お金がかかるから)という不届きものが山に産廃を捨てるなんて問題も当然起こる・・・。
で、こちらハワイ島ではどうか?産廃問題はよくわからないけど、ゴミのリサイクルということに関しては、アメリカの中でも遅れているほうなのではないかと思う。リサイクルするものはガラス瓶とアルミ缶のみ。そのほかはぜーーんぶまとめてひっくるめて、巨大なゴミ捨て場に上からぽいぽい投げ捨てるだけ。ただ、その捨てたものの受け皿になっているのはコンテナで、そのコンテナはどこかにおそらく運ばれて、焼却処分をするのだと思われる・・・。そしてそのゴミ捨て場の前は鉄くず置き場みたいになっていて、車の残骸とかが山のようにうず高く積まれているのだった。
今の家は、少し山のほうにあって庭がけっこう広いので、せめてもというわけではないけれど、生ゴミは庭に埋めようということになっている。大勢で今暮らしているので生ゴミもすぐ貯まってしまって処理が大変なんだけど、地中深くに埋めれば肥料にもなるし・・・ってことで。アメリカって一言で言っても、いろいろと場所によって違うんだろうと思うけど、ゴミ問題っていうのは本当にどこも難しいなって思う。特に島では。

August 07, 2004

オールドエアポートビーチ

私の最近のお気に入りの場所がここ、オールドエアポートビーチ。
コナの町のすぐ近くにあるリクリエーションエリアのここは、シュノーケリングにはそれほど適さないけど、波がある日は、ロコたちがボディボードやサーフィンをしていて、ピクニックテーブルがそこここにあって、木の下で海をみながら宿題をするのに最適の場所なのだ。ちょっと暑くなったりしたら海に入って気分転換、そしてまた宿題にいそしむという仕組み。
ほとんど毎日のように通っている。今度スーパーかどっかで安いボディボードを買って、今度は気が向いたら波乗り、なんてことをしてみたいなと考え中なのだった。でもぱっと見は砂浜なんだけど海の中は意外と岩があって、ちょい危険そうでもあるのだが。

oldairport_beach.jpg

写真を貼りつけてみました。うまくいくかな?

授業開始

ハワイ島に到着してから1週間後から学校が始まる。レベル1と呼ばれる初心者コースは約2ヶ月。週に4〜5日間、一日3時間の日もあれば、朝から夜までビッチリの日もある。こちらにくるまでは週に4日、午前か午後だけって聞いてたのにそれは実技だけで、週に2回、3時間ずつ解剖学の授業もあれば、コースの終わりにはクリニックといって、実際のクライアントにマッサージをするトレーニングもある。最初の週とその次の週はそれほどスケジュールは詰まってないのだけれど、8月の中旬からはロミロミの特別授業も加わってすごいハードスケジュールなのだった。そして宿題も結構ハードだしテストもある・・・・でも勉強しにきたんだし、特に私は一人で解剖学勉強するのはちょっとつらいなとおもう気持ちもあってここに来たので、気を抜かずに勉学にいそしみたいと思う。
とはいえ、授業でマッサージをする(&受ける)とけっこうそれだけでぐったり疲れる。やたらと眠くなったりもする。
そこをうまくコントロールしながら楽しんでいかなきゃなって思う。

August 02, 2004

ハプナビーチ

ハワイ島にせっかく来たんだから、できるだけ毎日海に入ろうと思ってこちらにやってきた。思っていたより家が山のほうなので、ガソリン代も結構かかるし、海が心理的にちょっと遠い感じがするんだけど、なるべくやっぱり海にはいきたいなって思っている。
今日は週末でまだ授業まで日があるので、クラスメイトのみんなとビーチに行くことにした。
たまにはちょっと観光客気分でってことで、ちょっと遠出をして、ハプナビーチというところにする。ここはコナの町から45分くらい北に行ったところで、白砂のビーチが少ないハワイ島にあってめずらしく白砂が続くなかなかいいビーチらしい。
クラスメイトの一人がハワイの人ともうすぐ結婚するということで、地元情報がわりとすぐ手に入るのだ。ローカルのことはローカル(ハワイではロコっていう)の人に聞くのが一番。こちらの人は本当に親切で、みんなアロハの心がある。本当に人種やなにかで差別をしない、みんなウェルカムっていうのがわかるから居心地がいいんだろうなって思う。

カイルアコナの天気

ハワイ島は、ハワイの主な4つの島の中で最も大きくて一番新しい若い島。こちらではハワイ島と言わずにビッグアイランドと言われることのほうがおおい。大きさは四国の半分くらい、関東平野がすっぽり入るくらいの大きさがある。
島の西側にあるここカイルアコナは、雨があまり降らず、カラッとしているのが特徴の町なんだけど、なぜか今年は雨がすごく多くて、毎日のようにスコールのような雨が降っている。
私たちが今住んでいるのは、山の中腹で標高500m近くある場所。日本でも標高500mといえば山の中だからかなり涼しいけど、ここハワイでも状況は同じ。コナの町は海からすぐのところにあって、そこから20分くらい山をがーっと上がっていくと今の家がある。毎日毎日山から降りて学校に行ったり買い物にいったりするような感じ。
そんなだから天気も上と下では全然違う。朝、霧があって寒いなーって思うくらいの天気でも、山を下りるとカンカン照りで超暑いなんてことはいつものこと。
上で雨が降っていても、下は晴れてるってことも多いから、そのつもりで降りるとコナでも雨が降ってて・・・ってこともある。

標高差がそれだけあると、毎日車で走っているだけで、耳がつーんとなる。陸でも耳抜きが毎日必要なんて思いもしなかった。
気温の差も激しいから、体調管理に気をつけないといけない。
日記に今日の天気を書いておこうと思ってたのに、何をどうかけばいいかわからないのがちょっと困るかな。

だけど雨が多いおかげで、学校の前に大きな木があるんだけど、その木が実はライチだっていうことがわかり、赤い実が落ちてるのを拾って食べた。おいしかった〜。初めて実がなってるのを見たって、こちらの人が言っていた。ラッキー。
こちらでは、オレンジとかライム、バナナ、マンゴー、パパイヤ、なんてものは拾って食べるもの。アボカドの木なんかもよくあって、買ったことなんてないっていう人もいる。そこらへんに野鶏もいるし、野七面鳥?もいる。牛も馬もロバもいるし、思ってたよりもワイルド感あふれる土地だな。

共同生活スタート

今回、ハワイ島のマッサージスクールの日本語クラスを取るクラスメイトは私を入れて6人。みんないろんな気持ちを持って、がんばってお金を貯めて、やっとの思いでここにやってきた。そして年もバラバラの4人が、とりあえず同じ家で共同生活をすることになった。これから約半年間、ハワイでの生活が始まる。
着いた初日から、待ち合わせをした人となかなか会えなかったり、なぜか電話が通じなかったりとハプニングが続出したけど、その日の夕方、雨上がりの虹と新月が私たちを歓迎してくれてるみたいで、なんだかとてもすてきな気持ちになった。
いろいろあるかもしれないけど、がんばろうって強く思った。

私にとって共同生活自体はそれほど大変だとは思っていない。実際小笠原でも相部屋で20日間楽しく過ごしたし、アジアの安宿でいろんな状況も経験してるからなんとかなるだろうって思っている。でも今回一緒に生活するのは、共同生活とか一人暮らしとかをしたことがない人たちがほとんどなので、慣れない異国の地、自分と違う常識があるということなんかに、最初はすごくプレッシャーがあって、私も含めてみんな気を使いすぎて疲れがどっと出た。
4人がそろってすぐに、車の購入や部屋割りをめぐって、連日話し合いの日々が続いた。思っていたより相当ハードで、みんな気持ちをうまく伝えられなかったり、それぞれがそれぞれの思惑もあるし、予算の都合もあるしで、なかなか話もまとまらなかったりした。
でも、1週間経って時差ボケも疲れもなくなってきて、ようやくみんな自分の地が出せるようになってきたし、ずいぶんみんなたくましくなった気がする。