January 13, 2006

1年の締めくくりとブログ引越し

ご無沙汰してました。年明けしてすぐに部屋の引越とマウイ島へ家族旅行があったので、なかなか更新するヒマがなく。
2006年の年明けは、コナの街で行われたカウントダウンと打ち上げ花火から始まりました。去年も見に行ってたんだけど、去年より断然お金がかかってる!(笑) 日本の打ち上げ花火みたいな色とりどりの花火がかなりの数打ち上げられてました。あんまり期待してなかっただけに大満足。
そして、一旦寝て朝からツーステップへ初泳ぎしに行ったらなんとイルカが!
これまた全然期待してなかっただけにビックリ。幸先いい2006年のスタートかも!

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そして気分も新たにブログも新しくすることにしました。こっちはどうしてかコメント機能がおかしくなっちゃったので。それにもう修行中じゃなくて免許皆伝?なので(笑)
新しいブログのタイトルはボディセラピストの毎日 URLは http://bananan.sunnyday.jp/weblog/ です。
ブラウザの「お気に入り」に入れてる方は恐れ入りますが変更をお願いいたします。
内容は今までとそれほど変わらないつもりですが、もしかしたらもう少しマッサージとかボディケアの話が増えるかもしれません。
ハワイや秋谷の海の写真はこれからも毎回掲載予定ですので、どうぞお楽しみに!
これからもどうぞよろしくお願いいたします〜

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December 29, 2005

ヒロとマウナケアの星空その2

サドルロードを走る。レンタカーだと通行禁止とかいうところもあるそうだけれど、ヒロ方面からの道は舗装もしっかりしているしすごく快適。まわりは溶岩とその上に生えた草木が生えているだけで、まったく人家などはないただひたすらに続く道。全長170kmの道で、標高1600m以上の高地が延々と続く。最も高い鞍部は標高2000mくらいもあるそうだ。
走るにつれどんどん高度を上げていき、途中でマウナケア山へ続く道へ折れる。山頂までこの道が続いていく(!富士山より高いのに!)のだけど、途中2800mのところにあるオニヅカセンターまでは普通の乗用車でも行ける。そこから上は四駆でないと難しいし高山病にもなりやすい。

オニヅカセンターは、1986年に打ち上げ直後に爆発して全員が死亡したスペースシャトル「チャレンジャー号」のハワイ出身日系人宇宙飛行士の名前を採って名付けられた施設で、星空ウォッチングや高地順応のための休憩施設のこと。
そこからの景色も絶景。マウナケアの山頂はもとよりマウナロア、フアラライの3山の頂上が全部見えていて(昼から雲がかかる事が多いので夕方見られるなんてあまりないのだ)雲も少なく、空気は澄んでいて、さらにほぼ新月なので天体観測にも最高の日。

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マウナロア なだらかなので4000m級の山だとは思えない

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沈んで行く夕陽
センターのお兄さんに夕陽を見るにはここが最高といわれた小高い丘にのぼり、夕陽が沈むのを待つ。
太陽は海の彼方へゆっくりと姿を消していく。そしてすぐに訪れる暗闇の世界。
その後は着込めるだけ着込んで、センターの中でマウナケアの天体観測施設の歴史ビデオなどを見ながら星が出るのを待つ。ハワイ島マウナケアは、太平洋の真ん中にあるだけでなく標高が高く好天が多いということでいくつもの巨大望遠鏡が山頂近くに建てられている。
すばる望遠鏡という日本が誇る巨大望遠鏡もここにある。
(つづきもあります)

太陽が完全に沈んでから約1時間、すっかり辺りが暗くなった頃、外へ出てみた。
すごい。やっぱりすごいなあ〜。夏はよく天の川も見た事があったけど、冬の天の川って初めて見た気がする。山の上ギリギリのラインから全部星で埋め尽くされている。東からオリオン座が高く上ってきていて(日本でみるよりも天井近くにあるんだよね〜)西の空には金星、天頂近くには木星?が見えた。木のベンチに寝転んで空を見上げていると、やった!流れ星が。みんなで見えた見えないなどとわーきゃー言いながら寒さをこらえつつ星見を楽しんだ。

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時々天気のいい日はサウスコナのあたりでもとてもたくさんの星を見ることができるけれど、やっぱり高い場所で見る星空はなんとなく気迫が違うというか、星がとても近くにあるように思える。オニヅカセンターでは無料でいくつかの大きな望遠鏡で星や銀河?などを見せてくれたりするサービスもやっていて大変楽しめた。ツアーでないと山頂に行くのはちょっと大変のようだけれど、オニヅカセンターまでならたぶん誰でも行けるので機会がある人はゼヒオススメします。しかしその際はちゃんと月齢をチェックして新月近い日程になってるとよりよいかと思われます。月の明かりってこの島ではものすごく存在感があって、満月近いと夜もすごく明るくて月明かりで自分の影が地面にうつるのがわかるほど。なんとなく満月の日は動物たちも騒がしいし、人間もちょっとワサワサしてるし?(笑)、イルカもとても元気。

その後友人の家に押し掛けて泊まらせてもらう。一緒に卒業したクラスメイトなんだけど、ご両親が撮った卒業式のビデオや写真をDVDに焼いてプレゼントしてくれた。すごい感激。私のつたないスピーチも入ってて冷や汗ものなんだけど。。。でもいい記念だな。

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フラを踊ったみんなと"Hawaii Aloha"を歌う

次の日はホノカアという小さな町を散策してクリスタルやクッションカバーを購入したりして、そろそろ帰国&買い物モードに突入したばななんなのでありました。

Posted by bananan at 08:51 PM | トラックバック

ヒロとマウナケアの星空 その1

毎日、まるで観光客のように遊び歩いている今日この頃。やらなくちゃいけないこともたくさんあるのに、どうもそういう事務作業は後手後手に回っている様子。

クリスマス後はちょっと遠出ってことで、ヒロまで出かけることにした。ヒロへはうちの家あたりから休憩なしでがっつり走っても3時間はかかる。朝早く出て、途中で朝食休憩などしてると半日仕事だったりする。なので少し早めに家を出発して帰りにマウナケア山の中腹にあるオニヅカセンターで夕陽と星空を眺め、ワイメアに住んでいるクラスメイトのお家に泊めてもらうというプチ1泊旅行。
同じクラスでがんばった私を含む3人とこの島に3ヶ月ワークエクスチェンジとして滞在している女の子の4人、1台の車に乗ってわいわい出発。
途中、ワイメアから古い旧道みたいな細い道を通ったり、走ってるうちに行き止まりの道に迷い込んでしまったり、隠れ家風のB&Bを発見したり。テックスドライブインのマラサダを食べつつ道中楽しく過ごす。

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楽しいドライブ!道は舗装されてません(笑)

ヒロにはお昼前に到着。ヒロはコナよりもずっと落ち着いた時間が止まったような古い町並みが続く。人口はヒロのほうが多いので、ちょっと離れたところにはショッピングセンターなどもあるのだけれど、海に面した中心部はきっと1960年代くらいからほとんど変わってないんじゃないかと思うほど。
ヒロでは、スリフトショッップ(古着屋兼ジャンクなモノを売る店)をみたり、たくさんウクレレ置いてる店を見たりしてショッピングを楽しもうという計画だった。で、とりあえずまずは、シグゼーンという知るヒトぞ知るヒロにしかないオリジナルのアロハやドレスを売っている店を覗こうっていうことになり車を降りる。ここのドレスはフラやってる人なんかは憧れの的みたいなブランドらしい。
でもやっぱり最近は古着屋で5ドルとか10ドルとかで服を買ってる身としては、ここの100ドル超えるドレスっていうのは、なかなか手がでるものではない。
まあとりあえず覗くだけって思いつつ店に近づくと、なにやら賑やかな感じがする。あれ??もしや???
そう、いつもはバーゲンなどしないこの店が年末2日間だけセールを行うその最終日にどうやら当たったようだ!!

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あちこちに残るノスタルジックな建物


うおーーーっ。興奮の渦がわき起こる。実は初めてヒロに来た2004年の秋に、偶然にも彼の誕生日祝いセールをやっていて、店内全品10ドル!!という超破格値バーゲンをしており、ちゃっかりドレスを2着ゲットしていた私。ヒロに来るの4回目なのにまた今回もセールに当たってしまった!
というわけで、女子4人、わけのわからない興奮状態に陥り、気になるドレスやシャツをとっかえひっかえ試着し、がっつりお買い物してしまいました。ふだん60ドルとか100ドル近いドレスがモノによっては15ドルとかなんだもーん、買わなきゃ損ですよお客さん!
そういうことはしないけど(笑)それこそ買えるだけ買ってヤフオクなんかで10倍の値段でも売れるシロモノです。
いや〜大変ラッキー。これだけでヒロに来た甲斐があったというものだ。

その後、ギター&ウクレレショップでいくつかウクレレを試し弾きさせてもらう。今回卒業式で少しウクレレを弾くことになったので、ちょっと練習したし、ウクレレレッスンにも行ったりしたので、もうちょっといいやつをいつか買いたいなあと思っていたのだ。今持ってるすごい安いやつもそれなりにいい音がするんだけど、やっぱり材質がコアだったりマンゴーだったりするウクレレは高いけど、でもやっぱりいい音なんだよなあ。。。そんなにやるんかよ?とか自問自答する自分はいるけれど、いつか買いたいなあと思う。

買い物で時間と労力を使ってしまったので、ランチ兼夕食はハワイローカルフード、ロコモコ発祥の地?Cafe100にてテイクアウト。車の中で食べながらサドルロード(ハワイ島を横断する4167mマウナロアと4205mのマウナケアの山間を走る山岳ロード。馬の鞍のようにでこぼこしてるからsaddle roadね)を走る。天気がすごくよくて、今日の夕陽は期待できそう。

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マウナケア中腹にて夕陽待ちの人々


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December 26, 2005

ハワイ島でのクリスマス

ハワイ島でのクリスマス。南国でのクリスマスは去年に引き続き2年目なんだけど、どうもやっぱり感覚がずれるというか、やっぱりクリスマスとか師走っていうのは寒くないとな〜なんて勝手な事を思う。今年はクリスマスイブに教会のクリスマスキャンドルサービスに参加してみた。教会に行くと、「ああ、クリスマスってイエスキリストの誕生日祝いなんだった」ということを思い出す(笑)
日本だとサンタクロースさんとプレゼントのイベントになっちゃってるもんねえ。
ハワイ島だけに、キャンドルサービスだけではなく、きよしこの夜"Silent night"のフラがあったりしてとても興味深かったし美しかった。こうしていろんな工夫をするのがアメリカなんだろうな〜って思う。ヨハネがJohnだったりとかミカがMikeだったりして弟子の名前がやたらと親しみやすいのも英語版聖書の特徴かも(笑)
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美しいキャンドルライトとフラ

そして1ヶ月以上ずうーっとラジオから流れ続けていていい加減辟易していたクリスマスソングも25日を過ぎるとさすがにかからなくなってホッとする。日本ではその後すぐにお正月モードに切り替わるんだけど、こちらではわりとそのあたりはいい加減で、クリスマスのライティングがそのままお正月までずっと残っている家庭も多い。そしてA happy new year!は「あけましておめでとう」ではなくてどちらかというと「よいお年を!」に近いので、クリスマスが終わるとみんなの挨拶がA happy new year!ってなるのが面白いなあと思った。
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December 23, 2005

いろいろなものが壊れていく・・・

ブログのコメント欄のファイルが壊れてしまったのは前兆だったのだろうか。今日夕方からコナの町へ出て、サンクスギビングのときに行った豪邸に再びお呼ばれして、ディナーやジャグジーライフを楽しんだ帰り。車の調子がどうもおかしい。ここ数日ロングドライブも多く、どうも車の調子がおかしいなとは思っていた。そろそろこの車も寿命かなあ、さすがに15万マイル!も走ってるし、もう潮時かもという気もしていて。
そして突然それはやってきた。
(つづきもどうぞ)

コナからの帰り道、私の住むホナウナウまでは30分のドライブで、途中ながーい上り坂が続く。今までもこの坂道を上るときは他の車に抜かされまくっていたのだけれど、今日はそういうことではなくて、オートマのシフトチェンジがうまくいかなくて、全然スピードがでない感じなのだ。なんとかだましだまし走っていたが、途中からちょっと焦げ臭い匂いがしてきた。うーむますますやばい。
ふと温度メーターをみるといつもは真ん中ああたりにあるゲージがHのところを超えて振り切りそうになっている!!!
こっこれはもうやばいかも。と思い、ウィンカーを出して右に寄って走ろうとするのだが、とうとう今度はボンネットから白煙が!!
もうマジでこれはやばい!!急いでエンジンを止める。止めたとたんボンっという爆発音のような音がし、更に白煙が出て来た。ああ、もうダメだ(涙)

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在りし日のMAZDA323 94年型Made in Japan This was great!

するとそのとき電話が鳴った。一緒に行っていて別の車に乗っていた友人ふたりが私の車の異常に気づいて少し先で止まってくれていたのだ。わーん助かった!「もしや、その後ろに止まっている車はあなたの?」「そう、その通り」「大丈夫?」「うーん大丈夫じゃないかも」という会話をしつつ、3人で車の様子を見る。坂道の途中なので路肩がとても狭くちょっとキケンな位置に車はあった。
どうしようか・・・
車のエンジンをかけてみるものの、白煙があがってどうにもヤバいのは変わらなさそう。
そうこうしているうちに、後方から青い光が。あっパトカーだ。パトカーからはおねえさんが出て来て、とにかくここはとてもキケンだからどこかへどけなきゃいけないと言う。押してみようかとかいろいろ考えたんだけど、やっぱり無理そうなので、トウカンパニー(レッカー専用会社みたいなもの?0に電話で連絡してくれて、とにかく一番近い車の修理屋の駐車場に持っていってもらうことに。
私の車は対人対物などの事故の保険には入ってるけど、JAFみたいなのには入ってないので、自腹でその代金を払う事になる。とりあえず80ドルかかるらしいが、仕方がない。
ラッキーなのかなんなのか、ちょうど今日は家賃を支払うために現金をおろして持っていた。いつもなら財布に10ドルとかしかないのに(笑)

というわけで、今、友人の車で家まで送ってもらいこれを書いている次第であります。たぶん車は廃車にすることになるんじゃないかなあ。
別れってほんとうに突然やってくるものなのね・・・最後にワイピオ渓谷に行ったことがあの車の最後の旅路だったのだわ・・・(笑)

というわけで、こんなことがあっても友人たちもいたから心強く、ある意味笑えるネタとしてここにこうして書ける逆境に強い私になったみたいです、この1年で更に(笑)
明日、また車はどうするか考えようと思います。コメントが残せませんので、もし慰めのお言葉、または寄付などございましたらbanananあっとまーくmoanablue.comまでじゃんじゃんメールください。
お待ちしております(笑)

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December 21, 2005

ハワイ島満喫中

卒業式のあと、やっぱり胸のつかえがおりたというかホッとしたというか、とにかく毎日ノーストレスを実感する日々が続いてます。それだけ逆にいえば学校の勉強やっぱりすごいプレッシャーだったりストレスだったりしたんだなあと改めて思ったりして。

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火口から海へ降りる道

ボルケーノへは総勢7人で向かい、海に流れる溶岩を日没後watching placeに陣取って見たり、ハレマウマウ火口でお祈りしたり、すごい美味しいタイ料理をみんなで食べたりしながら、初めてボルケーノに来た子たちを案内つつ存分に楽しんだ。帰りの車の中では元クラスメイト同士で眠気対策のため、「解剖学用語しりとりin English」とかいうのをやって異常に盛り上がったり。

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溶岩に埋もれた「駐車禁止」サイン


次の日、お友達が数人フラのホイケ(発表会)に出るというのでそれを見に行く。メリーモナークの審査員でもあるフランクヒューイットも来て一曲踊ってくれたり、3歳くらいのチビッコからかなりお年の方まで、いろんな人が楽しみながらフラを踊っているのをみていると、本当にフラってこの島では今も生きているというか、ただの踊りじゃなくて、もっと精神的なものとつながっているものなんだなあって思ったりした。

その後今日までの3日間はオアフ島に留学中のお友達がハワイ島に遊びにきていて、一緒にワイピオ渓谷に行ったり、フラ踊ったり、夜空をみて感動したり、誰もいない海辺の道を歩いたり、シュノーケルしたり、道に落ちてるリリコイだとかアボカドに感動したりした。一緒にそうして過ごしていると、改めてこの島の素晴らしさを再認識する。もう道にいろんな食べ物が落ちてたりとか(笑)バナナは基本的に食べ放題とかそういうことって、すっかりもう慣れてしまってるだけど、日本はともかくホノルルあたりでもあり得ないことなんだよなあ。

なんだかんだであっという間にクリスマスが近づいて来て、年末までにしなきゃいけないことが山積みなのになにもできてなくてどないすんねんって感じだけど、とにかくこんな風に毎日楽しいので、今はこれを存分に満喫しようと思う。

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久しぶりのドルフィンたち。うれしかったなあ〜

December 17, 2005

卒業式

さっき、卒業パーティを終えて帰ってきました。とてもいい時間を過ごせたと思う。無事、ハワイ州のマッサージセラピストライセンス試験も合格し、(いえ〜い)今日この日を迎えられて本当に幸せ。1年前、ちょうど日本語クラスから英語クラスに変わる前に今回やった場所と同じホテルで卒業式があったんだけど、それから今までの時間の早さと、やっぱりあの時と今とではいろんなことが変化してるんだなあということをすごく実感した1日だった。
今日は朝から、今回こちらに来て初めてイルカとも泳いだし、カメにも会ったし、午前中は摘んできたプルメリアなんかをつくってレイメイキングしたり、本当にリラックスして楽しい時を過ごせて本当によかった。

また、明日以降落ち着いたらもうちょっと詳しく、ここまでの道のりを振り返ってみたいと思う。とりあえずCongraturations!<自分

あと、ここ数回コメントくださってる方、お返事できてなくてゴメンなさい。あとで個別にお返事書きます。明日は朝からボルケーノへ行く予定!

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この空のように晴れ晴れした感じです!

November 29, 2005

アップダウンな日々

来週の週明けに、ハワイ州のマッサージセラピストライセンス試験が控えている。そしてその後すぐにまた期末の季節。なんだかあっという間に卒業になりそうで、うれしいような淋しいようなそんな日々を送っている。毎週のようにあるテスト、毎日たんまりある宿題、予習してないで臨むと先生の言っていることが半分くらいしか理解できない英語での授業・・・。「ああ、もうちょっと英語ができればなあ」「もっと勉強しないといけないなあ、みんなテストもいい点取ってるしなあ」という思いと「でも出来る限り頑張ってるはずだ、大丈夫!そんなに悪くない」「だいたい母国語じゃない言語でやってるんだから仕方がないのだ」という思いが交互にやってくる。

落ち込んだり励まし合ったり、悔し涙を流したり、宿題の山に忙殺されたり。本当に気持のアップダウンの激しいこの1年だったように思う。ビザの延長がうまくできなくて日本に帰国しなくちゃいけなくなったこととか、試験の前にあまりにハードルが高いように思えて先生に泣きついたり、体調も悪くなってしまって、「自分のカラダをよくするためにマッサージを習って、自分の悪いところをよくしていこうと思ったのに、こんな持病がまた出て来るなんて、本末転倒だ」と思ってショックでものすごく落ち込んだりしたこともあった。自分の感情のアップダウンをうまくコントロールしていく術みたいなものももしかしたら少しは身につけられたかなあ?‥

今も、「もっと英語が話せたらなあ〜、もっと先生の言うことが全部さくっと理解できたらなあ」という思いは強くあって、自分の英語力は本当にこの学校で英語で授業を受けるギリギリのラインなんだなあと思う。英語というハードルがあるのがものすごくもどかしい。あと少し、もう少し楽に理解できたらいいのに。英語のほうが覚えるのがラクなことも結構あるから日本語で全てやるのがいいのかといえばそういう問題でもないんだけど、理解力という点においてはやはり英語の壁は高い。集中していないと音楽のようにするすると言葉が耳から耳へとスルーしていくのだ(笑)。

けれど英語って、多少のコツとか才能もあるだろうけれど、基本的には努力の量がその能力を左右すると思うので、英語がうまく理解できないときにはやっぱりこれは自分の努力不足なんじゃないだろうか、と自分を責めてしまったり。

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とにかく、なんだかんだでもうすぐ終わりを迎えようとしている。まだライセンス試験の勉強もこれからだし、ハードルはいくつも残っているけれど、気がついたらもう卒業。
今日、トリートメント実習の授業のとき、学校のラナイでやっていたんだけれど、マッサージをしながらふと外を見ると、海に太陽の光が真っ白にキラキラと光っていて、なんだかすごくキレイだった。そのキラキラしたものをみていると、急に「ああもう終わりに近づいてるんだなあ」って思った。そして今ここでこうして勉強をしていることの幸せを強く感じた。今この瞬間が大切なんだということを。

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まだ今日も明日午後に提出する持ち帰りテストと宿題が残っている。ずいぶん以前よりは宿題をやるのにも時間がかからなくなったけど、それでも結構大変。本当はこんなこと書いてるヒマはないのだけど、なんか急に今日はそんなことを思ったので書き残してみることにした。

とはいえ、実はまた5月に学校に少し戻って、実習の授業だけ受けることにしたのだった。去年日本に戻ってきて受けられなかった腰と骨盤部のトリートメントをやっぱりちゃんと勉強したいなあと思っていて。それと、エレメント8という名前でリン校長が考えだした、SI(Structure Integration)とかロルフィング系列のトリートメントのクラスも取るつもり。
この授業を受けた友人はすごくよかったと絶賛していたし、私も以前からとても興味があったので、是非このクラスをとりたいと思っていたのだった。去年はどうしても受けることができなかったので、来年の5月にトリートメントの授業の残りとエレメント8のクラスを取って、たぶん本当にそれがこの学校で学ぶ最後になると思う。ただし次回の滞在では、トリートメントのクラスだけで、できたらテストも受けたくないくらいなので,この今の苦しさはあと2週間で終わるはず!

卒業したら、年内はハワイ島をいろいろめぐってまだやってないことをやり倒して、年始からはマウイ島に行ってくる予定。その後またハワイ島に戻って、1月中旬に学校で行われるロミロミのアドバンスクラスを受けてから日本に帰国するつもり。
もう11月も終わり。今はまだ苦しいさなかだけれど、できるだけのことはして悔いの残らないようにがんばろうと思う。海に行ったり、遊びも大切だし、勉強もしたいし、本当に時間がいくらあっても足りない。それにちゃんと睡眠もきっちり取りたいし(笑) ってことで、宿題にとりかかるとするかぁ。

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November 25, 2005

Thanksgiving day

ふ〜ようやくひと山超えたところです。MIdterm の口頭テスト後、ストレス解消のためのんびり1週間ほど過ごしていたら、ふと気づけば解剖学と筋肉学のテストが連続で控えていた。そしてそれが終わった次の日には、スタディガイドといわれる宿題(週に10ページくらいやらなくちゃいけない)の提出もあり、あたふたとその準備をしていたらあっというまに11月も後半に入っていたというわけ。いやあ〜今回のはしかしかなりキツかった。スケジュール的にもタイトだったし、テストの範囲も広くて、勉強するにしてもどこからどうやってやるべきか。。。みたいな感じで。
とにかく!とりあえず今日はサンクスギビングデー。去年もここでサンクスギビングを過ごしたなあ〜なんて思うと感慨深い。

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この日はアメリカ人にとってはかなり重要な日で、この日を境に街は一気にクリスマスお祝いウキウキモードに入っていく。今日は、クリニックにいつもきているお客さんがコナにあるオーシャンフロントの超豪邸でのサンクスギビングパーティに招待してくださったので、いそいそと友人たちと出かけていった。もうなんだか映画に出て来るみたいな豪邸で、オーシャンフロントのリビングの前には自家用プールとジャグジーがあり、ベッドルームとバスは何個あるかわからないほど。(実際は8ベッドルームらしい)3階建てっていうのもハワイ島では珍しいし、ライブラリーみたいなのとか、熱帯魚を飼っている水槽とかバーだとか、オーブンが3つあるキッチンとか、まあ私が今まで訪問したことのある家のうちで一番すごかったかも。でかいマスターベッドルームのクローゼットでさえ10帖は余裕であって、普通に住めそう。招待してくださった方は管理人をされてる方で、実際のオーナーはカリフォルニアに住んでいて年に数回来るだけなんだそうだ。もったいない。。。。

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エントランス

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ラナイでのんびり


サンクスギビングといえばターキー。でかいターキーをとりわけて、グレービーソースやクランベリーソースを添えていただく。他にもたくさんのおいしい食べ物とすばらしい景色、プールで泳いでジャグジーでくつろいで、ウクレレをぽろぽろ弾いてみたりなんかしちゃったりして、本当にリラックスしたとてもいい一日だった。こうしていろんなところでパーティが行われているので、みんなパーティのはしごをしたりするらしい。

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木の影がプールに映る

ってことで、わたしたちも帰りにデレック家(友人がよくお世話になっているステイ先)に行って、抹茶やカステラなどをいただいたりした。ターキーももちろんあったけど、お腹が一杯すぎて入らなかった(笑) 今日は朝からひさしぶりに海にも入った。ちょっと波が荒れてて濁ってたけど、でもここのところ海に行くこともできないくらいタイトなスケジュールだったので海のそばに行けただけでもうれしい。

こうしてオンとオフとの使い分けというか、遊ぶときはとことん遊ぶ!みたいな感じじゃないと、とてもじゃないと1年以上という長丁場、ずっとこの学校にいるということはたぶん難しいんだろうなと思う。今回の卒業式では私を含めて5人が卒業するんだけど、レベル3以降の人は「この学期をもって卒業したい!」っていえばできる申告制?なので、本当に全部のレベルを取ったレベル5の人はたったひとりだけ。それくらいやっぱりずっとこの学校で1年学び続けるということは、精神的にも、時間的にも、金銭的にも、アメリカ人にとってもとても大変なんだろうなあと改めて思った。
私も残りあと少し、がんばらないとな〜。

October 31, 2005

半月分まとめてつれづれと‥

いつまでアイアンマンやってんねんと自らツッコミたくなるくらい更新してなくてごめんなさい。書きたい事はたくさんあるのだけれど、どうも日々の生活に追われていていかん。
なんだかんだでももう11月になろうとしている。こちらに来てもう1ヶ月を過ぎた。アイアンマンがあったり、授業もちょっと特別なワークショップが続いたので、ペースをなかなかつかめないままここまで来てしまったという感じ。

10月半ばに新しい家に引っ越して、そこでは日本人の人が何人か住んでいたりするので、みんなでポットラックパーティしたりもした。ポットラックというのは1品持ちよりという意味で、それぞれが必ず食事またはドリンクを1品もってこなくちゃいけないんだけどそのかわりに会費はいらないというとてもカジュアルなパーティ。みんなどんな料理をつくるのかな?っていう興味もあるし、開催する方もとてもラクなので、すごくいいシステムだなーと思う。
その時私は、タイのグリーンカレーを作ったんだけど、簡単な割にはなかなか好評だった。他にはアボカドトーフサラダとか(アボカドは近くで取り放題なので毎日食べられます)、クリームパスタ、生地からつくったピザ、ワカモーレ(トマトとアボカドのディップ)とチップス、ポテトパイ、デザートにバナナモチケーキなど、とてもたくさん、そして美味しいものが食べられてよかった〜。なんせ一人だと1品作ってテキトーに済ませてしまったりするのでこういうのがあると豪華でよい。しかもやっぱり日本人の料理はクチに合うし。

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夕陽が沈んだあとの空がものすごくキレイな日だった

みんなでモリモリ食べたあと、一人フラをやっている女の子が、CDにあわせてソロでフラを踊ってくれた。ケアリイレイチェルとなんとサザンの「真夏の果実」のフラ。日本語でフラを踊るなんて初めて見たんだけど、フラは基本的に歌とリンクした振り付けなので、歌詞が日本語だけになんかやっぱり言葉がダイレクトにココロに響いてくるし、彼女のフラがとても優しい感じだったのもあるけれど、ちょっと感動してうるっと来てしまった。

海にも少し近くなったので、ときどき泳ぎにも行く。今回もまたあまりハワイ島のイルカとは縁がないらしく、たまたま違うビーチに泳ぎに行ったら、いつも行く近くのツーステップにイルカがいた、みたいな感じでまだニアミスが続いている。カメにはよく会うけど。本当は毎日でも泳ぎに行きたいところなんだけど、なんだかんだで先週末も宿題やってるうちに時間がなくなってしまった。でも土曜の夜だけは、時々行くカフェでライブをやっていると聞いたので、友達を連れて行ってみることにした。アコースティックギター1本の弾き語り?ライブだったのだけど、テキサス出身の彼は歌がかなり上手だった。ギターもうまい。選曲もなかなかいい感じで、あまり期待せずに行ったけどかなり満足して帰って来た。
やっぱり生音はいいね〜なーんて言いながら。
(つれづれと続く)

学校の宿題は、スタディガイドという復習みたいな感じで書かせるものだとか、ドローイングといって、筋肉をトレーシングペーパーなどをつかって層にして、頭や顔の筋肉を全部網羅したり、カラーリングブックといって筋肉や神経の塗り絵をしたり、(なんかこうやって書くと楽しそうだな〜そうでもないんだけど(笑))、まあそんな感じでこまごまと各科目でそれぞれ出される。慣れればそれほど大変でもないんだけど、久しぶりの宿題提出とクイズという名の試験もあったりして、やることはなんだかんだでたくさんあるのだ。
日曜は宿題と復習をしてるうちに一日が終わってしまい、試験勉強がほとんどできないまま今日のクイズに挑んだら、まあこれが間違うこと間違うこと。。。がっくし。次、がんばろうっと。

今日はハロウィーン。みんな子供たちはすごい仮装をして「Trek or Treat?」と言って、いろんな家をまわってお菓子などをもらう楽しい日。今日は先生もハロウィーンチックなサングラスをかけたり、キネシオロジーの時間も、みんなで顔の筋肉をお互いの顔にマーカーで書きあったりしてちょっと楽しい一日だった。

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たまには楽しいこともないとね!

October 24, 2005

IRONMAN とMassageボランティア 〜応援編〜

Tシャツの色が何色だったか、引っ張るだけ引っ張って約1週間ブログの更新もご無沙汰しておりました。その間、家の引越があったり、授業が本格的に始まりちょっといつもよりタイトなスケジュールだったこともあり、ながーい1週間でした。しかも風邪までひいてもーたし。でも授業は顔とクレニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)の理論と実習で、すごーい不思議で楽しかった。そのことはまた別の機会に書きます。

さて、前回よりのつづきです(笑)
朝11時前、マッサージを行うブースに行く。既に80台近くのテーブルが並べられていて圧巻。このテーブルたち、アイアンマンが終わったら一回使用ってことで安くで売りに出される。Earthliteというマッサージテーブル界のベンツ?(笑)みたいな、すごく作りがよくてナチュラルなもの。去年私はそれを買うために、朝8時過ぎに会場に行って、どのテーブルがいいか選んだのだった。値段はたぶん市価の6割くらい??しかも飛行機の手荷物で持ち帰ったから送料無料だからかなりお得。毎年やってるので興味のある人は来年のチャンスを待って交渉してみてください。トーマスっていうおじさま(実はアースライト社の社長)が電卓持って待ってます。

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テーブルセッティング中

受付を済ましてボランティアTシャツをゲット。今年は。。。水色でした!去年よりmuch betterかな?
その後、早々にバイクからランに移った人たちを応援しに道路沿いに移動する。2週間お世話になったマキコさん一家とともに、日本人を見つけては「がんばれ〜!!」と声をかけたり、ガンガン鐘みたいなものをならしたり、ホイッスルを鳴らしたり、甲子園で使うジェット風船みたいな長さの応援用風船?2個でバンバンたたいて音を出したり(そういう小道具はスポンサーが道でばらまいている)、とにかくアツく応援するのだ。

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選手の番号を次々と読み上げて応援するキッズたち。
お腹に書いてるのはおとーさんのゼッケンナンバー?

(つづきもどうぞ)

今年は、例年になく風があまり吹いていなく、みんなバイクのタイムがとても速い。ハワイ島のアイアンマンチャンピオンシップは、コナウィンドと呼ばれる風が最大の敵といわれていて、バイク180kmを制する者が全体を制すことが多いらしい。バイクは日本人が一番弱い部門でもあるので(筋肉量がモノをいう部分があるので、小柄な日本人はその分不利なんだそうだ)ハワイ島大会では日本人の成績があまり伸びない。
私も、一応ロードレーサーを持っているので何度かその道のごく一部分だけを走ったことがあるのだけれど、まったく何も遮るもののない太陽の下を、だらだらと続く坂のような坂でないような道というのは結構しんどいし、北に行けば行くほど海からの横風が強くなってきて、下りですらペダルをガンガン回さないと走ってくれないし、強風でハンドルウをとられたりバイクが飛ばされそうになったりもした。

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バイクが帰ってきました

しかしまあ、ラクだと言っても朝から3km泳いで、バイクで180km(東京からだと静岡まで行ける)走って、その後フルマラソンって。。。やっぱアイアンマン(鉄人)ですね、彼らは。なんかその日は1800人もそんな人がいるから、ちょっと頑張れば誰でもできそうな気がしてくるんだけど、やっぱしそれは錯覚というやつだ。
でも70歳で参加してる人とか、片足義足の人とか、いろんな方がおられます。その人たちのゴールシーンは、もう本当に割れんばかりの声援と拍手でものすごい感動をもらえる。どんな人がゴールしてもゴールシーンって本当に感動モノなんだけど。ゴール前からは家族と一緒に走ったり、子供を肩車してゴールする人なんかもいてなんか微笑ましい。

October 20, 2005

IRONMANとMassageボランティア 〜スイムスタート編

アイアンマンが終わって4日、もうすっかり日常に戻っています。ものすごいビッグイベントなんだけど、終わるとなんだかあっという間に思い出に変わる気がする。あまりにもいつものコナの風景と違うからかなあ?
そしてやっぱり土曜日まる一日、こちらも力を出し切って応援&ボランティアをするので、その後の学校生活が始まってしまうと、疲れもあってなかなか文章にまとめるのがめんどくさくなって難しい。たぶんそんな理由もあって去年は全然レポートしてないにちがいない。今年もこれ以上延ばしたら書くのめんどくさくなりそうなので、がんばって書きます。。。明日も8時半から夜の9時までクリニックと授業があるんだよ〜(泣)

アイアンマン当日、朝6時45分、プロアスリート(100人くらい?)のスタート、15分後、Ageグループ(一般選手:ほとんどがこのカテゴリー)がスタートする。私は前日から近くに住んでいる友達の家に泊まり込み、6時半頃にスタート地点であるキングカメハメハホテルの近くの水泳会場へ行く。早い人だと5時くらいからいい場所を取るためにスタンバイしてるみたい。朝はいつもそうだけど、その日は特にすばらしい青空と夜明けが見られた。雲がひとつもなくて、振り向くとフアラライの山がくっきりと見える。

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スイムスタートを見る観客たち

実況をしているアナウンサーがノリのいいトークで盛り上げる。ピストルとホラ貝みたいな笛での合図で1800人近くの人たちが次々と泳ぎ始めた。岸壁から見ていると結構遠くのほうがスタート地点なので、豆粒みたいになった選手たちが団体で水しぶきを上げて泳ぎだすのは圧巻。
スタートといっても、それだけ多くの人がいるとはっきりいって最後の人がスタートラインから泳ぎ始めるのって10分後ぐらい。それでも海の中では、足の引っ張り合いとか蹴り合いとか手で払ったりとか、選手同士の熾烈な位置争いみたいなのがあるらしい。

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豆粒みたいだけどみーんな選手なんです。まだスタート前でこれで全員じゃない

(つづきまーす)

早い人では45分くらいで2.8kmを泳ぎきって海から上がって来る。水泳の制限時間は確か2時間くらい。海から上がって来るとトランジッションエリア(スイムからバイクへの乗り継ぎ)へゾロゾロとやってきて、あらかじめスタンバイしてあった自転車を持って自転車スタート地点まで走り、そこから各自バイクへ乗り込んでスタートする。

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バイクスタート地点

ちょうどそのバイクスタート地点が運良くいい場所で見られたので、応援しながらそこで1時間近く選手を応援しつつ様子を見ていた。バイクにここで乗れと指示するボランティアとか、選手しか入れないエリアをガードするセキュリティボランティアとか、バイクの空気入れボランティアとか、まあありとあらゆるボランティアがいる。わたしたちマッサージチームも当然その一員で、各ボランティアチーム毎にもらえるTシャツの色が違う。
実は去年のマッサージチームのTシャツの色が、薄い黄色で大変評判が悪く、「いったい今年は何色なのか?」とコーディネーターのリンとピーターに問いただすも、わからないの一点張り。午前中はまだマッサージチームはやる事がないので(選手ゴール後にマッサージするので)受付は11時過ぎ。
近くにいるボランティアのTシャツの色は赤、濃いグリーン、白、水色、青、などで黄色がいない。ま、まさかまた同じ色なのでは??と不安な気持ちになる。

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アイアンマンゴール地点。8時間後、ここで数々の物語が生まれる

(ああ、このままのペースで書き続けるとアイアンマン終了まで何回シリーズになるのだろう。。。どうも文章が長くていかん‥ってことで次回へつづく)

October 13, 2005

アイアンマンウィーク

今週の土曜日にアイアンマンレースが行われる。アイアンマンとは、トライアスロンの中でも一番ハードで、非常にクレージーなレース。水泳4km、バイク180km、ラン42kmをつづけてやるのだ。人間の限界をきっと超えてるにちがいないと思われる。。。そのアイアンマンの世界大会なので、このレースに勝った人が世界一のチャンピオンになる。ハワイ島のレースに出るためには、世界各国で行われる予選大会でいい成績を収めないといけないらしく、トライアスロンをしている人にとっては、聖地のようなところ、それがハワイ島なのだ。

今週はそのアイアンマンウィークなので、学校もスポーツマッサージの授業とともに、コナの街へ降りてアイアンマンを主な対象として、スチューデントマッサージをスタート地点近くの会場で行うことになっている。4日間で10人にマッサージするのがノルマ。

スポーツマッサージというと、何か特別な技術があるのかと思うんだけど、そうではなくて、もともと私たちはカラダの部所ごとに各筋肉や腱、骨や靭帯など、特定部位に対するマッサージを習っているので、それを活かした上で、大会前などには筋肉を刺激するタイプのマッサージを、大会後などにはリラックスさせるタイプのマッサージを行うなど、そのタイミング、選手の状態によって変えていくものらしい。
アイアンマンは極限までカラダを鍛えているので、みなさん本当に筋肉の見本みたいな感じでとても面白い。背中の筋肉とかあり得ないところがすごい盛り上がって発達してたりして。
(つづきもあります)
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練習中?の選手たち


会場は芝生の上にテント張っただけの簡易会場なんだけど、目の前は海だし、そこからスイムの練習をしている選手たちや波音を聞くこともできるので、暑い時間帯でなければ結構快適。でも1日4人はやっぱり疲れたなあ〜。

コナの街もアイアンマン一色で、観光客もわんさかいるし、もちろん選手もたくさんいてみんな高そうなバイク(自転車)であちこち走り回ったりしてる。日本人もすごーくたくさん来ているらしく、いつもは高級ホテルに滞在してるかツアーで火山などに行ってしまうため、コナの街ではほとんど日本人観光客は見かけないんだけど、この時期だけは別。それにいろんな企業がブースを出したり臨時ショップなんかも出来たりして、お祭りムードが否が応でも盛り上がって来てワクワクする。
炎天下マッサージするのは結構キツいんだけど、この夏海の家でもやってたし、まあ慣れたもんといえば慣れたものだ。

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ゲータレードは大スポンサーなのです

アイアンマン当日は、スタートが朝7時で、マッサージの開始は午後から。でも、スタートゴール地点は朝7時過ぎには車が通行止めになってしまうので、結局それまでに車をどこかに停めないといけなくて、かなり早くからスタンバイする必要がある。マッサージのボランティアは、どのくらいその場所にいるかというのは各個人にまかされている。一番混むのは夕方6時から9時頃でその時間は100台くらいはあるマッサージテーブルが満杯で待ってる人もいるほどの混雑になる。100人が一度にマッサージしてる姿っていうのも壮観。なんせ、アイアンマン当日のマッサージボランティアは「世界で一番大きいマッサージチーム」だそう。うちの学校がコーディネートしてるんだけど、在校生、卒業生だけでなく、エントリーすればやりたいという人は誰でもできるのです。このマッサージのためにわざわざ日本から来る人もいるくらい。

朝からスタート見て、深夜12時過ぎまで続くレースで、選手だけでなく関係者、ボランティアも大変なんだけど、当日はもう興奮してわけがわからんままに一日が終わってるという感じ。選手だけで1800人、ボランティアはいろんな係を入れると5000人くらいいるんじゃないかと思われる。それくらい大規模で島全体でこのイベントを支えているのが、このレースの面白くていいところなんだろうなと思う。
当日まであと3日。うーん楽しみ!

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ここでマッサージをしています

October 07, 2005

テーマ本

ヒマってわけでもないんだろうけど、宿題をやる気にもならない一日。今週末は木曜午後から日曜までフリーなのでかなり長い気がする。試験勉強のこととかを考えるとやや焦りもあるけど、まあまだ来て1週間なんだしと思って、のんびりに徹することにした。
ここは夜が早いし真っ暗だし出て行くのも面倒だし、今は一人暮らしでものすごく静かだから(テレビはない家庭なのです)本を読んだり、なにか考え事をしたり、ブログを書いたり笑 するのにはもってこいの環境。

今回、何冊か新しく本を持ってきた。もともとそれほど読書家というほどでもないのだけれど、活字は好きでいつも何か読んでいる。ネットにしても、新聞雑誌にしても、日本語の文章に触れていないとやっぱりなんだか落ち着かないのだ。

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童話に出てくるみたいなツリーハウス

ここ数年、やたらと読んでいるのがよしもとばななの著作。「ばななん」というハンドルネームと彼女とは何の関係もないんだけど、今やネットの日記も欠かさず読んでいるほどの中毒者。以前からもちろんその名前は知っていたのだが、大ベストセラー作家だったにもかかわらずほとんど読んだことがなかった。それが2年ほど前から何かの拍子に彼女を知って、一冊読んでみたら、当時の私の心の琴線がガンガンと響きまくり、それから私の生活になくてはならない人となったのだった。

彼女のサイトにある日記を読んでいたら、またいろんなところでリンクしてて、そのうちどっかですれ違うんじゃないかっていう位。ハワイ島に興味を持ち始めた頃、彼女がハワイ島に行ってレポートしていたし、私の世田谷時代の家は彼女の家とかなり近所だったみたいで、彼女の日記に出てくる三茶にあるステキなカフェに何度か通ったりもした。
彼女の著作は、「キッチン」「TSUGUMI」のような古いものよりも、結婚して名前が全部ひらがなになってからの最近の作品のほうが私は好き。

その中でも一番好きだったのが「デッドエンドの思い出」という本で、前回の留学時、この本を大事に抱えてハワイに持っていき、何度も何度も読んだ。短編集なのだけど、その中でも本のタイトルになっている作品が一番私にはぐっと来る感じだった。この本を初めて読んだ頃は今思えば相当しんどい時期だったので、この作品にどれだけか救われた思いがした。悲しみで感受性が研ぎすまされていて、言葉のひとつひとつが心に突き刺さって。

そして去年の夏、ちょうど留学する直前に彼女の新刊が出た。それが、「海のふた」だった。

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よしもと ばなな

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初めて読んだとき、なんだか全然ピンとこなくて、正直「駄作じゃないの〜これは」と思った。さらっと読んでしまって感動もなくて、単に彼女の昔を懐かしむノスタルジーみたいなものだけじゃないのかな、なんて思ったりもした。なので、その本は実家に置いたままになっていた。
そして先月実家に帰ったとき、ふとまたこの本を手に取って読んでみた。すると、何故か今回は自分の心にものすごく響いてきたのだ。

この本は、彼女の第2の故郷ともいえる西伊豆の土肥という海のそばの町を舞台にした本で、美大を卒業したばかりで故郷に帰って小さなちいさなかき氷屋を始めた、がさつなまりちゃんと、傷ついた心を癒すためひと夏一緒に過ごすことになった、繊細なはじめちゃん(女)の、ひと夏のお話。
さびれていく町とそれを悲しみながらもその事実を認めて、でもできることから始めようとして、小さな、でも自分が理想とする好きなものしか置かないかき氷屋をはじめたまりちゃん。

夢をかなえることはとても地味な作業の連続っていうこととか、お金に関すること、夏の海が始まるときのわくわくした感じとか、最後に泳いで「海のふた」を閉めて夏を終えたこと。自分の故郷を愛するということ。もう線をガンガン引いて「ここ重要!」っていいたくなるようなフレーズの数々。
それは私がこの夏を海の近くで過ごしたから実感できたのかもしれない。今までの人生の中で一番海のそばにいた今年の夏。だからこの本は今の私にあるべきテーマ本なんだな、と思って、今回はこの本をもってきた。
好きなところを一文だけ引用しようと思ったらありすぎて困った。でも今は秋だから、この部分を引用しようと思う。

時々考える。
秋が深まっていく海は淋しくて、またはじめちゃんがやってくるのを私は待っている。
その淋しさは全然悪い淋しさじゃない。心の底の静かな水を、すうっと清めてくれるようなものだ。そして、その季節があるからこそ、夏の荒々しい力にかき回された全てがまた静かになることができる。あたたかいものやくるんでくれるようなもののよさがぐっとひきたって、自分もまた秋の一部にきれいに混じっていける。

私もハワイ島での勉強が終わったら、また秋谷に戻ってサロンをスタートさせる。自分の理想とするやり方を貫くことがどこまでできるのか、正直不安もあるけれど、この本を読むと、きっと私は間違ってないと強く思った。彼女の書く世界はあまりに美しすぎるとかきれいごと過ぎるとか言う人もいるかもしれないけれど、こんなおとぎ話のような世界、実はきっといろんなところでひっそりとほんとうに存在しているに違いない。

それに、今の私も、よく考えたらあり得ない話の連続だ。どうしても海のそばがよくて、ずっとハワイにいる頃から葉山か秋谷周辺に住みたいと考えていたら急に日本に帰ることになって。最初はもっとお気楽にソンをしないことばかり考えていたらなかなかうまくいかなくて。
でも、「やっぱりどうしてもここだ、こんなにも好きなんだからきっとこの気持ちは変わらない」と思って、リスクを承知で秋谷に住もうと決めたら、それまでなかなか進展しなかった家や仕事のことが、なんだかビックリするくらいするすると決まって、つても何もなかったのになんだかあっという間に近所に友達も出来て、ほんとうに出来過ぎた小説のよう。こんなことってあるんだな、と自分でも驚くほど。

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デッドエンドと夕陽

そしてまた秋が来てハワイ島にも来られた。心配していたビザの問題もイミグレも全くなんの問題もなくスルーして、授業が始まって、住むところもギリギリになって絶妙なタイミングで最高の条件で住まわせてもらえて。だからこれはきっとハワイ島に歓迎してもらえてるってことなのかな、なんて思う。でもこの島は、ときどきとんでもないところでどんでん返しをくらわすことだってある。それも何かの学びってことなんだろうけど。

これから先も、きっと何度もこの本を読み返すことになるだろう。そして繰り返し読んで、この本から、そして日本やハワイの海からたくさんの力をもらうんだろう。
ばななさんはハワイもかなり好きで、息子さんの名前も「マナ」くんっていうくらい。(ハワイ語でマナとは魂を表す大切な言葉)確か子供もハワイ島でできたと言っていたような‥(笑)ハワイを書くにはテーマが大きすぎて、今は書けないと彼女はどこかで書いていたけれど、フラも習っているみたいだし、いつかハワイを題材にした彼女の著作も読んでみたいな〜なんて思う。

October 05, 2005

スケジュールびっちり

3日間のポラリティワークショップが終わった。なかなか有意義な授業だった。ポラリティはチャクラとか陰陽とか、アーユルベーダ(インド医学)の考えが根底にあって、今回はそれを基に体系づけられた考え方とボディワークのベーシックな部分を習ったのだけれど、一番自分で自覚したのは「私は呼吸がとても浅くなっている」ということ。ワークではクライアントの呼吸と同調しながら行うものが多くて、自然と深呼吸を相手に促すことになるんだけど、自分がボディになっているとき、ときどき息をしていない!?ときがあって、すごくがんばって深呼吸しなくちゃいけなかったりして。

また、左手と右手で脈を測ったら、その強さが違っていたのだけれど、その違いが大きいと、交感神経/副交感神経のバランスが崩れていることを意味するらしい。私は左が弱くて右が強かったのだけれど、それは、交感神経が強くなりすぎていて、パワーが入り過ぎていて、落ち着かない状態、つまりもっと呼吸をしてそれらを出さなければならない状態らしいのだ。まだちょっと睡眠も不規則だし、まさに今の私じゃないか〜と、「なるほどなるほど」と納得。1日意識して呼吸して実習でワークも受けたら、だいぶ落ち着いてきたのか、最終日の今日、脈をみたら、だいぶバランスが取れてきたみたい。いや〜しかし人間のカラダって本当におもしろい。

この授業、ちょうど去年の今頃日本語クラスでもやっていたんだけど、そのときはあまり興味がなくて、クラスを取らなかった。スポーツマッサージの授業も熱が出て参加できず(過去ログ:2004.10アイアンマン風邪 参照)だったんだけど、まるで今年受けるのを知っていたかのようなタイミングのよさで、今回それらを全部受けることになったのだった。去年よりもたぶん今年受けたほうが、有意義で自分にとってプラスだったと思うので、きっとなんでもそういう風にうまいこといくようになってるんだな〜なんて思う。

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アロハサインと群がる魚たち

今は9時から5時の授業で、宿題もなくて、なんとなく楽勝気分が漂っているんだけど、今後の授業スケジュールを確認してみたら、アイアンマンが終わったあとは怒濤のスケジュールが私たちを待っていることに気づいた。来週はスポーツマッサージとその実習で、炎天下、1週間で10人の人にマッサージする事が義務づけられている。レースの日は朝7時スタートで夜中12時まで競技は続き、マッサージのボランティアはだいたい午後2時過ぎから深夜までずーっと続く。まあお祭りだから楽しいんだけど、結構ハードなんだよな〜これも。

そして、その後のハードさっていえば、日本の労働者並み、毎日ではないにせよ朝9時から夜9時までとか普通にあるし!残業食つけてくれとか言いたくなるよ(笑)。そんなに授業がつまってたらいつ宿題するねん!などと言いたくもなるスケジュール。例えばある1日、
9:00-12:00 キネシオロジーの授業
13:00-17:00 顎関節の理論と実習 
18:00-21:00 クリニック(2人のクライアントにマッサージをする)  

こういう感じで毎日がっつり進んでいくのだった。たーすーけーて〜
11月に入ると早々にMidTermExam(中間テスト)もあるし、併行してハワイのマッサージライセンスの試験対策もしなくちゃいけないのだった。うへ〜‥が、がんばります。

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まだ実はカメには会ってません。はやくあいたいな〜

October 03, 2005

授業初日

月曜日、秋学期が始まった。最初は本科ではなくて、いろんな講師の人が来られたりして様々なタイプのボディーワークを習う。今学期は、ポラリティ、スポーツマッサージ、メリディアンバランシング(経絡)があるんだけど、まあだいたいいつもそうだけど、習ってみるまでは、「はあ?」みたいな感じでいまいち何をやるのかすらよくわからない。日本ではなかなかまだなじみのない考えだったり、知らないことがたくさんあるし。
でも、今回本科の授業では「首と頭」を習うので、それとこのボディーワークには関連性がやっぱり少しあるみたいで、いつも授業を受けてみてはじめて、「なるほどなぁ〜」と思うことが多いのだ。
(つづきもあるよ)
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水面の裏側

ポラリティとは体内電極っていうのかなぁ?あまりまだよくわかってないけど、カラダには+と−、陰陽があって、そのバランスを整えていくという、まあエナジーワークの一種だと思えばいいのかな。まあそんなやつなんだけれども、朝9時開始のこの授業、起きたら昼の12時過ぎてました、はっはっは。
いやぁ夜中全然寝られなくてヤバいなあとは思ってたんだけど、これだけはっきり寝坊すると我ながらアッパレだわ〜。初日なのに。きっとたちの悪い時差ボケってやつなんだろうと思うけど‥。目覚まし1個じゃ足らないみたいだからこれからは日本の携帯とかラジカセのタイマーとか駆使して起きられるよう工夫しなければ。
クラスは5ヶ月も離れてるとメンバーはかなり入れ替わっているんだけど、数人懐かしい顔もいて、久しぶり〜!の挨拶を交わしつつ、昼からこっそり授業に参加する。

昨日からコナサイド、天気が悪くて朝からずっと曇り空か雨。せっかくのサンセットも今日はたぶん見られないだろう。雨はずーっと降るんじゃなくて、いきなりものすごい勢いでどしゃどしゃ降って来て数十分で止むことが多い。それが何度か繰り返される感じかな? 本当はコナは晴天率70%とかで雨が少ない地域なんだけど、学校があるキャプテンクックのあたりは、標高が少し高いこともあるし、去年からどうやら異常気象が続いていて、結構雨が多いらしい。私は去年からしかいないからそれしか知らないんだけど、今も涼しいから長袖を羽織っているし、ハワイといっても毎日南国ハワイアンって感じでもないんだよな〜実感としては。でもあくまでも靴はビーサンで!どんなに寒くとも!(笑)

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ビロードのようなオレンジ色の海

October 01, 2005

リハビリな日々

ハワイ島入りした日は、家のオーナーのティム&マキコさん夫妻+マナミちゃん(1歳半)、そしてこの家をご紹介してくださったKAOさんと「はじめまして」のご挨拶と家の引き継ぎなどでバタバタと慌ただしく夕方まで過ごす。飛行機の中であまり寝てなかったので、時差ボケというよりはとても眠い。10時過ぎにはバタンキュー状態で寝てしまう。
朝起きたらもう9時過ぎ。早起きして海にでも行こうと思ってたのに全然ダメじゃ〜ん。ここハワイ島は朝方に天気がいいということもあるのかみんなすごく早起きだ。仕事も8時〜4時ってパターンが多いし。ぐっすり寝たら時差ボケみたいなのは全然もうないみたい。

今まで各方面に預けていた自分の荷物を引き取りにいく。午後からはコナの町に引っ越した、マッサージスクールレベル1同期生のアサミちゃんちへ。彼女は私と一緒に勉強していた去年の秋、学校の卒業式に呼ばれてきていた彼と電撃的に出会い、あっちゅー間に結婚することになった人。当時は本当に私も彼女もいろいろ大変で、よくうちに来てご飯食べたりしながらうだうだと語り合ったものだ。
最初はちょっとおじゃまするだけのつもりだったのが、5ヶ月ぶりに会ったということもあり、お互いの積もり積もった話をしているうちに真夜中過ぎても話が終わらず結局お泊まりさせてもらうことに。
(つづきもどーぞ)

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どこを撮っても絵になる感じ?

そうして話しているうちに、なんとなく5ヶ月前までハワイ島にいた自分と、その後日本にいた自分と、今の私がなんとなくやっと同期してきたというか、しっくりしてきた気がした。
こちらに帰って来たら、車は前のままだし、携帯もすぐに復活、道は覚えているし、左ハンドルの車でウィンカーとワイパーを間違える事もなく運転していて、なんか5ヶ月日本にいたなんて幻だったんじゃないかという位にいきなりなじんでる自分がいた。
それがなんとなくすごく奇妙な感じもしていたんだけれど、彼女に日本にいたときの出来事などを報告しているうちに、だんだんと全部がつながってきたというか、やっぱり春に日本に戻って夏を日本で過ごし、そして秋にここに帰ってきたんだ、っていうこととその意味がおぼろげにわかってきたような気がした。たぶんきっとそのすべてに何か意味があるんだろうっていうことを。

この週末が終わればすぐに学校が始まる。教科書をもらいに行ったら、既に宿題リストが出ていて、相変わらずすごい量。今学期は解剖学は「神経系」と「筋系」、キネシオロジーは「首と頭」の筋肉を勉強する。とりあえず今週末は地道にカラーリングブックでもやるか!でも海にも行きます!
(カラーリングブック=カラダの組織や筋肉をヌリヌリと塗り絵するワークブック、かなり勉強になります)

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やっぱり海が青い!久しぶりに見ると感動するなぁ

ハワイ到着

関空21:00発NW16便。阪神がリーグ優勝したその日、ハワイへ向けて旅立った。
この飛行機はもともと貯まったマイルの復路だったこともあり、ずいぶん前から予約済み。ホノルルからハワイ島への便も2日前にネットで予約、購入済みで、旅行代理店など通さずとも簡単に飛行機の予約/発券ができるようになった恩恵を存分に受けている感じ。便利な世の中になったもんだ‥。
ホノルルからコナへの乗り継ぎも割とうまく取れて、なかなか幸先がよい。

直前になって、オアフ島で先日行われていた自転車イベント「ホノルルセンチュリーライド」(私は去年参加)に参加していたシンジくんが「ばななん」と書いた紙を持ってホノルル空港で出迎えてくれることに(笑)。彼は最近mixiで再会?した人で、なんでも私の屋久島の旅行記を読んで感動し、それが屋久島を含む東シナ海をぐるりとめぐる自転車旅をする彼の旅人生?のきっかけになったそう。そして最近ホノルルセンチュリーライド関連の話題で私の名前を発見し、「うぉ〜懐かしい!」ってことでメッセージをくださったのだった。
本当はホノルルで1泊するか、もしくはもう少しゆっくり滞在して食事でも一緒にしたかったんだけど、29日昼過ぎにどうしても家の引き継ぎなどでコナ入りしなくちゃいけなかったので、結局ほとんど時間がなく、しかも空港内ってチェックインしないとカフェすらなくて、そこらへんのベンチに腰掛けて少しだけ旅話などしてお別れ。そのためにわざわざワイキキから空港まで面白くない道を走ってきてくれてどうもありがとう!次回はまた東京で!>シンジくん

13:30コナ空港に到着。今度から同じクラスで勉強するちづちゃんが出迎えてくれる。
5ヶ月ぶりのハワイ島。なんだかものすごく久しぶりなんだけど、でもものすごくよく覚えているという不思議な感覚。「なんで私は今ここにいるのだろう?」なんて不思議な気持ちになってしまう。
でも預けていた愛しのボロ車、MAZDA323を受け取り車を走らせていると、なんだか5ヶ月離れていたことがウソみたいにしっくりなじんでいる気もしてきた。5ヶ月なんて、ハワイ島の時間にとってはきっとまばたきするくらいの時間でしかない。本当にまーったくなんにも変わっていないこの島。変わったのはガソリンの値段くらい?(1ガロン3.3ドル!一時期は4ドルしたらしい。ありえへん!!)
時折降るスコールのような雨、道ばたに落ちているリリコイ、分厚い雲の下から顔を出して海へと沈んだ素晴らしいサンセット。なにも変わらない。
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家のリビングから見えたwelcome sunset

また、ここでの生活が始まる。私にとってこの島は、やっぱり「修行」って感じがする。新しく出会う人たちも以前からの友達もたくさんいるけれど、私のここでの基本は、いつもひとりでカリカリ勉強してて、ときどき海に行くっていう日々なのかも。
ここにいると日本での日々がまるで幻だったかのように遠い。一色で過ごした喧噪の夏、去り行く夏を惜しむように楽しんだ秋谷での日々が、まるで映画のワンシーンのようにときどきフラッシュバックする。

日本という国は、四季がものすごくはっきりとあるということが、その最大の特徴なのかもしれないなと、ハワイに住んでみて思うようになった。都会ではそれほど季節感というものを感じなくなってはきているけれど、それでもやっぱり、春が来て、夏、秋、冬とドラマチックに風景が変わっていいく。人々の装いや気持ちもそれに影響を受けていて。夏に海に行って、秋にはお月見をして、紅葉を愛でて、雪を楽しむ。
そういうのって、常夏の国ハワイにいるとすごいことなんだなと思った。ハワイにももちろん季節はあるけれど、日本のそれほどドラマチックな変化はない。ずーっと夏なのはそれはそれでいいんだけれど、季節があるっていうのもやっぱり素晴らしいし、日本の自然って捨てたもんじゃないと、いろいろな国を旅して、大好きなハワイに住んでみて、やっぱりそういう風に思うようになった。

ところで、ハワイ島サウスコナ、ホナウナウ近くに今私は滞在していますが、このあたり、標高は400mくらいあるので、夜はすごく冷えます。たぶん20度くらい?わかってたけどやっぱり涼しい。そして朝はピーカン、昼から雲が出て来るのも特徴かな。そして去年に引き続き今年の夏も雨が多かったようで、学校にあるライチの木に実がなっていました。(去年まで一度も実がなったことなかったらしい)
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やっぱりコナはサンセットがいいなぁ〜

April 27, 2005

最後のツーステップ

まだ部屋の片付けが終わってないのだけれど、とりあえず明日には今住んでる部屋を引き払ってコナのホテルへ移ることにした。なので、ブログのエントリーもハワイではこれが最後かな?
今朝のツーステップは最後にふさわしい?透明度とカメ天国だった。朝早めだったのもあり人も少なくて、カメのクリーニングステーションにはなんと同時に6匹もいた。イエロータン(Yellow tang キイロハギ)も群れてたし、30m以上ある深さの海の底まで見えていて本当にワンダフル〜って感じだった。
(つづきは写真の下よりどうぞ)
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カメカメカメ

明日も学校に行ったり部屋を掃除したり荷物をまとめたり車のセーフティチェックとレジストレーションと住所変更をしに行ったり、夕方からはしばしのお別れ会もやるし、かなり忙しい。
今日は日本へ送る荷物のパッキング。なんだかんだで4箱。こんなに荷物を置いて帰るのに?って位。ほとんどが教科書類なんだけど。それらがめちゃくちゃ重いんだよなぁ〜。冷蔵庫や食料の整理をして友達に分配しに行ったり、本当にかなり慌ただしくなってきた。
でもなんか不思議と寂しさとかは感じない。忙しいからっていうのもあるかもしれないけど、やっぱり日本に一度帰ったほうがいい気がしてきたし、絶対に戻ってこれると信じているので!ビザ問題は本当にどうなるかわからないけどなるようになる!きっとなんとかなる!!
てことで次はたぶん日本からです。
一応今後もハワイ入りする予定なのでこのブログはこのタイトルのまま続けていきたいと思います〜

April 26, 2005

部屋の引き渡し

去年の8月からお世話になっていたお部屋も木曜日に引き渡しとなる。また絶対戻って来られるという前提のもとに、荷物は結構こちらに残しておくつもりなのだけれど、部屋自体はきちんとキレイにしなければいけないので、日本に送る荷物、スーツケースに入れるもの、こちらに残すものを分別して詰め始めた。まぁハワイ島に来るときに住んでいた東京のアパートを引き払ったときに比べたら全然ラク。あのときは本当に筋肉痛も出たし(2階に住んでて何十回と階段往復した)真夏で死にそうに暑くてほんとうに死ぬかとおもったし。でもそうはいってもやはたった10ヶ月でもモノはどんどん増えていて、こんなにモノあったっけ?ってしみじみ思う。
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この日はグリーンフラッシュらしきものが見えた

そして4月30日土曜日にこちらを出発することになった。帰ったら日本はゴールデンウィークってやつなのね〜。大阪の実家に戻るのだけれど、荷物はほとんど千葉にあるトランクルームに預けてあるので帰っても服がない、特に長袖とか。家の事情もあるのでゴールデンウィーク中はあまり出歩けないのだけれど、やっぱり日本語の本にとても飢えている気がするので、図書館に入り浸っていろいろと読みあさろうと思う。

明日は朝からいつも行っているツーステップ(海のポイント名)に行って最後に海へご挨拶。そしてお友達に食料品を分配しに行ったりする予定。
とりあえず今回の滞在では最後になると思うので天気がよくって透明度もばっちりやったりしてイルカもいたりとかするといいなぁ。そしていい写真が撮撮りたいな。

April 22, 2005

急展開

事態は急展開した。
そう、懸案のビザ問題が決着したのだった。結果はすぐにでも帰国という形に‥‥。
いやぁまさかそうなるとは!でもなんとなく今後のことを考えたらそれが今できる最善のことなのかもと思って素直に今回は帰ることにしたのだった。学校側から再度移民局に問い合わせをしたところ、やはり決定を覆すのは難しいような回答を得、また弁護士さんにも相談してもらったようなのだけれど、今回不服申し立てをするとしても、もしそれでまた「NO」の返事が来た場合、私の不法滞在とされる期間が長引くだけで、そうなると次回入国するときにビザが発行されなかったり最悪入国拒否にあうという可能性も否定できないようなのだ。そうなってしまうと非常に困る!
(つづきは写真の下からどうぞ)
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サウスコナcoffee shack からの眺め

なんとか引き延ばして今学期をキリのいいところまで終えることも考えたのだけれど、カラダというのは正直なもので、その決定を聞いた次の日の朝、クリニックでお客さんにマッサージをしたのだけれど、今までやってきてそんなこと言われたことがないのにその日は2人がふたりとも「マッサージのリズムとか流れがよくなかった」とはっきり言ったのだった。自分ではグラウンディングといって、ちゃんと地に足つけて自分を守るように準備をするのだけれど、やっぱりその日はところどころ自分でも雑念が入っているのは気づいていた。そしてなるべくゆっくりやさしくやっているつもりなのに、ふと気がつくとお客さんの求めるリズムとずれて、強い圧をかけすぎたり、流れが速すぎたりしてしまったみたいだったのだ。

そのことがあってすぐにでも日本に帰ることに決めた。やっぱり自分が今「不法滞在している」と思うだけで、精神的に落ち着かない。そんなときに授業を受けても身に付かないと思ったのだ。
ということで4月末、ていうか来週末には帰国することになりました。

自分でも本当にびっくりだけど、今家庭の事情なども考えると実は今帰るのは悪いことじゃないのかも?なんて思い始めたし、こんな風に事態が動くと、もうなにか自分ではどうにもできない運命みたいなものなのかもしれないとも思うのだ。
早く帰りたい、勉強も続けたいけど、一度帰って日本で勝負してみたい、と思う気持ちがないわけではなかったから。それにそろそろ日本も暖かくなってきただろうし、おいしいものも食べたいし、温泉も行きたいし、美容院も行きたいし!(切実)

今学期3週間ほど授業を受けた分はおそらく授業数としてカウントされるかは微妙なのだけれど、また来年チャンスを待って受けたっていいわけだし、マッサージの勉強はずっと続けていきたいから、今すぐ全部!!ってこだわらなくても、少しずつ消化していくほうが身に付くかもしれないしと思うことにした。

9月にはまたハワイ島に戻るつもりでいる。ただしビザがちゃんとまた発行されるか、入管の係官が機嫌良く入国させてくれるかは100%間違いなくOKとは言えない状況だけど、でも何も悪いことはしてないし、不法就労なんてしてないし、ただ勉強したいだけなのできっと大丈夫のはず!!

運命は大きなところでは自分では決められないのだと思う。いや、実は本当は自分が潜在的にはわかっているのかもしれない、なんとなく今学期授業に実に入らなかったり、帰国のことを考えだしたりしていたのは、なにか予感めいたものがあったのかも。気のせいかもしれないけれど。
授業はもう昨日で終わることにしたので帰国までは荷物の整理をしつつ遊ぶぞ〜!!

April 18, 2005

ひろいもの

ハワイ島で季節を感じるとき、それは今どんな花が咲いているか、そしてどんな果物が実を付けているかに気がついたときだと思う。私が住んでいるサウスコナのあたりは高度が適度にあって雨も降るので果物やコーヒーの産地でもある。ときどき車を走らせていると、道ばたにいろいろなものが落ちている。近くに植わっている木からの落とし物なのだけど、季節によってはものすごい量が落ちていることもある。
そして今、私の大好物が道ばたにたくさん落ちているのだ。
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水中で浮遊してる感じ


私の大好物とは・・・ それはマンゴー。ここ最近あちこちでマンゴーが実をつけているのを見かける。マンゴーの木ってめちゃくちゃでかくて、一本の木からまさにたわわに実るってこうういうこと?って感じで数えきれないほどの実がなっているのだ。そして風や重力でボトボトと落ちて来る。
同じように木からぶらさがるようになっていて落ちてるのを拾うものといえばアボカド。これも探せばときどき落ちているのだった。
2つともスーパーで買うと結構高かったりするので拾えるとラッキー☆ 苦しい家計を救うひろいものだ。

それ以外にはリリコイ(黄色いパッションフルーツ)とかグァバもあるかな?あとポピュラーなのはバナナとパパイヤ。この2つはうちの家にも植わっているのでときどきこれも食べる。オレンジとかレモンみたいなのもときどき落ちてる。果物ってやっぱり旬があるから、年がら年中ってわけじゃなくて、マンゴーも今が旬で食べきれないほどの量があるんだろうけど旬を過ぎればまた次の年までお預け。まぁそれが健全なるフルーツの楽しみ方なんだろうけどね。
ところで、ここ数日唇のまわりが荒れてるな〜と思ってたのだけど、もしやこれってマンゴーの食べ過ぎでかぶれてるのでは?とさっき気づいた。
調べてみたらマンゴーってうるし科の植物らしくよくかぶれるみたい。がーん知らなんだ、でも毎日1個やめられまへんな〜
ところでビザ問題はまったく進展せず。学校で担当してくれるはずの人が病気で休みやし。はっはっは、考えても無駄だな、やはり。

April 15, 2005

滞在危うし?

先週末からちょっと体調を崩して疲れ気味だったのだけど、週半ばからようやく復活。学校が休みの間いろいろ行事が重なっていてゆっくりするヒマがないまま授業に突入してしまったからかな〜まったく勉強する気にならず、微熱っぽい感じもしたりしてどうなることやら・・って感じだったのだが、意識的にかなりゆっくりしたり、久しぶりに海に行ったら偶然イルカがいて和んだりしたら、充電完了!みたいに普通の状態に戻った。
そしてやれやれ、そろそろちゃんと勉強せねばと思った矢先、一通の郵便が手元に届いた。
(つづきは写真の下からどうぞ)
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フアラライ山:最近vog(火山灰)のせいかすごく晴れててもなんとなくくすんだ感じがする。


それは米国移民局からのレターだったのだが、なんと私の学生ビザ延長手続きは拒否されました、みたいな内容だったのだ!!
私は今学生ビザでもM−1と呼ばれる専門学校生に適応されるビザで来てるのだが、当初は半年のつもりだったので、ビザも半年分しか出ていなかった。
でそのビザの期限が切れる前に、新しくI-20(学生証明書みたいなもの?)を学校に発行してもらって、滞在延長の手続きを申請していたのだが、3ヶ月くらい音沙汰がなく、そしてようやく来たレターがそれ。『はぁ?』としか言いようがない。
まぁ細かいことはここでは書かないが、今ここに居ることで突然どっかからFBIみたいなのが出てきて不法滞在で逮捕されるってなことはないようだけど、最悪の場合この学期の終わりを待たずして帰る方向になったり、またはとりあえず滞在はできても、次に入国する時にブラックリストに載ってて入れないなんてことがあり得ない話ではないのだ。がーーーん。
とはいっても、私がどうこうできる問題を超えているので、今学校の方で問い合わせ(文句ともいう)をしてもらっている。
うまくいけばいいのだけどな・・・まっ果報は寝て待てってことであまり深く考えないようにする。もしこれで緊急帰国ってことになった場合は、まあそれはそれで仕方がないし(納得はいかんが)。

こういう風に、ここに住んでいるといろいろなことが起こる。車の免許一つとるにしてもいろいろとひとつひとつ手続きを踏まなくちゃいけないし、車の購入にしても、保険に入るにしても、いろいろと次々と新しいチャレンジが待っている。それをいちいち文句つけたり不満に思っていたりすると、ハワイの生活そのものがうまくいかなくなってしまう。 どうにかなるさぁアロハ〜という精神がとても重要だな、本当に。


April 06, 2005

4月。新しいはじまり

久しぶりの更新だからかなんか文章がうまく書けないぞ‥‥とりあえずつれづれと書いてみます。
レベル2が終わったあと、次の学期までは2週間のお休みがあった。その間に海にちょこちょこ行ったり日本から両親が遊びに来てガイド兼運転手をしたりして忙しく過ごし、月曜日からまた授業が始まった。もう最初からいきなり先生は全開モードで、まだ昨日まで遊んでた身にはかなりキツい一日だった。途中で眠くなるし、予習してなかったからいまいちよくわからんし‥‥。
この学期は腰と骨盤のあたりを中心に習っていく。腰のあたりの筋肉はまだあまり覚えていないのでまたまた一からいろいろと覚えなくてはいけなくて大変。がんばらねば!
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最近天気があまりよくなくて夕日も時々しか見れないのだ

April 03, 2005

メリーモナークフェスティバル

メリーモナークフェスティバル。これは知るヒトぞ知るフラの世界選手権。ハワイにはフラという踊りがあって、最近はまた日本でもかなりブームになっているみたいだけど、メリーモナークはそのフラの美しさを競う1年に1度のイベントなのである。
フラはやっぱりハワイの生活と密着していて、ロミロミを習ったときもチャント(歌のような祈りの言葉)を唱えたり、フラで使うレイなどもティーリーフというこちらではどこにでもある葉っぱを使って自分たちで作ったりする。私はダンスとか踊りとかそういうものがどうも苦手で、何度かフラのレッスンにも顔を出したことはあるのだけれど、あまりの自分のセンスのなさにがっかりして今は参加していない。が、見るのは大好きなのだ。
初めてこの大会のDVDが店頭で放映されてるのを見たときに、「これはすごいかも」と思ってそのDVDを迷わず購入、食い入るように何度も見た。

フラには、古典フラと呼ばれるカヒコと現代フラといわれるアウアナの2種類があって、普通日本やワイキキのショーなんかで踊られてるのはアウアナ。ウクレレやギターなどの楽器を使ってその曲にあわせて踊る。カヒコというのは楽器は昔から使われているイプというひょうたんをでかくしたような打楽器のみ。チャントとイプにあわせて力強く踊るのがカヒコなのだ。そしてフラは女性だけでなく男性もいて、男子のカヒコは上半身裸で下はふんどしみたいな衣装で踊るところもあったりして、会場からは黄色い声がやたらと聞こえたりしてゲイの人にも大人気(?)である。

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今年のメリーモナークの様子

前置きが長くなったけど、この祭典は毎年4月にハワイ島のヒロで行われる。競技は3日間にわたり、ミスアロハフラを決める1日目、カヒコの2日目、アウアナの3日目と続く。メリモのチケットはかなり手に入りにくく日本からこれを見に来る人は、観戦ツアーみたいなのを高いお金払って来ないとなかなか見るのは難しいらしい。ハワイ島でもチケットがやすやすと手に入るというわけではないようなのだが、私はお友達がフラをやっていてそのルート経由でチケットをゲットできるとわかり、2日目と3日目を見てきたのでした!
男女あわせて28チームが参加、ミスアロハフラは個人競技だけどあとの2つは団体競技、ものすごい早い動きやきわめてスローな動きも、ぴしーっと完璧に足並み揃えて踊るみなさん。踊りながらあれこれと場所を変えつつ優雅に踊る。ちょうどシンクロナイズドスイミングの団体競技の陸上版みたいな感じ?ちょっと違うか?でも音楽もだいたい5分とかそれくらいでイメージはしやすいかも。

今年は、いろいろ新しいチームが参加して番狂わせなんかもあったみたい。去年すごくよかったところが不運にもアクシデントが重なり点数がのびなかったり、初出場のチームが結構よかったり。アウアナでは(全部生演奏なので)ハワイアンミュージック界ではマイケルジャクソン並に有名な?ケアリィレイチェルの歌も聞けたし、すごーーく楽しかった。
毎晩6時に始まって終わるのは11時を過ぎるという長丁場で腰も痛くなったけど、それでも見にきてよかったな〜と思える2日間でした。
今年のDVDは8月に発売されるらしいので、それも買ってまた楽しみたいと思います〜。


February 23, 2005

アラジン

久しぶりに先日図書館に行った。学校から近いケアラケクアの小さな図書館だけど日本語の本も少ないながらもあって(たぶん誰かの寄贈本だと思う)いろいろ借りてみた。あと英語では児童図書を読んでいる。多読をすすめるっていうサイトがあって、それにちょっとだけ影響されてるかな。多読っていうほど読んではないけど、少ない語彙でも楽しめる児童書、かなりおもしろい。英語で読んで感動して涙が出たときはやったと思ったね。まぁ私はかなりの確率で本読んだら泣くんだけど。強過ぎる感受性っていうのもどうしたものか。

アラジン スペシャル・エディション
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それはともかくアラジンです。こちらの図書館では数は少ないもののDVDやビデオが1週間1ドルで借りられるのです。約10年ぶりにDVD化されたとのことで図書館で借りてきました。アラジンは、ウォルマートで売ってるのを見て思わず買いそうになったくらい好きな映画。買ったところで日本では見れないリージョンコード1の国、それがアメリカ〜♪
ちょっと眠くて文章変ですね、まぁいいやかまわずいきます。

アラジンは言わずと知れたおとぎ話だけど、ディズニー映画の最高峰と私は思ってる。ちまたでもそういわれていることが多いかな。「美女と野獣」「アラジン」「ライオンキング」あたりがディズニー映画の黄金期とも言われてますね。実際私は前者2つしか見たことない。
アラジンは、ちょうどまだ私が学生だったころに、神戸のハーバーランドの映画館で見たことを何故か今もまだ覚えてます。そしてその頃自分の人生の中でもかなりつらい時期を過ごしていて、なんとかならないものかと思っていた時に見たので覚えているのかも。これを見て自由になろう、新しい世界をみなくては、と強く誓ったことも。

ストーリーもミュージカル風の構成も映像も素敵で、映画の内容をすぐ忘れる私が10年ぶりに見てかなりの部分を鮮明に覚えていたのがすごい。
何度見ても、ランプの中からジーニーが飛び出すところ、「ハクション大魔王かぁ!!」とツッコミたくなるシーンが大好き。初めてみたときは、あまりストーリーも知らずに見てたもんだから、突然現れたジーニーに唖然としてた。
一番いいのはやっぱりアラジンとジャスミンが空飛ぶカーペットで世界中を旅するところかなぁ。なんか「恋が始まるときのふわっとしてどきどきする感じ」が本当によく描けてると思う。
もちろんこちらのDVDなので日本語字幕とかなし。英語の字幕はつけて見たんだけど、意外と簡単な英語でも「意味解らん」ってのが結構あった。日本に帰ったら英語で映画をいろいろみて勉強しようかなぁ、趣味も兼ねて。

ちなみにこのDVD,映像特典が本編より多いくらいついていて、かなり楽しめる。
カットされてしまった未公開映像&音楽とか、声優の吹き替えシーンとか。
このDVDはかなり買いですな。

February 15, 2005

Take it easy!

マッサージのプラクティカル(実技)とセオリー(理論)のテストが明日あさってに迫っています。が、実はあんまり勉強してません(^^;
というのも、ちょっと体調が悪くなったのと同時になんだかすっかり落ち込みモードに入ってしまったため、こりゃいかんということで意識的にペースを落としたのです。もともと持ってる持病をなんとかしたいがためにマッサージの道に本格的に入ろうと思ったのにここで自分がカラダを壊したら何の意味もないじゃあないか!と思ったので。

ここ最近ちょっと自分の苦手な「こつこつやる」とか「努力」とかそういうことを意識して心がけていたので、すっかり疲れてしまった模様。やっぱし慣れないことするとあかんわぁ〜・・カラダがついていきません。たぶんいろいろ精神的にも無理して頑張ってきてしまったのでしょう。
ということで、ま、なんとかなるだろうって気持ちをもっと全面に出して気楽な気持ちでテストに臨みたいと思ってます。たぶん深刻に考えてずっと机に向かっていても、ギリギリになってあわてて集中してやっても、きっと覚えられたり理解できたりする脳は同じ自分の脳なので、おそらく結果は同じのような気がする。
ずっと机に向かってたからといって劇的にいろいろわかるようなものでもないしねぇ。
(つづきは写真の下です)
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手作りファラフェルとピタ。

体調っていうのは私の場合自分自身の内面でもあると思うから、体調が悪くなるっていうのは何かの警告、サインであって、せっかくカラダがそういうサインを出しているのに無視してはいけないのだと、こういうことがある度にいつも思う。

自分は完璧主義とかそういう類いの人ではないと思っていたけど、自分が決めた目標みたいなものには結構頑張ってきっちり仕上げたいっていうところがあるのかも、と思ったり。目標自体は世界一とか100点!とかそういうすごい高いところに置いたりはしないのだけど、なんかその設定目標にたどり着かないのはすごくイヤらしい。
ここのところ英語の勉強も「ブロークン英語脱出」というなかなか抜けるのがむずかしい壁に挑戦しているので(たいして勉強はしてないくせに)クラスメイトと話をしてはあまり通じなくてもどかしかったり、ここでこんなツッコミをしたい!英語で!と思ってもできなかったり(関西人特有?)テストでも「ああこれが日本語ならそんなにむずかしい試験じゃないのに・・」みたいな英語という壁を感じたりして、それがやたらと自分にのしかかってきてMIDTERM EXAMを前に、その重みに耐えられなくてがっくしきてしまった。

まぁ受験勉強におけるスランプみたいなものだな、そう考えると。
こういうのって、問題点がわかれば半分解決したようなものなので、たぶん一山超えたと思われる。なんにせよ自分の体調が一番大事。わがままでもなんでもなく。
でも対処は必要だと思うので、ここ最近受けてないマッサージを受けようと思う。お金ないから、マッサージエクスチェンジってことでお互い癒しあいっこだ。
これ見てるえりちゃん、ということで今週どうよ?(笑)電話待ってるよん!

February 06, 2005

春到来?

土曜日はお友達に誘われてワイメアでやっている the cherry blossom festival に行くことにした。ワイメアというのはコナよりも北に1時間ほど行ったところにある高原の小さな町。パーカーランチという大きな牧場があって夏でも涼しいところ。その町は日系人が多いからなのか、町のサッカー場みたいなところに桜が少し植わっていて、それを愛でる小さな催しなのだ。桜といっても日本のソメイヨシノみたいなのではなくて、彼岸桜のような梅や桃のようでもあるピンク色が濃い桜だけれど。日本の折り紙や書道、お料理のデモンストレーションがあったりもした。お祭り自体はアメリカの田舎でどこでもやってるような小さなものだったけれど、みんな芝生でのんびりテイクアウトした弁当(bentoっていうのです)を食べたりしていてるのをみるだけでほんわかした雰囲気がなんともいえず和む。
(つづきは写真の下よりどうぞ)
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盆栽コーナーの盆栽は結構普通の?盆栽でした

ワイメアに行くにはいつもRoute190というのを使うのだけれど、その途中、見事な冠雪のマウナケアが見えた。ここ最近ものすごく天気が悪くて雨が多かったので、山頂付近は見事な猛吹雪だったに違いない。雲をかぶったり山頂までくっきりだったり時間とともに見え方は変わったけれど、山頂のすばる天文台をはじめとするたくさんの天文台も見えた。
そして、牧場の緑の中に菜の花のような黄色い花の群落がたくさん!桜はちょっとまだ早かったみたいだけど、なんだか春って感じがとてもした。ハワイにだって感じようと思えばいくらでもそういった四季を感じることができるのだ。年中泳げるけど、こういう小さな移り変わりに気づくって大切なことなんだよなぁ、きっと。

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いったい何の花かなぁ?

February 02, 2005

気晴らしサイト

毎日毎日予習と宿題に追われています。クラスメイトの様子を見ると、宿題を共同でやって写し合ったり、いろいろと抜け道もあるみたい。私ももっと手を抜こうと思えばいろいろやり方はあるのかもしれないけど、とりあえず今のところは真面目にコツコツやることが自分には必要なのかなと思ってやっているところ。
でもやっぱり効率があんまりよくなくて時々ゴールが見えなくなるときがあって、どーしたらええねん・・・って考え込んでしまう。英語という語学の壁が問題なのか記憶力の問題なのかそれとも理解してないのか・・・。
ま、それはともかく、そうして毎日いろいろやってるわけですが、そうはいってもたまには頭もやすめたい。そんなとき見ているネットサーフィン(死語)サイトの1つを今日は紹介してみようと思います。
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そろそろポインセチアも終わりかけです

とはいっても、紹介するって言うほどのものでもなくてネットしてる人にとっては定番とも言えるサイトなんですけどね、糸井重里さんがやってるほぼ日刊イトイ新聞通称ほぼ日です。毎日見てるってほどではないんですがメールマガジンを取ってるので時々サイトのほうものぞきに来ます。最近気に入ってるのが「田島貴男の2004年オレの5大ニュース(予定)。」ってやつ。田島さんてのはオリジナルラブっていうバンドのボーカルの人で、昔バイトの女の子がこの人のファンできゃーきゃー言ってたので知ってはいたけど、歌がうまいなぁ〜くらいであまり興味がなかった。が、この人かなりおもしろい。どうやらこのお正月あたりにハワイ島に来ていたらしく!今そのレポートが更新されている途中なのでよけい親近感。ハイテンションに真面目な感じとか、「天文物理に無駄にくわしいミュージシャン」っぷりとか、キャラとして結構好みかも。最初にハワイのを読み始めておもしろかったので一気にそれまでの過去の記事も読んでしまった。レポートをまとめてる人の文章力にも助けられてるとは思うが、なかなかいいです、ファンになりそうです<歌じゃなく人として(笑)
お正月の悪天候のあと、ずっと天気もよくて気温も上がっていたので、もう冬は終わりかしら?なんて思っていたけど、昨日あたりからまたどよーんと雲が。気温もぐっと下がって体調もテンションも下がり気味。早く天気にならないかなぁ・・・。

January 24, 2005

Drivers License in Hawaii

ハワイで生活して約半年、ずっと日本の免許証と国際免許証で運転をしていたのだが、車の保険更新のこともありこちらで免許取得することにし、今日最終ロードテストに合格!無事虹色マークつきのライセンスカードをゲットした。
こちらでは免許は必需品なので日本の免許取得に比べたらアホみたいに簡単にしかも安く取れるんだけど、外国人である私が取得するには実は結構めんどくさい道のりだった。

まず免許取得のためには、ソーシャルセキュリティカード(社会保障番号カードって感じかな)っていうやつが普通は必要なのだけれど、現在外国人が免許取得のためだけにSSNを取ることはできないことになっており、ソーシャルセキュリティオフィスに行って「免許のためだけにSSNは取れませんねん」という書面を書いてもらい、それを警察の免許取得センターみたいなところにファックスしてもらい、更にそこに出向いて行かないといけないのだ。

で、そのオフィスがこれまたヒロにしかない。しょうがないのでお友達と3人で行きましたとも。一人はグリーンカード申請中なのでその場でSSNを申請、残りのふたりはその書面を書いてもらう。で、近くの警察へ。ここで筆記試験を受ける。25問の試験。日本語もあるので(そこらへんがハワイですね)もちろんそれを選択。噂によるとすごい日本語の訳が変だって聞いてたのだけれど、しごくまっとうな日本語でした。ハワイの日本人向けイエローページみたいなやつに試験に出てくる全70問くらいの問題と解答が載ってます。なのでそれを事前に見ておくべし。でも直前に見ただけで大丈夫だった。
無事筆記試験に受かるとその場で仮免が発行される。仮免っていってもちゃんとプラスチックでできた立派なヤツ。これがあると、免許取得者と同乗していれば車に乗って練習することができる。路上テストを受けられるのは、仮免取得後2週間後から。
(つづきは写真の下をクリックしてね)

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ふと見上げると青い青い空。

路上テストはコナで受けられる。ハワイ州の免許を取ると日本の免許証にはパンチ穴があけられてしまう。つまり二重に取得はできないということ。観光遊び気分では取れないってわけね。これがイヤで日本の免許もってませんって言って受けるひともたくさんいるとか。路上テストは、自分の車か、保険と車の所有者が同じであれば友人の車でもOK。っていうかレンタルとか教習車とかはない。
最初自分の車で受けようと思ってたのだけれど、いざ申請の段階になって、自分の保険の名義と車のレジストレーションが合ってないことが判明。仕方がないので友達に無理矢理ついてきてもらって受けることに。

コナの試験官にちまたで有名なすごいキビシいめちゃくちゃ落とされるおばちゃん試験官がいるらしく、その人に当たって受かったというひとを聞いたことがないくらい・・・。頼むからその人にあたらんといてくれ!!と祈りつつ順番を待つ。午後からの受付で私は2番。1番の人にやさしい感じのいい試験官がついた。も、もしや私は感じわるいババア、いや厳しい試験官のほうか?と危惧していたら、どうやらそのときは試験官一人でまわしていたらしく、最初の人が終わった後すぐ同じ試験官が私についた。ふぅ〜やれやれ。

テストは近くの道をいくつか右折、左折などしながら帰ってくるコース。いたって簡単。友達は感じわるいおばちゃんに当たってバックで駐車しろとか言われたらしいが、私はそんなことも言われず普通に前から駐車してOK。スピードの出し過ぎには注意してねって言われただけだった。

ハワイの免許証は6年間有効。今後どんな役にたつかわからないけど、ま、いい記念かな〜。
車の保険が安くなるってのは重要事項だけどね。

January 19, 2005

魅惑の担々麺

とりあえずテストも終わって(結果は知りたくもないですが)ほっと一息の水曜。
ここ最近は凝った料理も全然つくる時間がなかったんだけど、さっきどーーしても担々麺が食べたくなって、わざわざスーパーまで麺と豚ひき肉を買いにいってこんなサイトを参考に適当に作ってみた。そしたらなんかまじでおいしい!店で売れるでってくらい(言い過ぎ?)偶然の仕業かかなりいけてるものに。何一つ中国のものは使ってないのにな〜 麺は中華麺だと思って買ったらフィリピン麺って書いてあるし、チンゲンサイはほうれん草にとって替わられ、豆板醤もテンメンジャンもないからコチュジャンとタイのサテソース(ピーナッツバターベース)と味噌、それから冷蔵庫に転がっていた練りごま代わりのアーモンドバター(無糖)の組み合わせ。ワールドワイドですなぁ〜
いやぁーあまりにも美味しく見た目もいい感じにできたので思わずUPしてみました。
結構辛くて汗もかいて、最高〜 やっぱおいしいもんはいいね、それだけでハッピーになれるぞ。
今そしてどうしても食べたいもの、それは美味しい口溶けまったりクリーミーなプリン。こっちではコンビニにプリンがあるわけでなし、この週末にプリンもがんばってつくってみようかなぁ・・・。

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あーおいしかった

January 16, 2005

TOEFL受験 1

TOEFLというのは、主にアメリカの大学や大学院に留学したい場合にスコアの提出を要求される試験で、Test of English as a Foreign Languageの略。ちなみにTOEICという日本では幅を利かせているテストはTOEFLのレベルが高過ぎて日本人には難しすぎるからということで作られたって聞いたことがあるけどほんとうだろうか?実際同じところがテストを作っていてTOEICは日本人と韓国人がその受験者のほとんどらしい・・・。
ともあれ、こちらで英語でのクラスに入るためにはある程度の英語能力がないとついていけないので、目安となるTOEFLかTOEICのスコアを提出するように求められることになった。
日本語クラスに入っていた私は、もちろん英語の勉強は全然しておらず、4ヶ月ほどこちらに滞在していて多少、ヒアリング能力は上がったかなとは思うけれど、友達はみんな日本人だし、授業も英語のあと日本語の通訳が入るからハワイに住んでるからといって勝手に英語が上達するなんてことは全然ないのだ。
というわけで約1ヶ月の準備期間でTOEFLを受けることに。TOEICでもよかったのだけどこちらでTOEICを受けられる会場はなく、TOEFLだと車で3時間のヒロまで行けば(!)受けられるようだったので否応無しにTOEFLでって感じ。

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今年はまだ会ってませんが・・・

試験を受けるにあたって、ネットでいろいろ調べた結果、対策本がこちらにも売られているのでそれらを買って勉強することにする。コナのBordersで1冊、そこにはほとんど選択するほどなかったので Amazon.comで2冊購入。アマゾンはハワイでも25ドル以上で送料無料なのだ。アマゾン万歳!
最近のTOEFLはCBTといってパソコン上ですべてテストを受けることになっていて、ヘッドホンで会話を聞いてモニター上の選択肢を選ぶ方式。リスニング、ストラクチャー(文法)&ライティング(エッセイを書く)、リーディング(長文読解)の3部門に別れていてそれぞれ100点ずつ、300点満点となる。現在アメリカの大学の学部入学に必要とされる点数がだいたい173点(マークシート式のときの500点換算)、大学院入学に必要とされるのがだいたい190〜210点以上となっているようだ。

私の行っている学校は(短大入学程度)の英語力は最低必要という話だったのだが、要求されたスコアはCBT175(PBT500)以上、TOEIC730以上 とのこと。過去問をざーっと眺めてみた感想は「・・・」という感じ。いくつか問題をこなしてみて今の自分の実力はこの点数に20点くらい足りないんじゃないかなぁという感じだった。20点というのは結構大きい差のような気もする。ホンマに1ヶ月でなんとかなるんやろかと思いつつ、とにかくやってみようということで勉強を始めることになった。

January 10, 2005

雨の日曜日

昨日はあんなにいい天気だったのに、今日は起きたらいきなり雨模様。それもかなりの勢いで降っていてやむこともなく一日中降り続いた。夜になっても止むどころか雨風がひどくなってきている気もする。気温も20度を余裕で切ってるだろうと思われ、フリースなんかを着込んでなんとか寒さをしのごうとしている。
こんな日はカラダがものすごく冷える。普段は昼には気温が上がるので朝晩だけ注意してればいいのだけれど、今日はずーっと冷えていて、朝、お湯をためて入浴し、昼にはそれでもまだ足とお尻あたりが冷えるので、バスソルトを作って足浴し、さらにセルフリンパマッサージをし、ついでに冷えにいいというスイートジンジャーのアロマオイルも焚いてみた。でもまだ冷えるのだ・・・。一時的に症状は良くなるけどまたすぐに戻ってしまう。関節痛まで出てきたりして、「そういや私は持病持ちだったんだ」ということを思い出す。冷えると症状が悪くなり暖かいと比較的元気なので、ハワイにいると病気は過去のものだと勝手に思っているけど、ホントはそうじゃないんだよなぁ、きっと。
(つづきは写真の下からどうぞ)
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砂地に泳ぐヘラヤガラ(かな?)

そしてそんな中、一日中学校の課題に追われるが、全然終わりません(涙)。なんとか明日の授業までにどうしてもやっておかねばならないところだけ済ませたけど、来週にはそのテストがあるのである。
なんで腕と手の筋肉ってそんなにあるねん!!っていうくらい細かい筋肉があって、そのおかげでこうしてパソコンのキーも叩けるのであるが、それにしても多過ぎ!頭がまとまりません。これは日本語でも知らない筋肉ばっかりなんで(示指伸筋とか長掌筋とかって知らんよね?)どうやったら効果的に覚えられるか考えてみようと思う。明日からは通常のマッサージの授業も始まって、更にひとつ予習せねばいけない科目が増える。マッサージの理論と実技の試験もあるのだ・・・。このクラスでは腕なら腕、肩なら肩の筋肉について学び、その機能不全や病状について知り、その症状にあわせたマッサージはどのようなものかを学び、実践するという感じなので、マッサージの実技も筋肉やトリガーポイントの場所がわからないと全然ついていけないのだ。

実際にクライアントにマッサージするときに、「ここがこういう筋肉だから・・」とか考えたりはしないけど(まだ出来ないと言った方がいいのかな)、ここの学校の究極の目的は病院の先生なんかと組んで理学療法士と同じように、リハビリの一環としても行えるようなマッサージを行うことなので、こんなに細かいことまで覚えなきゃいけないのだ。そういうのがわかっているので無駄な勉強じゃないって思いはするけど、でもまぁやっぱり・・・大変ナリ。

日本ではまだ「マッサージ」という言葉を通称「あはき法」のからみで使えなかったり、法整備も遅れているし、そもそもお医者さんのほうが代替治療についての知識がなさすぎるのが現状のようだ。
アメリカはその点、薬に頼らない、代替・相補治療に関してかなり進んでいて、保険も効くことが多くなっているらしい。これから日本でもそうあるべきだと思うんだけど、まだまだって感じみたいです。
これに関してはまだ書きたいことがあるのだけれど、そろそろ寝ます・・・。明日は9時ー5時。
がんばるっぺ。

January 08, 2005

気分転換

宿題と予習がたんまりたまっているのに既にペースが落ちている私。こんなんで大丈夫か??アメリカ人のクラスメイトは、パートタイムの仕事をしながらの人も多いので、語学の壁はあるにしろ、時間がたっぷりある私は何の言い訳もできない立場にあるのになぁ・・・。まぁこんなやる気のない日もあるさと思ってやり過ごすしかないですね。
夕方からちょっと気分転換にどこかへって思ったときに行くところがないのがハワイ島。昼間なら海やビーチがあるからそれでOKなんだけど。仕方がないので?コナ一の娯楽施設?ウォルマートへ行く。文房具や長袖のシャツやらを購入。
その後、まだなんとなくどよ〜んとした気持ちだったので、ドライブがてら星がキレイに見える場所へ行く。ってただの駐車場だけど。
(つづきは写真の下からどうぞ)
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ボケボケだけどそれも味ってことで!

でもその場所は誰もいなくて一面開けてるし、海が近いので耳を澄ませると波の音も聞こえる。かすかにプルメリアの香りもしてきて、なんだかちょっといい気分。
そうか、こちらにきて自然がいっぱいの場所に住んでいるけれど、もうずいぶんテントで寝るとか、ツーリングに出かけるとかそういう自然のそばに寄り添う感じのことをしてないんだなぁ・・・
私にとってそしてそういうことは実は結構大切なことなのかも、と思った。

今日は新月近いし雲も少なくそれほど寒くもなく最高の星見日和。今すばるの近くに彗星が出ているとかでじぃっと見てたのだけど、うーんもしかしたらこれ??っていうのしかわからなかった。3等星くらいの明るさらしいので、たぶん私が見た「ぼや〜としてる星みたいな星じゃないような」ってやつがそうだったのだと思う。双眼鏡とかがあるときっともっとすばらしい世界が見えるんだろうなぁ。

ハワイ島は天気がよければマウナケアの山頂近くに行かなくてもかなりすばらしい星空が楽しめる。今日も普通に天の川が出ていたし、30分くらい空を見上げていたただけで流星は2つ見た。オリオン座が見える季節に半袖で寝転んで空を見られるっていう経験は日本ではできないんだよなぁ〜(沖縄と小笠原は別だけど)なーんてことを思い浮かべてたりして。

January 07, 2005

ビザの延長手続き

あぁもうなんて面倒なんでしょうか・・・。こないだ提出したはずの学生ビザの延長手続き書類が送り返されてきた。何度か確認したのに別のオフィスに送らなければいけないらしい・・・。しかも何故か同時にまちがって他人のレシートまでうちに送られてきてるし、わけわからん!
もうすぐ滞在許可の期限が来るというのにまったくもう〜。
・・・しかしよく読むとやっぱり私が出すオフィスを間違えていたようだ。空港のイミグレのおっちゃんを信用した私が悪かった。なんかこう毎日英語の細かいところでの間違いとか勘違いとかが多くて悲しくなる。世にごまんといる(語学学校留学とかじゃなくて!)大学や大学院留学生を心の底から尊敬する。毎日宿題や課題や予習や英語での生活をこなしているなんて、やっぱしすごいなぁ〜。まぁ今や自分もその一員となっているのではあるが。
(つづきは写真の下よりどうぞ)
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こういうのを見るとおいしそうと思うのは私だけではないはず

だけど、こうして勉強だけしててもいい時期なんて、一度社会に出た身分からすると贅沢この上ないことなんだというのは常に心のどこかにあって、なんだかんだいってそういう時期を今送っているのは幸せでほんとうに貴重な時間なんだと思う。
今日は授業はお休み。朝、友達にモデルになってもらって今日はアロママッサージの課題をする。彼女はレベル1の同級生で結婚してこちらに住むことになった人。いろいろ大変なことがたくさんあるようだけど、これからもときどき励ましあいながらやっていけるといいなぁって思う。
彼女曰く、私のマッサージは以前よりだいぶ変わったようだ。「自分が生まれ変わったみたいにすっきりした」なんていわれるとちょっとうれしい。自分でもちょっとは変わったかなっていう自覚はあるんだけど、より深いワークを目指してこれからもがんばろうって思う(猿もおだてりゃってやつ?)

January 02, 2005

あけましておめでとうございます

すっかり1ヶ月ほどほとんど書かずに過ごしてしまいました。気づけばもう新年。年末年始のハワイはどうも天気が悪いのが定番なのか?大晦日あたりからずーっと雨が降り続いてて、気分もぱっとしないハワイ島です。ともあれ、今年もどうぞよろしくお願いします。

前の日記に少し書いたのですが、1月に最初は日本に帰国する予定でこちらにやってきていたのですが、もう少しこちらで勉強を続けたいと思い、あと最低半年はこちらに残ってマッサージの学校へ通うことにしました。
そこに至るまでの道のりは決して平坦なものではなく、予算の関係もあってどうしても日本人クラスではなく英語で行われる通常のクラスを取りたいという意向を学校側にすると、(それまではなかったのだが)英語クラスへの編入にはTOEFLかTOEICの基準点を超える必要があると言われ、急遽そのテストを受けることに。まぁもともと点数クリアするくらいの実力がある人なら焦る必要もないんだろうけど、私はずいぶん前にTOEICを受けたことがあるだけで、しかもその点数は基準点には遠く及ばず、準備期間が約1ヶ月しかないことを考えるとかなりのチャレンジではあったのだけれど、とりあえず試験対策の勉強を始めて12月初旬にTOEFLテストを受けました。
(つづきは写真の下からどうぞ)

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place of refuge近くの夕陽

直前にやっていた問題集の模擬テストではかなりいい線行ってたのでもしや楽勝?と思っていたら、本番は思っていたよりもかなりむずかしく、エッセイライティングの点を抜かして直後に出る予想スコアは「ん〜ギリギリ」っていう感じの点数しかとれなくてがっかり。
まだ試験の最終スコアは出ていないのだけれど、とりあえず予想スコアを学校側に申告し、「途中である中間テストでいい点数を取れなかったら日本語クラスで取り直すように申し渡すかもよ」という条件付きでなんとかクラスに入れてもらえることになったのでした。

とはいえ、この学校のアッパークラスの授業内容の濃さは相当なもので、授業の英語でついていけないとよけいにストレスが貯まりがち、テストもバリバリあるので英語力がそれなりにないとつらいのは事実だと思う。私の英語力ではかなり微妙だなぁと思うところもあるのだが、一応今まで日本語通訳付きのクラスを受けてきていたので、いきなりレベル1から英語の上級クラスに入るよりは、だいたいどんな授業かわかっている分、まだ対策も取りやすいし、多少は慣れてるかなぁとは思っているのですがどうでしょうか・・・?
日本語通訳付きのアッパーレベルの特別クラスを受けたときにもらったテキストも相当に内容充実、気分は整形外科医か理学療法士の修行中って感じだったのだけど、英語クラスは、使うテキストだけでクラクラっと気が遠くなりそうなものばかり。
百科事典かこれは?ってな分厚さの「トリガーポイントと筋膜トリートメントの実際」みたいな本2冊組(ちなみに200ドル!)とか「The Anatomy of movement」という筋肉と骨の本、学校側が用意する約2ヶ月間で終了するテキストが1000ページくらい。その他解剖学アトラスみたいな本やらなんやら、レベル1で使用した本も含めて、かなりの量のテキストがある。
日本語で覚えた(はずの)筋肉や骨の名前も再度英語で覚え直してからでないとテキストを読んでもわけがわからなくなってしまうので、予習が大変。そしてその授業が実はもう明日1月3日から始まるのであった・・・・。
というわけで、なんとなくせわしない年末年始、11月位からTOEFL試験対策も含めずーっと机に向かってる感じで学生気分満喫です。
クリスマス前にお友達が日本から来て、一緒にハワイ島観光できたのが唯一の息抜きかなぁ?

そしてビザの延長手続きというやっかいな仕事なんかもあって、いろいろ調べたりしてようやくその手続きも提出終了(書類が戻ってくるまでは気が抜けないが)してまずはほっと一息。途中で一度帰国しようと思ったたのだけれど、どうやらビザの延長をした場合、一時帰国した後は再度学生ビザを取り直さないと再入国できないということがわかり、そんなめんどくさいことやってられないので、このままあと半年はこちらにいることが決定しました・・・。

そんなこんなで明日の授業は午前中キネシオロジー3時間、午後からはアロマテラピーの授業です。
アロマはちゃんと習ったことがなかったので、楽しみ!
というわけでなかなか更新する余裕がなくなりがちですが、英語からの息抜きのつもりでこれからもちょくちょく書いていきたいと思います!

December 25, 2004

クリスマス

12月はいろんな意味で忙しくなかなかブログを書く余裕もなかったのだけれどようやくちょっと落ち着き始めました。
今日はクリスマス。アメリカのクリスマスは日本のお正月みたいなもんなので25日は家族みんなでゆったり過ごすというのがこちらのやり方のようです。
お店もほとんどのところが休み。でも逆にお正月は元旦以外はあくまでふつーの日です。

どうしてバタバタしていたかというと、それは滞在を延長しようといろいろと頑張っていたのでした。
経緯はもう少ししたらゆっくり書こうと思います。
とりあえず今のところ、ビザの延長申請が通ったら(今は学生ビザですが期限が半年だけなのです)こちらにあと半年は滞在しようと思っていて、ようやくその準備が整いつつあるところ。
いろいろと大変なことが多いだろうけど、楽しみながらやっていけるといいなぁ〜。

まっとにかく、 MELE KALIKIMAKA! (ハワイ語でメリークリスマス)

honu02.jpg

December 03, 2004

ポインセチアの謎

サンクスギビングが終わったと思ったらいきなり街がクリスマスになった。いつもつけてるラジオもずーっとクリスマスソング。
日本だとお店なんかではそういう風になるけど、ラジオは時々クリスマスにちなんだ曲が(山下達郎とかそういうやつ)流れるけど、こっちはもうクリスマスそのものですねんってな感じの曲が延々流れてるので思わず違う局に変えてしまいました。

街のイルミネーションもそれなりにキレイになってきてるけど、一番驚いたのが、この時期に合わせて?赤くなっている巨大なポインセチア。この木ってこんな風に生えてるんやぁ・・でもいったい何故これがクリスマスに?と思って調べてみました。

 ポインセチアはクリスマスの時期に苞葉の赤色が最も美しくなり、年末の街角を彩る定番植物として定着してきました。

欧米で、ポインセチアがクリスマス向けの植物として利用されだしたのは20世紀に入ってからと言われています。そのため、ポインセチアはかれこれ100年近く、クリスマスの花として使われ続けられたことになります。ポインセチアの赤い苞葉は下葉の濃緑色との調和が良く、黄色の蜜腺を金色の鈴に見立て、欧米では「クリスマス・フラワー」の別名で呼ぶこともあります。

 特にクリスマスに由来がある訳でもないポインセチアが、クリスマスに用いられるようになったのは以下の理由によります。
 まず、ポインセチアの色彩に宗教的な意味合いがあったことです。欧州ではクリスマスにキリストの血の色である赤を飾る習慣があります。次に、色彩そのものがクリスマスのイメージに合っていたと考えられます。確かに、オーソドックスなポインセチアのイメージカラーである赤と緑のコントラストは、クリスマス時期の白銀の世界に良く映えます。

だそうです。うーむ奥が深いね。

poinsetia.jpg
南国のポインセチア 青い空に映えてます

November 27, 2004

Thanksgiving Day

サンクスギビングの週末がやってきた。日本語では感謝祭とかって訳されるのかな?この習慣はアメリカだけのもので、もともとは移民でやってきた人たちを現地のネイティブアメリカンの人が豊穣を祝い、歓迎したっていうところから来たものらしい。
サンクスギビングっていうのはすなわちみんなで一緒にごちそうを食べることっていうのがメインみたいで、ターキー(七面鳥)をまるごと焼いたのをグレービーソースとかクランベリーソースで食べたり、パンプキンパイを作って食べたりするのが基本のよう。
この日はあちらこちらでこの料理が作られ、ホームパーティが催される。私の家でもターキーを焼いてお友達を呼ぶということになって、たっぷり料理を堪能しました。
(続きは写真のした!)

turkey.jpg
4時間かけて焼いたターキー。いい色してます!

ターキーってチキンの丸ごとの3〜4倍くらいはあるので、ものすごいでかい。それをオーブンに入れて3〜4時間くらいかけてじっくり焼いていく。付け合わせはマッシュポテトが多いかな。
グレービーソースは、その焼いたターキーの汁を小麦粉を水で溶いたやつと混ぜ合わせて作る。その汁を取るためになんとこちらではそれ専用?のスポイトがあって、それで汁をちゅーちゅー吸わせて別の鍋に入れるのだった。ずっとそれまでスポイトを見るたびに「これはどうやって何のために使うのだ?」と思っていたのがやっと謎が解けた。うーん合理的っていうかなんというか、日本人にはない発想かも?韓国では焼き肉とかをはさみで切るっていうのと似てるのか?

夕方うちでのターキーを堪能したあと、お友達がたくさん住んでいるDerekさんちに遊びに行った。そしたら、うちのよりさらに大きい巨大ターキーが焼かれていて、そこでもまた少しターキーやパイをいただきました。

いやぁ・・・食べ過ぎ。たらふく8人とか10人でターキー食べても、だいたい半分は余ってた。ターキーを焼くときに中に詰めるやつ(パンをちぎったみたいなやつにスパイスを混ぜていれるみたい)も肉汁を吸っていい感じになっていて、これを食べるのもまたよし。お肉に甘酸っぱいクランベリーソースをかけるっていうのも、一瞬それってどうよ?おいしいのん?って思うんだけど、やってみるとなかなかターキーの胸のあたりの淡白な味とちょうどマッチしてなかなかこれもいける。

そして次の日は、案の定胃腸の調子もよくなくなっていたので、半日絶食しました。夜は残りのターキーをまた食べたけど!

November 12, 2004

涼しーい

さすがに11月も中旬に入ってきたからか、朝晩が冷える。もともとハワイ島の西側エリアでも標高が高めのキャプテンクック(標高400m位?)で、夜から朝にかけては山からの風が降りてきていつも涼しいんだけど、今日は窓を閉めてても長袖いるやーんってくらい涼しい。
もう少し日が射せば日中は暑いくらいになるし、まだ水中もラッシュでOKなんだけどね。
こういう時期になるとちょっと体調を崩しやすい。ここ1週間ほど雨も多かったので気圧の変化で?妙に眠かったり、ものもらいっぽいできものが目にできたり、気をつけねば。

wilddonkey.jpg
ビーチに突然現れたロバ。野生?

October 31, 2004

ハロウィーンパーティ

今日10月31日がハロウィーンの日。とはいってもいまいちハロウィーンとはなんぞやというのがまだわかってない私。
街ではずいぶんまえから変装グッズがたくさん売られてたし、オレンジ色のでかくてまずそうなかぼちゃも沢山売ってはいたけれど。
ハロウィーンとは

Halloweenとは?
語源:HALLOWEEN
 → Hallow = Hallow( = 「神聖な」) + een( = even = evening)
万聖節の前夜祭。古代ケルトが起源で、秋の収穫を祝い悪霊を追い出す祭り。アメリカでは、カボチャをくり抜き、目鼻口をつけた提灯を飾り、夜には怪物などに仮装した子供たちが「Trick or treat (いたずらかお菓子か)」と近所を回り菓子を貰ったりする。(All hallow's Eveともいう )

だそうで、たった今も近所のガキんちょの「Trick or treat〜」の声が聞こえてきた。

今年のハロウィーンは日曜日なので、前日にパーティをするところも多かったようで、私も昨夜、お友達に誘われて自宅を開放して行われるハロウィーンパーティに参加した。
(つづきもあるよん)
butterflyfish.jpg

仮装してきてねとは言われてたものの、何の用意もなく芸なくそのままで向かう。向かった先は日本人の奥さんがいる大きなお家。子供たちもわんさかいて、30人くらいはいたかもしれない。その全員がまぁ気合いの入った格好。スーパーマンあり魔女あり天使風ありカボチャぽいのあり、ハリーポッターみたいなマントは定番でみんなここぞとばかりに走り回っていた。そして大人たちも負けず劣らずかぶりものからドレスまでみなさん気合いが入っていた。
食べ物飲み物を少しずつ持ち寄りながらやった大きなパーティで、いつもながらすごい食べ物の量。ハンバーガーどかーん、サラダどかーんってな感じ。日本人の方も結構多かったので、焼きそばとか手作りパンなんかもあってうれしい限り。
何より楽しかったのは、みんなやっぱりハロウィーンを心から楽しんでいるということ。アホみたいといえばアホみたいなイベントなんだけど、子供たちはもちろんのこと、大人もこういう風に遊べるのがアメリカのいいところだなぁと思った。さすがエンターテーメントの国だけはある。
一日早いハロウィーンの「Trick or treat」をこどもたちと一緒に見にいったり、あたりのでかい家に感嘆したり。
ハワイはメインランドほどハロウィーンは派手じゃないようだけど、なかなか楽しめる一日でした。
が、今子供たちにうちに来られても渡すお菓子はないのよ・・・すまんのぉ〜。

October 25, 2004

ジェイクな午後

土曜の午後、Bordersという大きな本&CDショップにジェイクシマブクロが来るらしいという話を聞きつけたので行ってみることにした。
彼は、今年のハワイ観光局の日本大使?みたいなのもやっててキャンペーンのポスターにも出てたと思うけど、ものすごいウクレレの弾き手。日系4世くらいだったと思う。シマブクロという名字だけに、当然オキナワン(こっちのひとは沖縄人とジャパニーズも区別してるような気がする)だとおもわれる。昔はバンドでやってたけど今はソロでアルバムを4枚出している。
2枚目と3枚目は買ったことがあって、新しく出た4作目のキャンペーンとしてホノルルからやってきたらしい。(下につづく)

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jake.jpg

2時からだけど早めに行ったほうがいいかもと聞いてたのだけれど、着いたのは2時10分ほど前。駐車場はほぼ満杯、たまたま出たピックアップトラックのあとに入れられた。店の中に入ると店の中央部分に簡易ステージみたいなのができていて、普通にあっけなく本人がいた。
CDジャケットの写真を見ても素朴なにーちゃんって感じだが、実物もやはりそういう感じでクラスに一人はいるちょっとおとなしめの男の子って感じ。
日本だとこういった小さなイベントでも整理券配ったりとかステージが超遠かったりするけど、ここはハワイ、なんかそこらへんのウクレレうまいにーちゃんがCD出しましてん、まぁ聴いたってって感じの気楽さ。私も並べられた椅子にではなく、ステージ横の本棚下に併設のカフェで買ったカフェラテ持って座り込む。

果たしてジェイクの演奏は・・・んーーー人間じゃない何かが手に宿ってる!! ウクレレといえばハワイアンって感じだけど、この人はどんな曲でもウクレレでやってしまう。自分で曲もつくっていてそれもかなりいい感じ。アルバムの中から5曲やってくれたんだけど、それぞれそのタイトルの裏話なんかもはさみながら、超人としか思えないテクニックで、そして力強いリズムとメロディで私たちを魅了してくれました。
ウクレレって小さいのに、パワーのある曲のときなんかはものすごい音量が出るし、足でリズムをとりながら、ウクレレ1本とは思えない深い旋律を奏でてくれます。それに、本人がとっても楽しそう!!近くで見てた子供も「すげぇぇぇー!」って顔で、手をのぞきこんだりしていて、それをみてまたジェイクもニッコリみたいな感じ。アンコールにも応えてくれ、観客のみなさんもすごくあったかい感じで見守っていて、本当に行ってよかったなぁーと思えた時間でした。 しかも無料ですぜこれ。わぁーありえなーーい(ギャル風)

そして最後はCDなんかにきっちりサインもしてくれ、握手&写真も快く! 私は持ってきていた安物のウクレレに私の名前入りのジェイクサインをしてもらいました〜うぉーー大切にして弾かねばーー。まだ6コードしか弾けない私ですが、爪の垢でも煎じて飲まねばならぬかもしれません。
そうそう、そして新しいアルバムの中のエピソードのひとつ。6 in the morning っていう曲があるのですが、これは、彼が来日して東京にいたとき、すごくエキサイトした日々で毎日がフットボールゲームのような感じで落ち着かず、夜眠れなかったとき、深夜2時過ぎに落ち着くためにふといくつかのコードを弾きだしたら、結構あれ?ええのできてるやん?みたいな感じで曲作りが始まってしまい、1曲仕上げたら朝6時だった、だからこの曲はこんなタイトルなんだーなんて話してました。・・・日本版にはこんな解説もしや載ってたりして??

October 15, 2004

アイアンマンLIVE

IronmanLive.com - Kona 2004
アイアンマントライアスロンのライブサイト

日本時間でいうと土曜日深夜2時、現地時間朝7時にスタートするアイアンマンレース。一番速いひとで8時間台、最終ゴール閉鎖時刻は17時間後。なんていっても水泳で3.9km、バイクで180kmのあとにフルマラソン42.5kmを走るんだからね・・・。
体調もかなりよくなってきたので、明日は朝からスタートを見て、昼過ぎからマッサージボランティアをやって、夜は感動のゴールを見るんだ〜と張り切っております。

今日もまた様子を見に行ってきました。
スタートゴールもできて、ライトアップもされて、観客席もでき、夕方みんな続々と自分のバイクを預けにやってきてました。
アイアンマンの人はすぐわかる。本当にすぐわかる。
だってやっぱりついてる筋肉が違うもん。足とか筋肉がきっちりいろんな部位で別れてるからほほう〜って思ってしまう。無駄なものはついてないもんね、本当に。
ここからスタートしてあの赤いブイの向こうの向こうの向こうのほうにあるとこまでいって折り返すのか・・・とあらためてすごいなーと思った。
マラソンも含めてこういうレースを生で見るのは初めてなのでとっても楽しみです。もちろんボランティアも楽しみ!
上のリンクでレースの模様を中継するのでヒマな人はみてみてくださいね〜。

October 13, 2004

アイアンマン風邪?

まいった。熱と頭痛・・・。友人が次から次へと発熱していたのはわかっていたが、自分にも襲ってくるとは。おかげで昨日からの授業をキャンセルしてしまった。ヨガのレッスンにもフラにも行けず。
スポーツマッサージのクラスはとりたかったのになぁ。。。。明日から炎天下で何人もの人をマッサージする体力は今の私にはないようなので仕方がない。

この2日ほどは久しぶりに高熱!(計ってないけどおそらく)って感じで頭がもーろーとしていたけど、とりあえず今日はまだまし。でも単に薬が効いてるだけかもしれんので当分要注意といったところ。 ↓つづきあり!

alamoana.jpg写真だけでも爽やかに!オアフ島アラモアナビーチ

この症状、だいたい友達も似たような感じで突然高熱がでてぶったおれるという感じのよう。
そしてこれは、どうやらアイアンマントライアスロンが開催される前後によく流行るらしいと聞いた。本当かどうかわからないけど、アイアンマンに出場する人って1500人以上、関係者を含めるときっとその倍くらいはハワイ島にやってくるので、その時期になると(その人たちが持ってきた菌で?)風邪が流行るというのだ。確かに10月に入ってからまわりのあちこちで調子が悪い人がでてきたのでまんざら嘘ではないのかも。島だから新しい菌にも免疫がないのね〜なんて。

こんな文章が書けるのだからきっと明日には回復さと思いつつ・・・
アイアンマンハワイは今週末。レース前のマッサージには出られないけど、当日のマッサージボランティアには絶対参加するぞ。楽しみだな〜
いろいろ検索してみると・・

 85年以降日本人からは、毎年120名前後の選手が出場してきます。話しがちょっとそれますが、アイアンマンがハワイ島コナで開催されるようになって今年で26回目を迎えますが、ハワイ島ではアイアンマンの大会開催により一年で一番の経済波及効果を生みだしていると言われているそうです。あるハワイのHPによると経済効果は26億円位と書いてありましたし、参加、応援、メディア、関係者その他もろもろで、7,000〜10,000人がレースウィークに集まるそうです。アイアンマンでこれくらいの経済効果があるとすれば、オアフ島で12月に開催されているホノルルマラソンも今年で32回目を迎えますが、走る人だけでも約40,000人近くいる訳ですから、こちらの経済効果は100億円以上と言われています。ハワイの経済は観光で成り立っている訳ですから、この二つのスポーツイベントが無くなればハワイの経済にかなりの打撃を受ける事は間違いありません。

・・・1万人ですか・・・そりゃぁ風邪菌持ってる人もいっぱいおりそうだわな・・・
いずれにしても楽しみ〜 体力回復に全速で取り組まなければ。

October 04, 2004

秋の気配

10月に入って、ハワイ島も秋の気配を感じるようになってきました。朝晩はもともと涼しいんだけど、さらに涼しく、虫の音も聞こえはじめています。
そして何よりも日没がだんだん早くなったことが秋を感じさせるかな。日中の気温や水温はそれほど変わらないんだけど、朝、海に入って出てきたときとか、今日はちょっと寒いと思ってしまった。ワイキキにいたときなんかは暑くて死にそう〜夜はクーラーなしだと寝られなーいって感じだったのに、えらい違いだよ。 →続きはは写真の下

hawiianblue.jpg
船の上から海を見る。小笠原・ジニービーチを思い出すトロピカルブルー

今日は夕方雨が降って、雲が全部雨になって出きったからか、久しぶりに満天の星空です。まだ空高いところに夏の星座が見えます。緯度の関係で日本とは見え方がちょっと違うんだよね。さそり座とかがかなりはっきり見える。最近知ったのが夏の大三角形近くにある「いるか座」。とっても小さな星座だけど、小さな菱形がイルカのように見えてとってもかわいい。

10月はハワイ島最大のイベント”IRONMAN"アイアンマンレースが行われる月。
そして来週からまた学校の授業も再開されます。こちらに来てもうすぐ3ヶ月、オアフ島に旅行にいっていろいろと気づいたことがあって、一番思ったのは「ハワイの生活を悔いないように毎日楽しもう」ってこと。 望めばすぐのところにイルカがいる海も、本場のフラも、ウクレレも、なんでもあるのに、何もしないでいるのはもったいない。 忙しくても面倒がらずにいろんなことにチャレンジしたいなと、改めて思ったのでした。

September 22, 2004

自転車をどうするか問題に決着をつける

バイク試乗から1週間、いろいろ考えたけどやっぱり一番いいのはロードバイクを買うことかなと思い始めた。私が行ったバイク屋さんはかなり本格的なロードバイクを取り揃えていて、特にアメリカ製のキャノンデールやスペシャライズドなんかが多い。この2つのブランドはもともとMTBがメインだったので私も聞きなじみのあるブランドでもある。

色々見てると、日本では売られていない女性用の入門ロードバイクがあるのを発見。これだと650ドル程度で買える。もちろん安くはないが、日本のロードバイクの相場は入門編でも10万円って感じなのでそれを考えるとまぁ悪くない値段ではある。いろいろ思い悩みつつ店を物色してると、店長さんらしきおにーさん(年齢的にはおじさんかもしれんがカッコよかったので笑)が、試乗したやつを中古ってことで安くで売ってあげるよと言ってくれた・・・気がした。(なにせ会話はすべてもちろん英語なのでいまいち全部は内容が理解できないこともある)
こないだ試乗したバイクは日本だと15万円以上するバイク。いったいいくらで販売してくれるのだろうか・・・。→つづきは写真の下!
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どこまでも続くまっすぐな道

日を変えて「買うぞ!」と決めてまたバイク屋に行く。メンテナンスを担当してくれたおにーさんに「中古だといくらで売ってくれるのん?」と,聞いてみる。店長に電話で確認し、410ドルでどうかという話になった。4万ちょっとか・・・悪くない。つーか、結構ええやん? 10回以上使ってるみたいだし、多少傷もあるけど見た目もきれいだし、走りも問題なし。ノープロブレム!
日々の生活費にはけちけちするけどこういうときは思い切るのがばななんというヤツである。結局、バイクに必要な備品とかウェアとかいろいろ買ったらそれだけでもかなりの金額になってしまったが、これでホノルル行きは決まった。
家に帰って早速「ホノルルセンチュリーライド」のエントリーをする。ネット上でレジスターできるので非常に便利。支払いもカードで。なんてスマートなんでしょう・・・料金は30ドル、Tシャツつき。
ちなみにエントリーの日本人料金はJAL公認ツアー?特別価格(安いってことらしい)で7600円だったと思う。ぼったくってまんなぁ〜 いろいろ特典ありっていっても倍ですか・・・って感じ。ちなみにホノルルマラソンも1万円くらいとるんだよね・・・儲けてるよね・・・JAL・・・(どちらもスポンサーはJAL)

ともあれ、これで自転車問題は決着。でも本番までにあと2週間ほどしかない。毎日乗って練習せねば。エントリーは一応50マイル(80km)にしてみた。最低でもこれだけは走ろうと。
一応MTBで一日最高これくらいは走ったことがあるので、まぁなんとかなるかな。でもロードバイクに慣れるためにも練習あるのみ!である。

September 21, 2004

バイク試乗

ホノルルセンチュリーライドにどうやって出場?するか。いろいろ考えた結果、とりあえずロードバイクを借りて乗ってみることにした。お友達(女子)もロードバイク持ってくるし、今まで乗ったことがないのでちょっと興味もあったし。ハワイ島にはアイアンマントライアスロンというビッグイベントがあるので、ちゃんとした自転車を扱っているお店がいくつかあるのだ。レンタルもしているということだったので借りてみることに。
もし、購入となると女性用の入門ロードバイクが600ドルくらいであることがわかった。Kmart(ディスカウントスーパーみたいなとこ)だとマウンテンバイクみたいなやつが50ドルで売ってることを考えるともはや同じ乗り物だと考えないほうがいい。ちなみに日本だとどうがんばってもまともなロードバイクは10万円以上する。→つづきは写真の下に!

donkey.jpg
ロバが通ります・・・

当日、なんとなーく一応もしかしたら使うかも?と思っていたバイク用になっている速乾性後ろポケットつきの黒いNIKEのシャツをきて、レーサーパンツも買って(お尻が痛いのやなんだもーん)でもちょっと恥ずかしい&レーパン灼けが嫌なので上からパンツをはいて、試乗に出た。
どこを走るのがおすすめかと聞いたら、まずは試しにオールドエアポートという広い昔の滑走路のところで練習して、それから車で移動して空港近くの道に止めてそこから北に向かってはしるといいと教えてくれた。

走り始めたのがお昼前だったので、目標は15マイルほどに設定。折り返して帰ってくることにする。
ヘルメットをかぶりサングラスをしていざスタート。
走る道は微妙にアップダウンがあり、下ったと思ったらそのまま緩い上りというような感じで海岸線を左に見ながら走ることになる。19号線という幹線道路なので車は結構たくさん走っているが、路肩がかなり広いので(日本の狭い1車線分はある)それほど気にはならない。が、ときどきものすごいでかいトレーラーなんかが来ると、自転車が風でぐらっと揺れたりしてちょっと怖い。
細いタイヤとドロップハンドルは思ったほど緊張せず、うまく乗りこなすことができそうだった。
ドロップハンドル(あのぐねーって曲がってるやつね)の一番下を持つとものすごい前傾姿勢になって、確かにこのほうが風の抵抗を受けずに走れるんだろうなと思うけど、かなり腹筋背筋を使う気がする・・・。

走ってみると、マウンテンバイクとの違いにかなり驚いた。
何が違うって、坂ですよ、坂。今までMTBだとちょっとの坂でもへーこらへーこらいいながら上ってたんだけど、ロードバイクだと、このへたれな私でもそれなりになんとかギアを一番軽くしなくても普通に走っていけるのだ。
もちろんそこらを走ってるすごいスピードの人からしたら、歩いてるみたいな速さでしかないんだけど、それでもこの重い体重と鈍い筋肉でよくぞここまでというくらい軽く走れてかなりびっくりした。
借りたバイクは日本だと15万くらいするまぁまぁのランクのやつだったのもよかったのかもしれないけれど。
とにかく軽くて走りやすい!速い!ってのがロードバイクの第一印象かな。


August 26, 2004

引っ越し

ハワイにきて1ヶ月近くたって、学校が始まり、ハワイ島の気候や交通事情などいろいろなことがわかってきた。そして、住んでいたところについても、家はとても豪華できれいなところなんだけど、学校まで車で30分以上かかり、山の上で標高が高いのでその分坂道が多く、ガソリン代もバカにならないということもわかった。30分といっても日本だとそれほど遠くないけど、こちらの30分はハイウェイも使った30分だから距離にすると結構あるのだ。
ということで、引っ越し先を探し始めた。最初の家はクラスメイト4人でシェアしていたのだが、私たち以外に家主の人などがいて、バスルームのシェアなども大変だったので、なるべくシェアの人数を少なくしたいというのと、日本人ばかりではなく外国の人とシェアして英語力も高めてやろう作戦をたてた。

車もなんだかんだいって希望通りのものが希望の時期までにゲットできたし、家もぜったいなんとかなるはずだ!という信念のもとに探し始める。まず手始めに新聞のclassified欄。ハワイ島は今不動産が高騰していて、部屋事情もあまりよくない。駅近とかそういう概念はないけど、カイルアコナの町に近いところはやっぱり高いし、海の近くのコンドミニアムの月貸しなんていうと月1500ドルなんてざらにある。
もちろんそんな金はないので、月500ドルくらいでなんとか探したい。最高でも600ドルまででなんとかならないかなーと。車で思ったより節約できたので家は条件重視でいこうと考えた。いくつかリストアップするが電話で問い合わせるほどではなかった。そんなとき学校の掲示板に部屋ありますのチラシが。学校近くで条件も悪くない。先生に聞いてみると先生のお友達だという。それはいいかも〜なにかあったとき相談とかできるし! というわけで通訳の人にアポイントの電話をしてもらう。英語で電話って一番緊張する・・・。ぱっぱと話が進み、学校終わりに部屋を見に行ってみることに。

そしてそこが私の今の家。家主の人との2人シェアなんだけど、バストイレは自分専用だし、個室はキープされてるし、ラナイからは海が見渡せる。一番いいのはすごくきれいで空気がとてもいいと感じたこと。すごくいい空気が流れてると感じる空間だったのだ。
さらに半地下みたいなところにオフィスがあって、DSL(ブロードバンド接続)を無料で使わせてくれるとのこと。
やったー無線LANのベースステーションもってきた甲斐があった〜。試しにテストみると、地下と1階でも全く問題なくネットok。
今、この文章も、iTunesで音楽聞きながら海が見えるラナイで書いてます〜おほほ♪

s_sunset.jpg
最初の家のラナイからみた夕焼け


August 23, 2004

sunset rainbow

ハワイには虹がよく出る。それはこの島が4000m級の山を二つもつ高低差の激しい島だということと関係があるのかもしれない。
天候の変化も激しく、ここでは晴れてるけどここでは雨ってことも多い。そしてそこで出る虹は神様からのプレゼントのように輝いていて、見つけると本当にhappyな気持ちになる。
こないだも夕方スーパーに行く途中で雨が振り出してきた。でもとても局所的な雨で、海は夕焼けで赤く染まっていた。
そんなときに見たのがこの虹。日が落ちるととたんに見えなくなったサンセットレインボーだった。

こちらに来る前に、私が好きな高砂淳二という水中写真を主に撮っている方の写真集が出たのだけれど、その名前がNight rainbow,
つまり夜の虹。ハワイ各島で撮影した夜の月明かりで見える虹の写真集で、それがとてもすばらしかった。
まだ夜に虹を見た事はないけれど、いつか見てみたいなと思うもののひとつ。

nightrainbow.jpg

August 19, 2004

面白い車グッズ

さて、車の話題を書いたので引き続き車について。
なにせ古い車を買ったものだから、前に女性が乗っていたとは思えないほど中も外もうすら汚れていた。
というわけで、いろいろと見た目も変えたいと思って、ウォルマートにいって車グッズを物色してみた。その中でいくつかおもしろいなと思ったものがあるので紹介してみようとおもう。
まず、車のシートカバー。写真にも写ってるけど、私は紺色のハイビスカス柄のを買った。
これは、made in HAWAIIで、防水シートになっている。水着とか濡れた服で入っても問題なしという優れもの。見た目もちょっとハワイあーんな感じでいい感じ。もちろん日本に持って帰ろうと思う。ボックスシーツのようにはめこむだけなので、だいたいどんな車にもフィットする。
もうひとつは車グッズじゃないけど必需品。それはコーヒーマグ。今は引っ越して学校から近くなったけど、こないだまでは学校まで車で30分以上かかるところに住んでいた。朝早いこともあるので、通学途中の車の中で何か飲みたくなったりすることが多くて、そんなときステンレスでできたマグがあるとすごい便利。私の車にはドリンクホルダーみたいな気の利いたものはないので、窓ガラスに差し込むタイプのホルダーをつけて利用している。

それでひとつ思い出したのだけど、私の買った車は、自動シートベルト?装置がついている。キーを差し込むとドア前方からシートベルトが動いてきて、ぐぁしっと固定されるのだ。最初それをみたときはなんじゃこりゃ〜と思った。今も時々すきあれば襲ってくる油断ならないシートベルトくんである。(危険だから今はないんだと思う・・・)
あとアメリカの車は全部マイル表示、ガソリンもガロン表示。今、アメリカの原油価格が高騰してるせいで、ここハワイのガス代はメインランドに比べるとおそらくかなり高い。現在レギュラーガソリンが1ガロン2.53ドルくらい。1ガロンが約4リットルだから、日本に比べたらそれでも半額ぐらいなのだけど。ハワイはメインランドから考えたら日本における小笠原のようなものなのかもね〜。
ちなみに小笠原のガソリン料金は日本一高く(全部船で運ぶから)一リットル200円くらいだった。原チャリのガソリン代が600円もしてビビったよ〜。

夕陽も車の中で
ontheroad.jpg

August 16, 2004

車の購入

ずっと忙しくてなかなか書けなかったけど、8月に入ってからのこの2週間はまさに怒濤のように過ぎていったという言葉がぴったり。その最初は車を買ったこと。7月18日にハワイ入りして2週間レンタカーを借りていたんだけど、その間に車をどうしようと考えていて、お友達とシェアなんてことも考えたのだけれど、やっぱりここでは車は自分一人で使うのが一番いいという結論になり、探してみることにした。

幸いクラスメイトの彼氏がこちらの人で、その人がすんごいいい人で本当にいろいろと協力してくれたおかげでいい車がみつかったと思う。
こちらでの車の購入方法は様々で、日本で主に流通している中古車センターみたいなところを利用する(新車のディーラーはハナから選択肢に入ってません)か、個人売買かが多い。この個人売買って言うのがアメリカならではというかなんというか、えらく簡単に売買が成立するのだなぁというのが私の購入体験のまず最初の感想。

どうやって個人売買するかというと、多いのが新聞広告での告知を探すこと。こちらのローカル紙はwest Hawaiiというのだけれど、そこにclassifyという項目でいろんな情報が掲載されている。車や家、ガレージセールの案内など、個人が簡単に情報を載せることができるようだ。それをじぃーーーっと見てよさそうなのを探す。そしてそこに書かれてある電話番号に電話して、いろいろと聞いたり交渉したりする。
それからもうひとつ、道路脇とか道路沿いの空き地みたいなところに置かれているfor sale(売ります)の車を見て、そこに書かれてる情報とか実物を見て、ピンときたら電話で交渉するというやり方。
私は後者で今の車をゲットしたのだった。

レンタカーの期限があと3日に迫り、やや車探しも焦り始めていた金曜日、クラスメイトと一緒にコナの町に置かれているいろいろな車を見に走った。いつも走ってるとよくそういう車を目にして、いっぱいあるなぁ・・って思ってたのだが、いざ探し始めると全然ない。あっても「こ、これは・・・」ってな感じの悪趣味な装飾とか、オートマじゃない車。私は一応AT限定免許ではないのだけれど、坂が多いこの町で10年ぶりにミッション車はちょっとキツい。
値段はピンキリで、10000ドルくらいするのもあれば、1000ドルくらいのもある。けど、日本の感覚では「これは売ったらあかんやろ〜」っていうような車も平気で売りに出されるし、買う人もいる。
日曜日までに車を買いたいってことで見て回ったのだけれど、金曜日は不作。週末に期待ってことで次の日に賭けることにした。

土曜日、授業が終わったあとまた町をいろいろ見て回る。昨日よりは少し車が増えてるみたいだ。
並行して新聞で探して予算に合致してよさそうなのをチェックする。チェックしたもののいくつかにローカルの彼にお願いしていくつか問い合わせしてもらってみる。
そうこうしているうちに、その彼の友達が車を売りたがっていて来週頭には売ってもいいという話が転がり込んできた。
しかも激安。ラッキーってことで話を進めていたら、最後の最後で相手が値上げ交渉をしてきた。こちらが日本人ということで足下を見られたか?という気も・・・。その話を持ってきてくれた彼はそれにすごく怒っていて、こんなことならこの話はなしだ!僕が月曜日までに絶対車をみつけてあげる!と言い出した。
うーむ、なかなかうまくいかないものだ・・。気を取り直してまた車を見に町を走る。

走っていると、一台のボロい車発見。車を見ると$1150。安い!何故かフロントガラスの横の部品?がとれていて、ガラスの接着面がむき出しになっている。走行距離は130000マイル(約180000kmくらい??)の92年製マツダのファミリアぽい車。
んーーークーラーは効きそうにもないけど、悪くないかも?ということで電話番号などメモをする。

結局この車を夜見に行って電話で問い合わせして、テストドライブして、エンジンチェックをして(全部やってもらったのだが)彼のフィアンセがこの車に乗るっていうことで、値上げ交渉されないように?して月曜日の朝に購入、引き渡しをしたのだった。
早っ!!
ここではなんでもいつでもすべてがチェンジ、チェンジ。その状況に合わせてうまく乗っていかないといけないことが多い。
日本のようになんでも準備万端、用意万端、すべてがレールに乗ったようにうまくいくなんてことは、まずない。
それをわからないとこの島では、なんでもうまくいかないっていって落ち込んでつらくなることもあるかも。

mazda_car.jpg

これが92年製mazda 323 であります↑


August 09, 2004

観光客では見えない部分

観光客でいたときは見えなかったことというのがいくつかある。そのひとつがゴミの始末について。
この島では、日本のほとんどで行われている(と思ってるだけ??)ゴミの収集というものがない。
各自がゴミ捨てポイント(transfer stationという)までゴミを持ち込んで捨てるようになっている。
島というのはどこもそうだけど、ゴミ問題というのは深刻で、それらをどうやって最終的に処分するかはその島によって全然違う。例えば小笠原では、東京都ということもあるけれど、わりと今は細かく分類が決まっていて、処分場も一応ある。だけど、家電や車の廃ゴミは内地へ船で運ぶことになっている。それがしたくなくて(お金がかかるから)という不届きものが山に産廃を捨てるなんて問題も当然起こる・・・。
で、こちらハワイ島ではどうか?産廃問題はよくわからないけど、ゴミのリサイクルということに関しては、アメリカの中でも遅れているほうなのではないかと思う。リサイクルするものはガラス瓶とアルミ缶のみ。そのほかはぜーーんぶまとめてひっくるめて、巨大なゴミ捨て場に上からぽいぽい投げ捨てるだけ。ただ、その捨てたものの受け皿になっているのはコンテナで、そのコンテナはどこかにおそらく運ばれて、焼却処分をするのだと思われる・・・。そしてそのゴミ捨て場の前は鉄くず置き場みたいになっていて、車の残骸とかが山のようにうず高く積まれているのだった。
今の家は、少し山のほうにあって庭がけっこう広いので、せめてもというわけではないけれど、生ゴミは庭に埋めようということになっている。大勢で今暮らしているので生ゴミもすぐ貯まってしまって処理が大変なんだけど、地中深くに埋めれば肥料にもなるし・・・ってことで。アメリカって一言で言っても、いろいろと場所によって違うんだろうと思うけど、ゴミ問題っていうのは本当にどこも難しいなって思う。特に島では。

August 07, 2004

オールドエアポートビーチ

私の最近のお気に入りの場所がここ、オールドエアポートビーチ。
コナの町のすぐ近くにあるリクリエーションエリアのここは、シュノーケリングにはそれほど適さないけど、波がある日は、ロコたちがボディボードやサーフィンをしていて、ピクニックテーブルがそこここにあって、木の下で海をみながら宿題をするのに最適の場所なのだ。ちょっと暑くなったりしたら海に入って気分転換、そしてまた宿題にいそしむという仕組み。
ほとんど毎日のように通っている。今度スーパーかどっかで安いボディボードを買って、今度は気が向いたら波乗り、なんてことをしてみたいなと考え中なのだった。でもぱっと見は砂浜なんだけど海の中は意外と岩があって、ちょい危険そうでもあるのだが。

oldairport_beach.jpg

写真を貼りつけてみました。うまくいくかな?

August 02, 2004

カイルアコナの天気

ハワイ島は、ハワイの主な4つの島の中で最も大きくて一番新しい若い島。こちらではハワイ島と言わずにビッグアイランドと言われることのほうがおおい。大きさは四国の半分くらい、関東平野がすっぽり入るくらいの大きさがある。
島の西側にあるここカイルアコナは、雨があまり降らず、カラッとしているのが特徴の町なんだけど、なぜか今年は雨がすごく多くて、毎日のようにスコールのような雨が降っている。
私たちが今住んでいるのは、山の中腹で標高500m近くある場所。日本でも標高500mといえば山の中だからかなり涼しいけど、ここハワイでも状況は同じ。コナの町は海からすぐのところにあって、そこから20分くらい山をがーっと上がっていくと今の家がある。毎日毎日山から降りて学校に行ったり買い物にいったりするような感じ。
そんなだから天気も上と下では全然違う。朝、霧があって寒いなーって思うくらいの天気でも、山を下りるとカンカン照りで超暑いなんてことはいつものこと。
上で雨が降っていても、下は晴れてるってことも多いから、そのつもりで降りるとコナでも雨が降ってて・・・ってこともある。

標高差がそれだけあると、毎日車で走っているだけで、耳がつーんとなる。陸でも耳抜きが毎日必要なんて思いもしなかった。
気温の差も激しいから、体調管理に気をつけないといけない。
日記に今日の天気を書いておこうと思ってたのに、何をどうかけばいいかわからないのがちょっと困るかな。

だけど雨が多いおかげで、学校の前に大きな木があるんだけど、その木が実はライチだっていうことがわかり、赤い実が落ちてるのを拾って食べた。おいしかった〜。初めて実がなってるのを見たって、こちらの人が言っていた。ラッキー。
こちらでは、オレンジとかライム、バナナ、マンゴー、パパイヤ、なんてものは拾って食べるもの。アボカドの木なんかもよくあって、買ったことなんてないっていう人もいる。そこらへんに野鶏もいるし、野七面鳥?もいる。牛も馬もロバもいるし、思ってたよりもワイルド感あふれる土地だな。

共同生活スタート

今回、ハワイ島のマッサージスクールの日本語クラスを取るクラスメイトは私を入れて6人。みんないろんな気持ちを持って、がんばってお金を貯めて、やっとの思いでここにやってきた。そして年もバラバラの4人が、とりあえず同じ家で共同生活をすることになった。これから約半年間、ハワイでの生活が始まる。
着いた初日から、待ち合わせをした人となかなか会えなかったり、なぜか電話が通じなかったりとハプニングが続出したけど、その日の夕方、雨上がりの虹と新月が私たちを歓迎してくれてるみたいで、なんだかとてもすてきな気持ちになった。
いろいろあるかもしれないけど、がんばろうって強く思った。

私にとって共同生活自体はそれほど大変だとは思っていない。実際小笠原でも相部屋で20日間楽しく過ごしたし、アジアの安宿でいろんな状況も経験してるからなんとかなるだろうって思っている。でも今回一緒に生活するのは、共同生活とか一人暮らしとかをしたことがない人たちがほとんどなので、慣れない異国の地、自分と違う常識があるということなんかに、最初はすごくプレッシャーがあって、私も含めてみんな気を使いすぎて疲れがどっと出た。
4人がそろってすぐに、車の購入や部屋割りをめぐって、連日話し合いの日々が続いた。思っていたより相当ハードで、みんな気持ちをうまく伝えられなかったり、それぞれがそれぞれの思惑もあるし、予算の都合もあるしで、なかなか話もまとまらなかったりした。
でも、1週間経って時差ボケも疲れもなくなってきて、ようやくみんな自分の地が出せるようになってきたし、ずいぶんみんなたくましくなった気がする。