November 29, 2005

アップダウンな日々

来週の週明けに、ハワイ州のマッサージセラピストライセンス試験が控えている。そしてその後すぐにまた期末の季節。なんだかあっという間に卒業になりそうで、うれしいような淋しいようなそんな日々を送っている。毎週のようにあるテスト、毎日たんまりある宿題、予習してないで臨むと先生の言っていることが半分くらいしか理解できない英語での授業・・・。「ああ、もうちょっと英語ができればなあ」「もっと勉強しないといけないなあ、みんなテストもいい点取ってるしなあ」という思いと「でも出来る限り頑張ってるはずだ、大丈夫!そんなに悪くない」「だいたい母国語じゃない言語でやってるんだから仕方がないのだ」という思いが交互にやってくる。

落ち込んだり励まし合ったり、悔し涙を流したり、宿題の山に忙殺されたり。本当に気持のアップダウンの激しいこの1年だったように思う。ビザの延長がうまくできなくて日本に帰国しなくちゃいけなくなったこととか、試験の前にあまりにハードルが高いように思えて先生に泣きついたり、体調も悪くなってしまって、「自分のカラダをよくするためにマッサージを習って、自分の悪いところをよくしていこうと思ったのに、こんな持病がまた出て来るなんて、本末転倒だ」と思ってショックでものすごく落ち込んだりしたこともあった。自分の感情のアップダウンをうまくコントロールしていく術みたいなものももしかしたら少しは身につけられたかなあ?‥

今も、「もっと英語が話せたらなあ〜、もっと先生の言うことが全部さくっと理解できたらなあ」という思いは強くあって、自分の英語力は本当にこの学校で英語で授業を受けるギリギリのラインなんだなあと思う。英語というハードルがあるのがものすごくもどかしい。あと少し、もう少し楽に理解できたらいいのに。英語のほうが覚えるのがラクなことも結構あるから日本語で全てやるのがいいのかといえばそういう問題でもないんだけど、理解力という点においてはやはり英語の壁は高い。集中していないと音楽のようにするすると言葉が耳から耳へとスルーしていくのだ(笑)。

けれど英語って、多少のコツとか才能もあるだろうけれど、基本的には努力の量がその能力を左右すると思うので、英語がうまく理解できないときにはやっぱりこれは自分の努力不足なんじゃないだろうか、と自分を責めてしまったり。

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とにかく、なんだかんだでもうすぐ終わりを迎えようとしている。まだライセンス試験の勉強もこれからだし、ハードルはいくつも残っているけれど、気がついたらもう卒業。
今日、トリートメント実習の授業のとき、学校のラナイでやっていたんだけれど、マッサージをしながらふと外を見ると、海に太陽の光が真っ白にキラキラと光っていて、なんだかすごくキレイだった。そのキラキラしたものをみていると、急に「ああもう終わりに近づいてるんだなあ」って思った。そして今ここでこうして勉強をしていることの幸せを強く感じた。今この瞬間が大切なんだということを。

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まだ今日も明日午後に提出する持ち帰りテストと宿題が残っている。ずいぶん以前よりは宿題をやるのにも時間がかからなくなったけど、それでも結構大変。本当はこんなこと書いてるヒマはないのだけど、なんか急に今日はそんなことを思ったので書き残してみることにした。

とはいえ、実はまた5月に学校に少し戻って、実習の授業だけ受けることにしたのだった。去年日本に戻ってきて受けられなかった腰と骨盤部のトリートメントをやっぱりちゃんと勉強したいなあと思っていて。それと、エレメント8という名前でリン校長が考えだした、SI(Structure Integration)とかロルフィング系列のトリートメントのクラスも取るつもり。
この授業を受けた友人はすごくよかったと絶賛していたし、私も以前からとても興味があったので、是非このクラスをとりたいと思っていたのだった。去年はどうしても受けることができなかったので、来年の5月にトリートメントの授業の残りとエレメント8のクラスを取って、たぶん本当にそれがこの学校で学ぶ最後になると思う。ただし次回の滞在では、トリートメントのクラスだけで、できたらテストも受けたくないくらいなので,この今の苦しさはあと2週間で終わるはず!

卒業したら、年内はハワイ島をいろいろめぐってまだやってないことをやり倒して、年始からはマウイ島に行ってくる予定。その後またハワイ島に戻って、1月中旬に学校で行われるロミロミのアドバンスクラスを受けてから日本に帰国するつもり。
もう11月も終わり。今はまだ苦しいさなかだけれど、できるだけのことはして悔いの残らないようにがんばろうと思う。海に行ったり、遊びも大切だし、勉強もしたいし、本当に時間がいくらあっても足りない。それにちゃんと睡眠もきっちり取りたいし(笑) ってことで、宿題にとりかかるとするかぁ。

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November 25, 2005

Thanksgiving day

ふ〜ようやくひと山超えたところです。MIdterm の口頭テスト後、ストレス解消のためのんびり1週間ほど過ごしていたら、ふと気づけば解剖学と筋肉学のテストが連続で控えていた。そしてそれが終わった次の日には、スタディガイドといわれる宿題(週に10ページくらいやらなくちゃいけない)の提出もあり、あたふたとその準備をしていたらあっというまに11月も後半に入っていたというわけ。いやあ〜今回のはしかしかなりキツかった。スケジュール的にもタイトだったし、テストの範囲も広くて、勉強するにしてもどこからどうやってやるべきか。。。みたいな感じで。
とにかく!とりあえず今日はサンクスギビングデー。去年もここでサンクスギビングを過ごしたなあ〜なんて思うと感慨深い。

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この日はアメリカ人にとってはかなり重要な日で、この日を境に街は一気にクリスマスお祝いウキウキモードに入っていく。今日は、クリニックにいつもきているお客さんがコナにあるオーシャンフロントの超豪邸でのサンクスギビングパーティに招待してくださったので、いそいそと友人たちと出かけていった。もうなんだか映画に出て来るみたいな豪邸で、オーシャンフロントのリビングの前には自家用プールとジャグジーがあり、ベッドルームとバスは何個あるかわからないほど。(実際は8ベッドルームらしい)3階建てっていうのもハワイ島では珍しいし、ライブラリーみたいなのとか、熱帯魚を飼っている水槽とかバーだとか、オーブンが3つあるキッチンとか、まあ私が今まで訪問したことのある家のうちで一番すごかったかも。でかいマスターベッドルームのクローゼットでさえ10帖は余裕であって、普通に住めそう。招待してくださった方は管理人をされてる方で、実際のオーナーはカリフォルニアに住んでいて年に数回来るだけなんだそうだ。もったいない。。。。

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エントランス

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ラナイでのんびり


サンクスギビングといえばターキー。でかいターキーをとりわけて、グレービーソースやクランベリーソースを添えていただく。他にもたくさんのおいしい食べ物とすばらしい景色、プールで泳いでジャグジーでくつろいで、ウクレレをぽろぽろ弾いてみたりなんかしちゃったりして、本当にリラックスしたとてもいい一日だった。こうしていろんなところでパーティが行われているので、みんなパーティのはしごをしたりするらしい。

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木の影がプールに映る

ってことで、わたしたちも帰りにデレック家(友人がよくお世話になっているステイ先)に行って、抹茶やカステラなどをいただいたりした。ターキーももちろんあったけど、お腹が一杯すぎて入らなかった(笑) 今日は朝からひさしぶりに海にも入った。ちょっと波が荒れてて濁ってたけど、でもここのところ海に行くこともできないくらいタイトなスケジュールだったので海のそばに行けただけでもうれしい。

こうしてオンとオフとの使い分けというか、遊ぶときはとことん遊ぶ!みたいな感じじゃないと、とてもじゃないと1年以上という長丁場、ずっとこの学校にいるということはたぶん難しいんだろうなと思う。今回の卒業式では私を含めて5人が卒業するんだけど、レベル3以降の人は「この学期をもって卒業したい!」っていえばできる申告制?なので、本当に全部のレベルを取ったレベル5の人はたったひとりだけ。それくらいやっぱりずっとこの学校で1年学び続けるということは、精神的にも、時間的にも、金銭的にも、アメリカ人にとってもとても大変なんだろうなあと改めて思った。
私も残りあと少し、がんばらないとな〜。

November 08, 2005

MID TERM EXAM

ああ、こういう切羽詰まったときに限ってブログの記事を書きたくなる私。こういうのを逃避行動というのだろう。何故切羽詰まってるかというと、あさってに授業のmid term exam(中間テスト)があるのだ。今回は口頭テストなんだけど、いつも中間のほうがファイナルよりも大変で、プレッシャーがキツい。クラスのみんなもオーバーストレスでぼーっとしてたり顔色悪かったり。。。

しかも私は先週あったキネシオロジーのテストの点が悪すぎて、再テスト指令まで出されており、宿題はやってもやっても全然終わらず、どないせえっちゅーねーーーん!と誰かに言いたくなるくらいで、どこから手を付けるか考えてるうちに、ウクレレ弾こうかな〜とかネットでいろいろ見ちゃったりとかしてドツボに入りつつある。
今月いっぱいはこんな感じで本当に大変な1ヶ月になりそう。

今、トリートメント(マッサージ実技)の授業でやっているのは、顔/頭蓋のトリートメントと顎関節のトリートメント。解剖学では神経系を学習中。
フェイシャルっていっても、パックしたりとか化粧品をぬりぬりしたりとかそういうのでは全くなくて、顔の筋肉や筋膜をゆるめ、頭の筋肉や筋膜組織を緩めて、その後その筋肉の起始/停止のアタッチメントをフリクション(ぐりぐりやる)ことによって、神経組織が筋肉をゆるめるように伝達させる。。。とかいうメカニズムを学びつつ、各筋肉へのトリートメントなどを学習していく。(う〜ん説明が難しい)

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久々の海。相変わらず美しいです

先週までの2週間で顎関節のトリートメントをやったのだけど、顎関節だからといってそこだけを直接さわるのではなく、そこに関係している組織全体をみていくので、姿勢の査定、首や肩、背中の傾き、顔の歪み、などなどを見てきながら、口の開閉テストなどをし、その後関連する筋肉:頭、首、顔、顎関節をいろんなテクニックを使ってケアしていく。
顎関節の異常がどのように起こるのか、どういう筋肉や組織が関連しているのか、などなどを実に細かく学んでいって、それをテストでは口頭で先生に説明しなければならないのであった。オホホ。。。

でもすごくおもしろい。本当に面白いし、口の中のトリートメントも含め、実は去年の秋、日本語クラスにいたときにこれらは一度勉強したことがあって、あまりにすごいテクニックだったので、もう一度これは筋肉やメカニズムについて勉強しなおして、ぜったいサロンのメニューに取り入れようっという意気込みで今回来たのだった。
それに、自分の顎関節もおかしくて顔や首の歪みもあるので、それをなんとか今回勉強しながら治せないかな〜なんて考えもあり(笑)

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アメリカ合衆国最南端(South point)近く

とにかく明後日がその日なんだけど、それまでに提出すべき宿題を片付け、いろいろ覚えるべきことを覚え、人に説明できるくらいに理解しておかねばならない。が、がんばらねば。。
そして近づいてきたハワイ州のライセンス試験日。まだそれも何にもやってなくて、このテストが終わったらまた解剖学のテストとペーパー(レポートみたいなやつ)などがあり、気が抜けないのだった。
でも、ず〜っと勉強してたら気が狂いそうになるので、明日はコナの街でやっているコーヒーフェスティバルのエキシビジョンなどを見にいこうかな〜などと考え中。(そういうことしてると結局時間がなくなるんだが)

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サウスポイントの崖から海に飛び込む人々