December 13, 2005

あと1日!

今日、この学期最大の山場、ファイナル試験 マッサージ理論と解剖学の2つが終わった。
うぉーーーっうれしいいっ!!!もうどれだけこの日を待ち望んだことか(笑)
明日、最終マッサージの実技試験があるけれど、筆記テストは今日で終わり。
もう宿題もしなくていいんだと思うとうれしくて眠れなくなりそう〜。

筆記テストは制限時間が3時間あるというシロモノで、初めて受けたときはどんどんまわりのみんながテストを終えて教室を出て行くのを横目で見つつ、最後までねばって書いたものだった。マッサージ理論の筆記は、考えさせる問題だとか、文章で説明する問題がすごく多くて、やるのも大変。
今回は終わるのが最後ではなかったけれど、まあやっぱり大変だった。
その試験が終わってすぐまた解剖学の試験もあって。

とにかく!!終わりましたよ。もう過去は振り返らない!
きっと合格点には達しているに違いない。今回のクラスメイトはみんなとても成績優秀なので、いつも他の人よりも点数が低い私だけど、もう気にしないことにした(笑) それなりに力はついていると思うし、試験のためだけの記憶はその後使い物にならないしね。

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最近雨が多いサウスコナです

明日、一緒に卒業するひろみさんとペアで、実技テストを受ける。姿勢などの査定が15分、マッサージ実技が45分で、それぞれ自分が選んだ課題(首/頭に関連する症状に対するマッサージ)に則してトリートメントを行う。私は「胸郭出口症候群Thoracic outlet syndrome」に対応するトリートメント、彼女は「緊張性頭痛 Tension headache」に対するケアを私にしてくれる予定。
実技試験といっても、実はマッサージしている途中に、「今アナタはどこにどういうマッサージを行っていますか?」とか「この筋肉の起始と停止を答えてください」「むちうち症について答えてください」などという質問が先生から飛んでくるのでそれにに答えなければならない。(手は止めてもよい)

結構大変だけど、でも中間テストに比べたら全然マシ。トリートメント計画も昔は必死に考えたけど、今はやっぱり慣れてきて、どの筋肉にアプローチするかというところを、症状やメカニズムから考えたらあとはだいたいわかったきたと思う。
首の筋肉って何層にもなっていて、それぞれいろんな役割があってすごく複雑。首そのものはとても小さいエリアだから、今どこの筋肉をやっているかということをきちんと的を絞って考えながらトリートメントしないと、全部同じになってしまうんだけど、細かいところに注意して筋肉の位置をちゃんとわかってケアすると、結果は全然違うのだ。

明日の午後それが終わったら、本当にもう卒業式を待つだけだ。
(と思ったらよく考えたらクリニック(クライアントへのマッサージ実習)が残ってるんだった。)
でもまあホントにもう終わり。
いやーーーやっぱし大変だったなあこの学期も。本当にハードだった。でも以前よりはこの状況を苦しみつつもある意味楽しんでそれができるようになったからやっぱり少しは進歩したかな?
とりあえずお疲れさま〜<私

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カメにも最近あんまり会ってないよ〜 明日からは海に行くのだ!

December 06, 2005

Board Exam

ハワイ州のマッサージセラピストライセンス試験が終わった。
あーーしんどかった。結果は約1週間後に判明する。たったぶん大丈夫だと思うけどスコアがわかるまでは落ち着かないなあ。

試験問題自体はわりと簡単で、ごくごく基本的な解剖学と筋肉、マッサージテクニックについての問題と、州で決められた規則の問題の計125問。75%の正答率で合格となる。はっきりいって学校の試験のほうが何十倍も難しい。でもやっぱり試験って一発勝負だし、「この学校で落ちた人はいない」とか言われると、自分がその落ちたらヤバいやんけ、と逆の意味でプレッシャーになったり。
いくつか覚えてる問題で、既に「あ、まちがってしまった」ってのがちょこちょこあるけど、こういう問題を(ときどき辞書は引いたけど)それなりに英文読んで答えを選ぶのがそれほど以前ほどは苦痛じゃなくなってることは進歩かもなーんて思ったり。

でもこの試験が終わったら終わり、ではなくて、実は来週からのファイナルが最大の難関なのである。
実技を含むテスト4つ。筆記テストなんて、記述問題が多いもんだからやり終えるのに3時間以上かかったりするのだ。ああ、今から憂鬱。でも、これが終わったら卒業!

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剥製のように動かなかった鳥(わかる?)

12月に入って天気も崩れがちになってきて、海も荒れてる日が多くなってきた。ラジオでは朝から夜中までクリスマスソングしかかからないし、クリスマスイルミネーションをしている家も増えてきた。赤いポインセチアも満開、23時現在、私はフリースを着込んでいるほど朝晩は寒い。冬だなあって思う。
昼間はそれでもまだまだ暑いし、海にも入れるんだけどね。

先週の日曜日には、お世話になってる人の結婚式があった。素晴らしいハワイアンスタイルの結婚式でとても感動した。この話はもう少し落ち着いたら書きたいなと思っている。
というわけでとりあえずお疲れさま!<私 来週のテストも気合いで乗り切るぞ〜

November 08, 2005

MID TERM EXAM

ああ、こういう切羽詰まったときに限ってブログの記事を書きたくなる私。こういうのを逃避行動というのだろう。何故切羽詰まってるかというと、あさってに授業のmid term exam(中間テスト)があるのだ。今回は口頭テストなんだけど、いつも中間のほうがファイナルよりも大変で、プレッシャーがキツい。クラスのみんなもオーバーストレスでぼーっとしてたり顔色悪かったり。。。

しかも私は先週あったキネシオロジーのテストの点が悪すぎて、再テスト指令まで出されており、宿題はやってもやっても全然終わらず、どないせえっちゅーねーーーん!と誰かに言いたくなるくらいで、どこから手を付けるか考えてるうちに、ウクレレ弾こうかな〜とかネットでいろいろ見ちゃったりとかしてドツボに入りつつある。
今月いっぱいはこんな感じで本当に大変な1ヶ月になりそう。

今、トリートメント(マッサージ実技)の授業でやっているのは、顔/頭蓋のトリートメントと顎関節のトリートメント。解剖学では神経系を学習中。
フェイシャルっていっても、パックしたりとか化粧品をぬりぬりしたりとかそういうのでは全くなくて、顔の筋肉や筋膜をゆるめ、頭の筋肉や筋膜組織を緩めて、その後その筋肉の起始/停止のアタッチメントをフリクション(ぐりぐりやる)ことによって、神経組織が筋肉をゆるめるように伝達させる。。。とかいうメカニズムを学びつつ、各筋肉へのトリートメントなどを学習していく。(う〜ん説明が難しい)

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久々の海。相変わらず美しいです

先週までの2週間で顎関節のトリートメントをやったのだけど、顎関節だからといってそこだけを直接さわるのではなく、そこに関係している組織全体をみていくので、姿勢の査定、首や肩、背中の傾き、顔の歪み、などなどを見てきながら、口の開閉テストなどをし、その後関連する筋肉:頭、首、顔、顎関節をいろんなテクニックを使ってケアしていく。
顎関節の異常がどのように起こるのか、どういう筋肉や組織が関連しているのか、などなどを実に細かく学んでいって、それをテストでは口頭で先生に説明しなければならないのであった。オホホ。。。

でもすごくおもしろい。本当に面白いし、口の中のトリートメントも含め、実は去年の秋、日本語クラスにいたときにこれらは一度勉強したことがあって、あまりにすごいテクニックだったので、もう一度これは筋肉やメカニズムについて勉強しなおして、ぜったいサロンのメニューに取り入れようっという意気込みで今回来たのだった。
それに、自分の顎関節もおかしくて顔や首の歪みもあるので、それをなんとか今回勉強しながら治せないかな〜なんて考えもあり(笑)

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アメリカ合衆国最南端(South point)近く

とにかく明後日がその日なんだけど、それまでに提出すべき宿題を片付け、いろいろ覚えるべきことを覚え、人に説明できるくらいに理解しておかねばならない。が、がんばらねば。。
そして近づいてきたハワイ州のライセンス試験日。まだそれも何にもやってなくて、このテストが終わったらまた解剖学のテストとペーパー(レポートみたいなやつ)などがあり、気が抜けないのだった。
でも、ず〜っと勉強してたら気が狂いそうになるので、明日はコナの街でやっているコーヒーフェスティバルのエキシビジョンなどを見にいこうかな〜などと考え中。(そういうことしてると結局時間がなくなるんだが)

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サウスポイントの崖から海に飛び込む人々

October 25, 2005

IRONMAN と Massageボランティア 〜マッサージ編〜

今年は8時間10分台でトップがゴール。プロアスリートは6時45分スタートだから3時過ぎ。もちろんその頃にバイクから帰ってきてランに移る人もいれば、まだまだバイクの途中の人も多い。なんせ最終ゴールは日が変わる午前0時。真っ暗になった道を一人で黙々と走る選手たち。そういう人たちは最初から蛍光のライトみたいなのを首などにつけて走ってるみたい。でもそうした選手が多いため、このレースは満月に一番近い土曜日に行われるのだそうだ。

3時過ぎからマッサージブースもスタンバイを始める。去年は夕方頃からスタートして結局夜中0時過ぎる頃までマッサージをした。今年はもうちょっとスゴイ筋肉を見てみたいっていうのもあって(笑)早めにスタンバイをする。夕方4時頃から選手が続々とマッサージブースへやってくる。ゴール後、必ずメディカルチェックを受けて、マッサージを受けていいというOKが出た人のみがマッサージを受けられるという仕組みになっているらしい。

レース後のマッサージというのは、特別な技術は基本的には何もいらなくて、ただ筋肉をリラックスさせる弱いタッチのものでいいらしい。レース後の筋肉は極端に酷使されているので、あまり強いマッサージは逆効果のよう。一人10分くらいで済ませるようにと言われてはいるんだけど、やっぱりなんだかんだで20分から30分くらいひとりに対してかけてしまう、、、マッサージさせてもらった人には記念にTシャツにサインをしてもらった。
レース後の精神状態というのはやっぱり基本的に普通じゃないらしく、いろんな人がいる。ものすごい饒舌になる人(エンドルフィン:興奮作用がある が出過ぎ?)、とか、寝てしまう人、隣の選手としゃべる人、などなど。 エスコートの人に抱きかかえられながら来るフラフラな人もいれば、寒い寒いといって銀色のシーツにくるまってる人もいる。

マッサージをしていたときちょっとした事件があった。
(つづく)

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ゴール手前の選手

私がケアしていた選手なんだけど、途中で足がつって痙攣を始めた。困ったときはドクターを呼んでメディカルチェックをしてもらってマッサージを中止してもいいんだけど、けいれんの場合は、とりあえずその場所を強く圧迫していれば収まることが多い。それはミーティングでも聞いてはいた。でも、実際に起こるとやっぱりすごい焦る。ど、どうしよう・・

しかも、足の痙攣が他の場所にもうつって止まらなくなってしまった。隣で見ていたセラピストのお兄さんが、コンプレッションするんだといって、私の代わりに選手のふくらはぎを強い力で圧迫し始めた。選手はもんのすごく痛そう。。。こんなに強くやらなきゃいけないの??と思いつつ経過をみる。
ある程度足がつったのは収まったけど、まだ足全体のけいれんは治まらない。ドキドキしながら経過を見る。15分ほどストレッチなどをしていただろうか、ようやく選手の状態がよくなってきた。

これは、体内のイオンが極端に汗などで流されて、電解質が足りなくなってしまったために起こるのだそうだ。だから「ゲータレード」を飲ませろと言って飲んでもらったりした。選手が受ける点滴なんかもそういう種類の栄養素が入ってるみたい。レースでは人間の体力の限界を超えて、もうわけのわかんない興奮物質が出まくった状態で、ココロとカラダがバラバラになって帰ってくるので、いろんな事が起こる。

ある選手は、エスコートのボランティアに抱きかかえられてマッサージの順番を待っていた。私は他の選手をマッサージしながら、ちらっと順番待ちのひとがどれくらいいるのかな?なんて思いながらその方向を見た。すると、その人は突然嘔吐しながらぐったり折れるように倒れたのだった。当然メディカルへ再度送り込まれたことはいうまでもない。

こういうのを見ると、マッサージひとつとっても、人のカラダを触るということがどれだけ責任のあることか、ということがよくわかる。自分の体調やメンタルヘルスもちゃんと整えないといけないってことも。
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マッサージ中です

結局、日本人の選手も含めて9名、時々休憩やゴールを見に行ったりしたけど、夜中のゴール前までマッサージを続けた。こちらも耐久レース、アイアンマンだ(笑)
でも、最後にやった選手がちょっとカッコよくて、しかもチップもくれたのでかなりご機嫌な終わり方だった。次の日のマッサージもどう?って営業すればよかったかなあ?(笑)

今年のアイアンマンは、全体的にゴール時間が早かったけど、最後の最後12時近くにゴールするひともやっぱりいて、またとても感動的だった。うーん本当に疲れたけど楽しかった!

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夜のゴールもステキです

October 05, 2005

スケジュールびっちり

3日間のポラリティワークショップが終わった。なかなか有意義な授業だった。ポラリティはチャクラとか陰陽とか、アーユルベーダ(インド医学)の考えが根底にあって、今回はそれを基に体系づけられた考え方とボディワークのベーシックな部分を習ったのだけれど、一番自分で自覚したのは「私は呼吸がとても浅くなっている」ということ。ワークではクライアントの呼吸と同調しながら行うものが多くて、自然と深呼吸を相手に促すことになるんだけど、自分がボディになっているとき、ときどき息をしていない!?ときがあって、すごくがんばって深呼吸しなくちゃいけなかったりして。

また、左手と右手で脈を測ったら、その強さが違っていたのだけれど、その違いが大きいと、交感神経/副交感神経のバランスが崩れていることを意味するらしい。私は左が弱くて右が強かったのだけれど、それは、交感神経が強くなりすぎていて、パワーが入り過ぎていて、落ち着かない状態、つまりもっと呼吸をしてそれらを出さなければならない状態らしいのだ。まだちょっと睡眠も不規則だし、まさに今の私じゃないか〜と、「なるほどなるほど」と納得。1日意識して呼吸して実習でワークも受けたら、だいぶ落ち着いてきたのか、最終日の今日、脈をみたら、だいぶバランスが取れてきたみたい。いや〜しかし人間のカラダって本当におもしろい。

この授業、ちょうど去年の今頃日本語クラスでもやっていたんだけど、そのときはあまり興味がなくて、クラスを取らなかった。スポーツマッサージの授業も熱が出て参加できず(過去ログ:2004.10アイアンマン風邪 参照)だったんだけど、まるで今年受けるのを知っていたかのようなタイミングのよさで、今回それらを全部受けることになったのだった。去年よりもたぶん今年受けたほうが、有意義で自分にとってプラスだったと思うので、きっとなんでもそういう風にうまいこといくようになってるんだな〜なんて思う。

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アロハサインと群がる魚たち

今は9時から5時の授業で、宿題もなくて、なんとなく楽勝気分が漂っているんだけど、今後の授業スケジュールを確認してみたら、アイアンマンが終わったあとは怒濤のスケジュールが私たちを待っていることに気づいた。来週はスポーツマッサージとその実習で、炎天下、1週間で10人の人にマッサージする事が義務づけられている。レースの日は朝7時スタートで夜中12時まで競技は続き、マッサージのボランティアはだいたい午後2時過ぎから深夜までずーっと続く。まあお祭りだから楽しいんだけど、結構ハードなんだよな〜これも。

そして、その後のハードさっていえば、日本の労働者並み、毎日ではないにせよ朝9時から夜9時までとか普通にあるし!残業食つけてくれとか言いたくなるよ(笑)。そんなに授業がつまってたらいつ宿題するねん!などと言いたくもなるスケジュール。例えばある1日、
9:00-12:00 キネシオロジーの授業
13:00-17:00 顎関節の理論と実習 
18:00-21:00 クリニック(2人のクライアントにマッサージをする)  

こういう感じで毎日がっつり進んでいくのだった。たーすーけーて〜
11月に入ると早々にMidTermExam(中間テスト)もあるし、併行してハワイのマッサージライセンスの試験対策もしなくちゃいけないのだった。うへ〜‥が、がんばります。

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まだ実はカメには会ってません。はやくあいたいな〜

October 03, 2005

授業初日

月曜日、秋学期が始まった。最初は本科ではなくて、いろんな講師の人が来られたりして様々なタイプのボディーワークを習う。今学期は、ポラリティ、スポーツマッサージ、メリディアンバランシング(経絡)があるんだけど、まあだいたいいつもそうだけど、習ってみるまでは、「はあ?」みたいな感じでいまいち何をやるのかすらよくわからない。日本ではなかなかまだなじみのない考えだったり、知らないことがたくさんあるし。
でも、今回本科の授業では「首と頭」を習うので、それとこのボディーワークには関連性がやっぱり少しあるみたいで、いつも授業を受けてみてはじめて、「なるほどなぁ〜」と思うことが多いのだ。
(つづきもあるよ)
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水面の裏側

ポラリティとは体内電極っていうのかなぁ?あまりまだよくわかってないけど、カラダには+と−、陰陽があって、そのバランスを整えていくという、まあエナジーワークの一種だと思えばいいのかな。まあそんなやつなんだけれども、朝9時開始のこの授業、起きたら昼の12時過ぎてました、はっはっは。
いやぁ夜中全然寝られなくてヤバいなあとは思ってたんだけど、これだけはっきり寝坊すると我ながらアッパレだわ〜。初日なのに。きっとたちの悪い時差ボケってやつなんだろうと思うけど‥。目覚まし1個じゃ足らないみたいだからこれからは日本の携帯とかラジカセのタイマーとか駆使して起きられるよう工夫しなければ。
クラスは5ヶ月も離れてるとメンバーはかなり入れ替わっているんだけど、数人懐かしい顔もいて、久しぶり〜!の挨拶を交わしつつ、昼からこっそり授業に参加する。

昨日からコナサイド、天気が悪くて朝からずっと曇り空か雨。せっかくのサンセットも今日はたぶん見られないだろう。雨はずーっと降るんじゃなくて、いきなりものすごい勢いでどしゃどしゃ降って来て数十分で止むことが多い。それが何度か繰り返される感じかな? 本当はコナは晴天率70%とかで雨が少ない地域なんだけど、学校があるキャプテンクックのあたりは、標高が少し高いこともあるし、去年からどうやら異常気象が続いていて、結構雨が多いらしい。私は去年からしかいないからそれしか知らないんだけど、今も涼しいから長袖を羽織っているし、ハワイといっても毎日南国ハワイアンって感じでもないんだよな〜実感としては。でもあくまでも靴はビーサンで!どんなに寒くとも!(笑)

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ビロードのようなオレンジ色の海

September 08, 2005

うれしい報告(ちと長文です)

先日一通のメールがきた。送り主は私が前回ハワイ島で出会った人の中でも特に重要な出会いだったなあと思える人。ダイビングショップビッグブルーのオーナーであり、フリーダイビングの日本女子チャンピオンでもあるmegさんこと松元恵さんからだった。

今年の冬、当時私は英語でのクラスについていくのに必死で、かなり余裕のない精神状態にあった。海はすぐ近くにあるのに、その海にさえなかなか行く気にならないほど切羽詰まっていて、宿題はやってもやっても終わらず、ただぼーっとネットしながら部屋にいる時間も多くて。

そんなとき、たまたま彼女のお店のサイトをふらっと覗いたら、今ハワイ島にトレーニングにきています、との書き込みが。それまで私はフリーダイビングには興味があるけれど、まだちょっと怖くて足を踏み込めずにいた。(今もフリーダイビングの世界には入ってないけれど)
もちろん面識もなかった。たまたまmegさんのショップで小笠原のお友達がフリーダイビングのトレーニングをやってるのを知っていたので、ごくまれにサイトを見る程度。
だけど、せっかく近くにいらっしゃるし、1ヶ月ほど滞在されるとのことだったので、是非お会いしてみたいと思ってずうずうしくメールを送ったのがきっかけでお会いすることに。

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ちょうどmegさんのほうも、自由に使える車がなく、自転車でプールへ通ったりするちょっと不便な生活(ハワイ島では本当に車は必須なのです)をされていたこともあって、自転車載せて家まで送っていったり、地元のカフェでお茶したり、と親しくなる機会が多くなった。
そこでいろいろな話を聞かせていただいたり、マッサージさせてもらったり、フリーダイビングのレッスンをちょっとだけ見学させてもらったりしているうちに、それが気分転換になって学校のほうもだいぶ慣れてきて(開き直ったともいう)、冬の一番つらい時期を過ぎたという気がした。

そしてクジラの数も減ってきて、megさんも日本に戻る日が近づいたある日、彼女は地元の練習仲間(元アメリカ女子チャンピオンの人などこれまたスゴイメンツ)と非公式のトライアルをすることになった。

その前日、megさんと練習仲間のレオさんと、日本やオアフからトレーニングにきていたお客さんと一緒に、ホウケナビーチへ遊びに行った。少し前に簡単なロープを使ったトレーニングをしたときに、耳抜きと顎関節の異常がどうも関連しているのではないかと気づいた私は、みんなに水中で顎関節から側頭骨にかけてマッサージしてみた。
水中で受けるマッサージって、すごい気持ちいいみたいで、みんなうっとり・・・。でも一人だけ全然片側の耳抜きができなくて、いつもなら潜れる深度が全然ダメっていう子の顎関節あたりをさわったら、ちょっとさわっただけですごーーく痛いという。聞くと少し前に中耳炎かなにかをやって、それから耳抜きが厳しいみたい。やっぱり顎関節と耳抜きって絶対関係あるんだ!!とみんなで興奮し、その後マッサージ大会に。
耳抜きマッサージとかいう名前でやればいいじゃん!受けるよダイバーに!なんて話で盛り上がったのだった。
そんなわけでトライアル前日にもマッサージしようといって、ビーチのベンチで(笑)少しだけマッサージをした。もちろん耳のあたりも重点的に。

そして当日、私はボルケーノに行く用事があり、途中でクリスタルのお店に寄った。ああ、そろそろmegさん潜るころだなぁと思いつつ、今回とてもお世話になったからお礼に何か差し上げようと思い、店内を見て回る。なんとなく紫色の水晶のクラスター(加工されてなくてギザギザした岩みたいなやつ)が気になって、うーんmegさんはこれかも。と思って包んでもらう。

ちょうどその後、megさんは非公式ながら、日本女子最高記録を塗り替える60mを達成したのだった。

今までの記録は彼女のもつ56m。まあそれだけでもすごいんだけど、それをずっと上回る、それも1年ほど記録を伸ばせなかったのに、いきなり60mの大台を突破。すごい!!!
私が選んだクリスタルは、60m達成記念として大切にしてくださっているそう。そして彼女をとりまくオーラはそれが見える人によると、赤みがかった紫なのだそうだ。偶然の一致だろうけれど・・・でもなんかこれしかないって気がしたからきっとそのクリスタルを選んでよかったのだな。

別に私のマッサージが効いたとかそんなことは全然思ってないけれど、だけどその記録の少しでもお手伝いになれたのなら本当によかったと、そのときとても感激したのだった。

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それから半年以上経った先日、フランスはニースでフリーダイビングの世界大会にmegさんが出場した。日本に帰ってからも何度かメールで連絡していて、一度是非マッサージをと言ってくださっていたのだけれど、夏はなかなかお会いする機会がなかった。
今大会前は体調も練習環境もあまり万全ではなかったようなのでちょっぴり心配していたのだけれど、さすがはmegさん、この度公式に深度60mを達成されたのでした!!うわ〜んおめでとうございます!!!
これで声を大にして言える!!(笑)
ちなみにこの記録、今回の世界大会でも4位の記録です。すごいなあ〜・・・60mを下に潜るんですよ?息止めて!しかも往復ですよ?

更に嬉しかったのがニースからのメールで「ユウコちゃんに、耳抜きマッサージやってもらいたいって、何度も何度も思ったけど、やっぱりなかなか時間が取れなくて・・・・・ 」なんておっしゃってくださったこと。
なんかそれを見て感激。うるっと涙が出そうになった。
こんな風に人に必要とされるって、やっぱりうれしいもの。セラピスト冥利に尽きるというやつだ。

私自身はフリーダイビングを深くやるつもりはないし、たぶんできないと思うんだけど(でも20mくらいは軽く潜れるようにはなりたい。今は最高でも15mくらい?)それをサポートするマッサージセラピストっていうのはすごくいいなあと思うのだ。何でもそうだけどスポーツ選手って一人でやるスポーツでも、戦ってるのはただ一人ではなくてそれをサポートする人たちがあってこそ。器具だったりメンタル面だったり練習相手だったりする人たちがいて初めて選手は記録なり試合に集中できる。

今度、ハワイ島に戻ったらまずやるのがスポーツマッサージ。これはそういうアスリートの人たちのコンディションを整えるマッサージで、実際に10月半ばに行われるアイアンマンレースの世界大会に出場するたちをケアする実習がある。こういうのももう少し勉強してみたいなと思った、megさんからのうれしいご報告メールだった。

そして、ついでになってしまったけれど、同じく世界大会にいつの間にか出場していた、小笠原友達のみみずん!!キミはすごい!!この前まで泳げなくて泣きそうになりながらプールでトレーニングしてたのに、昨夏に30m越え!そして今回大会出場&公式記録52m!!世界で12位!!
素晴らしいです。小笠原で台風の中記念写真を撮ったり、ユースでウクレレ弾いたりしたのが懐かしい。そういやウクレレも頑張ってたね。ガンバリ屋さんなんだよね。ホント爪のアカでも煎じて飲まなきゃいかんな〜。本当におめでとう!

9月からの日常

海の家の営業が終わって数日、撤収作業が始まった。手伝いに行こうという意気込みはあったのだが、いつも行くのは夕方。ちょうど余った食材でスタッフBBQしようという時間帯ばかりで、とりあえず焼き係として働いたりする。まっほとんど冷やかしみたいなもんです・・・。
週末はマッサージのお客様がちらほら。お友達がお客さまとしてきてくれたりしたので、マッサージの前に泳いだり、ランチしたり、近所をお散歩したりと、かなり楽しい週末を過ごした。

そして台風がやってきた。今回の14号は直接この辺りへの影響はなかったようだが(九州、中国地方の被害は結構あったようですね・・)週末あたりから波が軒並みサイズアップ、近くのサーファーはうきうきモード。今日が一番風が強い。でも不思議とこのあたりあまり雨は降っていない。日曜日も天気予報は雨で、東京都内でも記録的豪雨があったけど、こちらは夜までまったく降らず。秋谷と葉山と逗子の3カ所だけでも雨が降ってたり止んでたりかなり天候が違うのだ。

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月曜は友人のわださんと交換セッションして、初めてクラニオセイクラル1時間を受ける。自分でもすこーしだけやる施術だがかなり好きで、これをやられると本当に不思議な感覚がする。寝てないのに熟睡したみたいな感じ?これは頭蓋仙骨療法というやつで、説明するのが難しいのだが、頭から仙骨に向かって流れている脳脊髄液の流れを整える非常に軽微な力で調整する施術法なのだ。
フラフラになりつつ私もマッサージ1時間。筋筋膜リリースというのをかなり重要視するのだけれど、わださんが思っていたよりもかなり力強い系のマッサージだったみたいで、いい意味で驚いたと言われる。
私がかなり今気になっているロルフィング、SIなどとどちらかというと近いかも?という印象だそうだ。

火曜日、昼過ぎに雨は止んできたので、思い切って横須賀へ出る。もちろんカブで。
久々にHOMES(ホームセンター)でいろいろ日用雑貨をお買い物。ここは2階にかなり大きいインテリアショップもあってなかなかおもしろい。ホームセンターのほうもでかくて、海小屋の資材は結構ここで買ってることが多いそう。久々にマクドナルドで月見バーガーなんて食べてみる。秋ですね〜(笑)

今日は久々に都内に出る。いつもはタイマッサージのサロンのお手伝いをするのだが、今日は時間があったので、渋谷のブックファーストに行って、久しぶりに本をまとめ買い。今回は勉強関係の本と、次回ハワイへ持っていく文庫本などを物色。その後ハワイ島留学する前に勤めていた青山の雑貨屋さんArrivee et Departへ久しぶりに足を延ばしてみた。あいかわらずラブリーなお店だ。何故ワタシがここで働いていたのか謎なくらい(笑)。でもなんだかんだいって備品にするものを1万円くらい購入してしまう。うへー こっちにいるときは全然お金なんて使わないのに、たまに都会に出るとこれだよ〜
そして青山といえばキルフェボンのタルト!これしかないでしょう〜!ってことでいちじくのタルトとオレンジのタルトとニルギリ紅茶のババロアタルトを購入。相変わらず店員のおねーさんもかわいくてよい。(←オヤジっぽい書き方だなあ〜)

夜はOMNAMOに戻り、ルーシーダットン(タイ式ヨガみたいなもの?)のクラスを受ける。かなりキツくて汗だく。呼吸法もかなりしっかりやるのですごくカラダによさそうだと思った。
お友達に30分だけ肩周りを施術。首のあたりはみんな相当凝っているわりにあまり日本のマッサージではやらない箇所なのでやると喜ばれる。何故やらないかというとちょっとキケンな場所でもあるから、だろうなあ。やり方を間違えると筋(すじ)をやられるし。ついでにすこーしだけクラニオセイクラルの技も入れてみたら、すごい敏感に反応したようで、左半身の膝がすごく熱くなったと言われる。さすが身体感覚がいい人は感じ方も鋭い。

・・・こんなに普通に日記みたいに出来事だけを書いたなんて今までなかったかも!(笑)
あんまり読んでて面白くないかな?オチないし<関西人にとってはムズムズする

August 26, 2005

ハワイアンセラピーマッサージワークショップ

たまにはマッサージの話題も書いてみよう。
今度、私が通っているハワイの学校(ステキな日本語サイトができました!)が、日本でワークショップを開きます。
雑誌セラピスト共催のこのワークショップ、なかなか日本では学べないテクニックがてんこもりです。
ハワイアンセラピーマッサージワークショップ2005 in 東京&大阪

校長のリンも、お茶目なジュリエットもきて日本で会えるなんてうれしいなぁ〜。リン先生のマッサージは本当にほんとうにミラクルです。マッサージってここまでできるのねって感動するばかり。
NMSRなどはちょっと概念的に難しいんだけど、めちゃくちゃ即効性があるので、がんばって勉強して理解してもらえるといいなぁと思います。8/31まででかなり定員に近いらしいのでラストチャンスかも!迷ってたらGO!ですよGO!
私もオープントークの日とかに顔を出すかもしれません。なんかこうやって学校のこととか書いてたら、ハワイ島に戻るのも楽しみになってきた単純な私であった(笑)

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August 02, 2005

伝わるもの。

なんだかあっという間に時間が過ぎているような、でもまだ秋谷に引っ越してから1ヶ月半をようやく過ぎたところだと思うと、ものすごい濃縮された日々を送っているような、不思議な感覚。

週末は、自宅サロンモアナブルーのお客様も来られて、また新しい出会いとつながりがそこで生まれた。
土曜日は朝、友人がバイクでやってきて一緒に泳いだ後、海小屋SPAで大阪から東京カフェ巡り中のマンマンデーさんに会い、マッサージもさせてもらう。
「今までいろんな国や場所でマッサージを受けてきたけど、なんか初めての感覚、スゴイ。」なんていわれる。う〜んもっと具体的に表現してくれ!!(笑)
でもとっても喜んでくださって、見た感じも施術後のほうがぐっとよくなってたので一安心。

昨日もお客様に「今までそういうのを感じたことがなかった体質なんだけど、今日はばななんさんの手からあったかい何かが流れてくるのがわかった」なんて言われたりして。

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海岸の後ろには松がたくさん

自分ではあまり自覚していないけど、でも私はこの仕事にすごく今誇りを持っていて、大げさかもしれないけど命をかけてるので、そういう強い気持ちが相手に伝わっているのかな〜なんて思うと、とてもうれしい。
でもその分、「たかが」マッサージ、とか、誰でもできるんでしょ?そんなもの、みたいな気持ちが相手にあって、その気持ちが私に伝わってしまった場合、自分でもビックリするくらい気持ちを制御できなくて、すごく悲しくなってしまう。相手が自分の仕事をどう捉えるかなんてコントロールできることじゃないから、仕方がないんだけど・・・。

とにかく今自分にできることは、できることを精一杯やるだけ、だな。

July 23, 2005

やっとサイト2ページ目

いやはや・・・いろんなサイトからせっかくリンクしてくださってるというのにトップページしかないサイト、それが今のモアナブルー。さっきようやく2ページ目をアップさせた。メニューと価格。これがなかったらいったいいくらなのか、どんなことやるのか全然わからん!っていう重要きわまりないページである。
同時にサロンのご案内のページもアップしたかったんだが、とりあえず時間切れ。日曜日までには仕上げるつもり。
(写真はないけどつづきはあり!)

ところで今日の三浦半島、やたらと涼しい。しかも週末なのに雨予報。これじゃあマッサージの人どころかビーチに人がいないよ〜(^^; でも雨の日の海の家ってとても落ち着いてて私は結構好きだな。それにマッサージも500円引きなので(笑)よかったらみなさん一色海岸「海小屋」に遊びにきてくださいね。
ちなみに今日の大阪地方、昨日もだったが最高気温34度。こちらは25度。えらい違い!!

July 15, 2005

やっとトップページができた

久しぶりにWindowsを起動させて、名刺とかチラシなどを作っている。
やっぱりibookだと画面が狭くてやりにくいんだよな〜。ibookを17インチモニターにつなげてやればいいのだが、だったらウィンドウズでもいいかなという感じだなぁ。今ネットは光ファイバー入れてるのでアップロードもダウンロードもあっという間。

ずーっと後回しになっていたサロンのサイト作りにもようやく着手。すでにもう宣伝してもらっているサイトもあるし、チラシにも思いっきりURLのっけてることもあり、本当にそろそろちゃんとやらんとヤバイのだ。海の日には海小屋で大きなイベントもあるらしいし、連休明けにはALL about Japanのカフェごはんのところにリンク先として掲載されることになったし。

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最近梅雨空が続いてる葉山周辺。早く梅雨明けしてほしい!

いろいろ今週も行事がたくさんあるのだが、なかなかブログを書く時間がない。
とりあえず今トップページだけなんとか体裁整えたやつができたので、とりあえずアップしてみた。
Moana blue http://www.moanablue.com/
まだあと7ページもつくらねばならぬ。原稿はだいたい出来てるんだけど、デザインとコーディングがこれからなのだよな〜うーむ。明日しかまともにやる時間がないのだが大丈夫か!?私。

そして明日は逗子の駅近くで、フラやウクレレライブなどがあるハワイアンフェスティバルがあって、お友達に会いにいく予定があるし、土曜日は海小屋で仕事、日曜日は自宅でサロンのお披露目会という名目の単なるパーティ?をする予定なのであった。遊びの用事が多いのだが、用事は用事だしな〜。
とりあえずトップページ見た感想など書いてくださるとうれしいです〜

July 03, 2005

海開きとマッサージデビュー

7月1日、梅雨真っ盛りだけれど、夏の始まりでもある、そんな一日。
あいにく雨が降っていたけれど、一色海岸でも各海の家がオープンした。たまたまモノを置きにいく用事があったので夜に顔を出したのだけど、雨だろうがなんだろうが、海の家ってやってるのね〜。っていうか海小屋でもオープンを狙って?結構たくさんの人がいた。夜、雨音と波音が混じった音を聞きながらのBBQ。少しお手伝いしたのだがとても楽しかった。荷物を置いて帰ろうとしたら「もう帰るの?」とか言われ、雨が小康状態になるのを待っていたらそのまま結局閉店まで居残ってしまったのだけど(笑)

7月2日土曜日、朝から曇り空だけど幸い雨は降っていない。カブにシーツやタオルを入れた旅行用の小さいトランクをくくりつけ、午前11時から勤務地一色海岸へ向かう。朝から、一緒にやる予定の奈々子さんから「娘が熱を出したので今日は行けないの、よろしくね」とのメールが入り、げげっとビビる。が、まあまだ初日、とりあえず作ったチラシを持ってマッサージができるように小屋の中を整えたりするのが最初の仕事だろう、と気を取り直してチラシを大急ぎで印刷する。服は迷ったけど一応中は水着にしてみた(笑)。結局そんなに暑くなくて海には入らなかったけど、暑い日はやっぱし海でクールダウンでしょう〜って感じ。マッサージのほうはさておき、今厨房スタッフが足りないらしく2軒あるうちの1軒だけをオープンさせることに。お手伝いするっていうほど手伝ってないけど、マッサージしてないときはそんな感じで仕込みのお手伝いとかするのも結構楽しい。

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どこまでもまっすぐ続く道

1日目の今日は、結局スタッフの人たち2人にさせてもらっただけで普通のお客さまはなし。でも何人かはチラシを持って帰ってくれてたし、予約の電話とかサイトの案内とかできてないし、まだまだこれからってところ。

マッサージ、とにかくロケーションが最高だし、本当に貸し切りの小屋なので受けるほうも気持ちいいだろうけど、マッサージするほうもものすごくリラックスできる気がする。ふっと顔をあげると海がそこにあり、BGMは本物の波の音。本当に贅沢だと思う。
ただ、窓にすだれをかけてるんだけど、暑い時期だと熱気がこもってそうとう暑いかもってのが課題かな。お客さんさえよければ開けてやっても全然問題ないのだけれど。

ちなみにブルームーンでもマッサージやってて、ものすごーーく高い2階のスペースを使って、ベッド2台椅子3台体制でやっているみたい。夜見たときはそっちは結構人が入ってたけどまあ気にするまい(笑) うちは基本的に夜はやらない予定だし。

ちなみにここに
チラシ(PDFファイル)を置いておきますね。ご予約は前日までならメール(booking@moanablue.com)でもできますよ〜ん。つーかまだ電話ついてないから直接私に連絡とってもらうか、現地に来るしか手段がないのだった。あはは。

夕方でサロンの営業をなんとなく終え、その後お友達と合流、夕方から出て来た富士山と夕陽を楽しみ、ブルームーンで一杯飲み、その後また海小屋に戻ってパニクってる厨房を少し手伝いつつまた夜の海を楽しんだ。それぞれ全然店のカラーが違うのでおもしろい。ブルームーンはでかいしスタッフの人も若くてオサレなおにーさんおねーさんがやってるって感じ。海小屋マナはオーナーが子連れなので、ローカルの子連れさんとかが多くて、ある種地元の集会場みたいになっていてそれはそれでおもしろい。そこらへんで走り回ってるガキんちょと一緒に遊んだりして、なんだかすごーーく楽しかった。
しかし今日デジカメを持っていかなかったのは大変不覚。こっちに来て初めてみた富士山やったのに!!

June 02, 2005

セラピストの不養生

医者じゃないけどセラピストっていう職業も、人のからだをみることには変わらないんだけど、なかなか自分のカラダのメンテナンスをするのって難しい。私は背骨と骨盤に歪みがあるのを自覚していて、おそらくそのせいからか下半身の血行がわるくむくみやすいし、持病も下半身に主に症状が出る病気だったりする。
最近その歪みがどうも大きくなった気がしていて、ハワイではカイロプラクターの先生のところに冬くらいまでは通ってたんだけど、その後は行っていないし、自分ではなかなか補正するのも難しい気がしたので、たまたま別件の検索をしてたときにひっかかった、骨盤矯正を主にやっている整体屋さんに行ってきた。
(つづきもありまーす)
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右上に小さくザトウクジラ。見えます?

最初に、脚をエアポンプみたいな機械に入れて、圧迫して血行をよくして、その後、ストレッチチックな感じで骨盤の動きを矯正していく感じだった。ちょっと動きはタイマッサージもちょっと入ってる感じだったな。

施術に入る前に、体重計を2こ使って、片足ずつその体重計に乗って自分のカラダのバランスを量るんだけど、これがなんと左右で5kgも違う!私の骨盤は左側が上に上がってしかも前方に傾いているため、左足のほうが右よりもかなり長いというのは知っていたのだけれど、それがこんな風に現れるとは!客観的に知ることって大切だなーって思った。私はカラダがものすごーく柔らかくて、股関節もかなり開くんだけど、その悪い影響なのかどうか、どうやら人よりも骨盤の矯正がしやすい分、戻りやすくもあるかもしれない、というようなことを言われた。女性の骨盤というのは生理周期にあわせて開いたり閉じたりする時期があるから多少の柔軟性はみんなもちあわせているものだけど、きちんとそれが機能していないとさまざまな影響がある。

普通の人は股関節が固くなっていて、そこの筋肉なり腱なりを柔らかくほぐしてから矯正していくというのが多いらしいのだけれど、私の場合はすでに柔らかい筋肉なので、最初のその作業がいらない分ラクだけれど、きちんとそこで筋肉量をつけておかないとすぐにまた元に戻ってしまうみたい。

原理としてはとてもよくわかったし、骨盤体操も教えてもらったので、ちゃんとやろうと思った。最近靴の外減りをなくすため骨盤矯正?サンダルをはいてるんだけど、その施術を受けたあとサンダルを履いたら、本当に骨盤がぐぐっと閉まる感じが強くなって、太ももの内転筋群(内もも)と梨状筋のあたり(お尻の外側の筋肉)に張りみたいなものを感じた。きっとここの筋肉量があまり多くなくてそのせいで姿勢が悪くなったり骨盤が変な位置でとどまってしまったりするのかもしれない。

いろいろと勉強になったなーと思った整体体験でした。大阪にはそれほど長くいられないけどあと1回くらいは通ってもいいかな。
そして不健康そうなとか疲れているマッサージセラピストにだけはなるまいと思ったばななんなのでありました。やっぱしイメージって大事だし!

May 19, 2005

仲間がいるって心強い

今、東京に来ています。私はもともと実家が大阪にあって大阪で育ってるんだけど、5年ほど前に関東進出をしてその後はずっと神奈川/東京で過ごしている。大阪を出る時から東京のほうが友達が多いかも?って状態が続いていたんだけど、その後IT関係の会社にいたり、雑貨屋さんでバイトしたりしたり、小笠原に行ったり御蔵に通ったりしているうちに、圧倒的にこちらのほうが友人が多くなった。
ハワイ島でも関西人パワーは強かったけど、関東を拠点にしてる人ももちろんいる。

先日そんな中でも、本当にすごいパワーでハワイ島留学生活を送って1年を過ごした人が、学校を卒業後始められたサロンに遊びに行ってきた。
なんとファミリー(夫妻と1歳の息子さん)でハワイ島留学して、異国の地で子供を預けながら1年間夫婦で学校に通われたのです!

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(つづきもありますよ!)

DAY SPA BODY HEALING
という、私が習っているメディカルな部分に立ち入ったスウェーディッシュマッサージを基本として、ロミロミやリンパドレナージュ、SPAプログラムも充実した隠れ家的サロン。
千葉の津田沼にあって、総武線なら東京からも結構近い。実は東京の山手線右半分より千葉寄りのほうはほとんど地理感覚がなくて、今は乗る電車すべてが初めてって感じなのだ。

サロンは一軒家の自宅の1室を使ってるんだけど、お家も新しくてキレイだし、なにより施術をする部屋の中にシャワーもトイレもあるっていうのが素晴らしいと思った。スウェーディッシュをはじめとするオイル/ローションを使うマッサージって、基本が全身はだかかパンツ一枚ってやつだから、日本人はまだまだそういうのに慣れてないし(お風呂とか温泉では平気なのにね〜)スパのプログラムとかだと別になくてもいいんだけど、終わったあとシャワーで流したいなんて人もいるかもしれないけど、そういうときに気軽に使えるし、トイレも近いことは重要。時々テナントに入ってるサロンとかって「そのドアを左にいって下に下りた右手にあります」みたいな感じなところとかあるけど、そういうのってやっぱりマイナスポイントだと思うから。
駅からはちょっとわかりづらい場所にあるのだけれど、それがかえって「私だけが知ってる」っぽくていい感じ!

肝心の施術ももちろんGOODでした。「あ〜やっぱしHIS最高〜♪」なんて思ってしまった。もちろん自分が受け慣れているマッサージというのもあるのだろうけど、やっぱり違う。もちろんセラピストによる特徴が大きく出るのがうちの学校の(アメリカの?)特徴でもあるので、私がやるのと今回施術してもらった晴美さんがやるマッサージと、手順も圧もやる施術内容も実は違うんだけど、でもそれこそが実は重要なような気もする。
日本人が学校で習う、画一的で人によるバラツキがない施術っていうのは、きっとお店のレベルを統一する上では重要なのかもしれないのかもしれないけど、やっぱりカラダがひとりひとり違うんだから内容も違って当然だし、セラピストにも個性があるんだから、その人の個性にあった施術をするのが自然なことだよな〜なんて思った。晴美さんの施術は、ゆったりやわらかい感じで、特に最初のポラリティのあたりにそれが出ていて私は好きだな〜。

実はここで受ける前に、いくつかのサロンでマッサージを受けたんだけど、やっぱりなんとなーく画一的というかマニュアル通りというか、アレンジができない、直前のクライアントのリクエストに応えきれてないなって思うところがあった。
例えば、1時間ではその部位はトリートメントできない、とか。1時間の中で施術を自分で組み立てればすむことなのでは?って思ったんだけど、口には出さずに妥協して「じゃあこのコースでお願いします」とか言ってしまった小心者の私。でも私がそうだってことはきっとみんなそうなんだと思うんだよな〜。
でも私たちが習った1時間のトリートメントは、もちろん人にもよるけど、クライアントが「首が痛い、膝も痛い」って言えば、その部位をきちんとケアする1時間のプログラムを組み立てるのが当然だし、それは単に習ったマッサージのルーティンの中で「首をちょっと時間長めにやる」とかそういうことではないのです!

次ここに行ったら是非ストーンを受けたいな〜と思っている。ストーンマッサージも最近結構流行ってきてるんだけど、石を置くだけとか、やり方もいろいろあるらしい。石を持って圧を加えるマッサージが気持ちいいのに!!なんでも石は手の4倍のパワーがあるらしく。冷え性の人とか本当に最高なのです。温泉に入りながらマッサージ受けてる気分が味わえる一粒で2度美味しいみたいな感じなのだ。
このサロンに興味があった人は是非リンク先からだどって問い合わせしてみてくださいね。ストーンは本当に最高なので、ちょっと値段は張るけど価値はあると思いますよん♪ 

こうして同じ時期に勉強した仲間が、がんばっているのを目の当たりにすると、私もがんばろうって思う。
私も日本に一時帰国している間の数ヶ月だけど、夏の家みたく、期間限定のサロンをやろうと今は考えていて、その準備に向けていろいろ動き始めているところ。もう少ししたら詳細をお知らせできると思うので、乞うご期待ってことで!

April 07, 2005

一時帰国とサロンオープンに向けて

今、学校の授業は日本語クラスのときから数えると4学期目を迎える。最初はこの期が終わったら卒業しようと思ってたのだけれど、秋に行われる首のトリートメントをどうしても取りたくて、夏に一時帰国した後またハワイ入りしようと今は考えているところ。で、最終的に12月にハワイ州のマッサージセラピストライセンス試験を受けた後卒業して日本に帰る予定。あくまで予定なのでまぁ実際はどうなるかわからないけれど。
私はハワイ島のことが大好きだけれど、どうしてもここに住みたいとかそういう気持ちがあって来たわけじゃなくて、ただ成り行き上?マッサージの勉強をちゃんと本格的にしたいと思ったときにたまたまいろんなところからハワイ島の情報が入ってきて、海はキレイだしイルカもいるし暖かい場所だし、さらに当時バイトをしていた会社の社員旅行の行き先がハワイ島に決まっていい下見ができた、なんてこともあって、もうこれはここに行くしかないって思って、かっこいい言い方をすれば何かに導かれるようにここに来たのだった。

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小さな虹

最初は半年で速攻帰ってくるつもりだったのに、勉強をはじめてみると、どうもまだもの足りない、もっとちゃんと身につけたいと思い始めて、思い切って英語クラスに編入することに決めて今に至っている。そして、帰国してからどうするか、という問題をそろそろ考えないといけない時期になってきた。もちろんずっと前からそれは考えてきていたのだけれど本当に実現させたいのなら今からいろいろ準備したほうがいいだろうという思いが強くなっている。

日本に帰った後、もちろんどこかのスパなりなんなりで働くということも選択肢のひとつではあるけれど、今私が習っているマッサージは、まだ日本ではほとんど知られていないしやっている人もいないものなので、自分がやりたいことがそうした就職先ではたぶんできないだろうと思う。
スウェーディッシュのオイルマッサージというだけでもほとんどまだ「なんすかそれ?」って感じなのにさらにメディカルな分野に踏み込んだよりクリニカルなマッサージとか言われてもなんのこっちゃって感じになるのは目に見えている。その、まだ日本では知られていない、アメリカでも最先端を行くこのマッサージ技術をみんなに知ってもらって楽しんでもらいたいという気持ちが大きくて、そう考えると自然にこれからの自分の行き先は自分の個人サロンを開いて自分のやりたいようにやるのが一番いいだろうという結論になっていった。
とはいえまだまだ不確定要素がたくさんあって、どこにどういう形でオープンさせるか、理想と現実、そもそも学校を卒業するまではどうにもできないことが多すぎるのだけれど、とりあえず一時帰国する夏の間だけでも仮のサロンとしてこれを読んでいるみなさんやそのお友達などなどたくさんの人に私が習ってきたマッサージ(という言葉さえ使えないのだが、日本では)を知ってもらいたいと思っているのです。
今のところ7月から9月中旬までの間で、基本は大阪市内で施術を行う予定。場所がうまく確保できたら関東でもやりたいのだけれど、これはまだ不確定要素が強いのでなんともいえず・・・場所使ってもいいよって人がいたらご連絡ください〜。
とにかく今はいろんな人にマッサージをしたい。もちろんこちらでもクライアントとして既に50人以上はマッサージしてるのだけど。
これを読んで興味がある方はコメント入れていただくかメール(bananan2@yahoo.co.jp)でお問い合わせくださいね。
そのうち専用サイトも作ろうと思ってます〜(が、今ホームページ作成ソフトがないので非常に作りにくいのだった)

March 19, 2005

レベル2終了

壊れたibookはきっとあと1ヶ月は余裕で帰ってこないだろうと思うので、今は人のpcを使わせてもらいながらの更新です。それでも更新できるのがBLOGというやつのいいところだなぁ。

先週怒涛の4つのテストを無事に終え、金曜日にはgraduation partyが行われた。カハルウビーチパークというカメがいつもいる素敵なビーチを夜借り切っての手作り卒業式。うちの学校はレベル5まであって、私は一応日本語クラスでレベル1と2の途中まで、そして今レベル2を英語クラスで受けている。
レベル3までで約660時間のトレーニングが終了し、卒業という形をとることができる。
今回卒業したのはレベル3の1人とレベル5まで行った人が2人の3名。卒業する人がこのパーティを取り仕切らなければならず、そのお金はみんなでクリニックで稼いだお金が使われるのだ。
いつもはホテルを借りたりしてわりと豪勢にやるのだけれど、今回は卒業生も在校生もちょっと少なめだったこともあり、手作り感覚あふれる、でもとっても素敵な卒業式だった。

そして自分も一番の難関といわれるレベル2を無事終えることができて本当にうれしい。
もう本当に途中まではまじめに泣きが入った。やってる勉強は楽しいけれど、時間が足りなさ過ぎる・・・必死で予習したページをはるか遠く通り過ぎる授業のペースにも最初はついてけなかったし、使われる単語とか言い回しにも最初は慣れなかったし。
それでも終わってみれば、期末テストは実技セオリーともそんなに悪い点数じゃなかったし、自分でも多少はわかってきたかなぁって思うところもあって、ここで踏ん張ってみてよかったなぁとしみじみ。

そして自分に少し余裕ができてきたからか、生活にも余裕が出てきてなんだかすごく楽しくなってきた。今まではどうしても勉強が・・って思ってなかなかできなかったことが、ふと始めてみたら意外な広がりがあったりして。
最近久しぶりにやったのがスキューバダイビングとウクレレ。スキューバは来る前はまだCカード取ったばかりだし1ヶ月に1回はやろうとか思ってたけど、お金もないしスキューバやる人もまわりにおらず、機会がなかった。でもいつも潜ってるツーステップでビーチダイビングだと思ったよりはお金もかからないということがわかってやってみたら思いのほか楽しかったし、いろんな人との出会いもあった。
ツーステップによく行くようになったら初めて昨日イルカにも会った。いつも別のビーチでは会ったことあったんだけどツーステップでは初遭遇だったのだ。結構長くいっぱい遊んでもらえてかなりご満悦。
ウクレレは無料のレッスンが金曜日にあって、毎週行こうといいつつなかなか行けてないのだけれど、でもなんか楽しい。
これから2週間はまったくのフリータイムなので、いろいろと楽しみたいと思う。

February 26, 2005

肩のトリートメント

ここ最近日が長くなってきたなぁと感じる。今日の日没は6時半ぐらいかなぁ?テストが終わってからかなりまったり過ごしてるけど、すぐに期末があるんだよなぁ・・・と思いつつ。

この学期に習うのは「上半身、特に肩まわりと手・腕」のトリートメント。今までは各筋肉とその筋肉や腱の障害についてそれぞれ学んできた。例えば、ローテーターカフといわれる肩甲骨周りの筋肉に急性の外傷があった場合、慢性的に痛みがある場合・・といった具合。またもちろん一つの筋肉だけが損傷しているなんてことはないので、背中から肩にかけて統合した手順など。

肩まわりの筋肉は、わりと知られてる名前が多いから(広背筋 とか 三角筋とかは知ってる人も多いよね?少なくとも筋トレしてる人なんかにはおなじみの筋肉)何となくの位置はわかってたのだけれど、最近ようやくいろんな筋肉がどこからどこに着いてるのか(起始と停止)が記憶としてでなく人間のカラダを前にすこーしずつわかるようになってきた。僧帽筋っていうのが首の後ろから背中にかけてあるのだけれど、これはかなり表層にある筋肉なので(そう、筋肉って何層にも重なってるんですねぇ。最初はそんなことすらしらなんだよ)その下の筋肉をケアするにはこいつをやっつけないとその下の筋肉までアプローチできない。
というわけで背中から肩にかけてのマッサージをする場合、まずこの僧帽筋を柔らかくしてやることが大切なのだ。大きな筋肉なので3つの部位に分けてfascia releaseを行い、その後compress/twistを行う。
(つづきに興味がある人は写真の下からどうぞ)
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シルエット


まぁこんな感じでそれぞれの筋肉を習っていくのだけれど、一番すごいと思ったのが、肩甲下筋というやつ。これは肩甲骨の裏側(背中からみたときに)についている筋肉なので、肋骨に挟まれていて普通に触れることはできない。そこを脇の上のほうからぐりぐりっと入っていくと触れることができるのだ!手前にある大円筋などの筋肉が硬くなりすぎて、最初は入っていけないことも多い。なにより結構不思議な痛みの感覚が。っていうかこんなとこ自分にも他人にもたぶん触られたことない部分ですよ・・・ってところにアプローチする。しかしこれがかなり効く。私はこのトリートメントのあとちょっと姿勢がよくなった気がする。猫背気味の原因は大胸筋の縮みだけでなく肩甲下筋の収縮も大きいみたい。今まで無理してがんばらないと姿勢をただせなかったのが、このあとから常に胸を張っていることが苦痛じゃなくなってきた。それからこの姿勢、バストアップ効果もあるかも。見た目的にってことだけど。

最初は説明が簡単すぎてなんのことやらさっぱり?って感じだったのが、さすがに何度も同じことを繰り返してやっていくとなんとなく「あぁそういうこと・・かも?」ということが少しだけ増えてきた。

まだまだわからないことばかりだけれど、先生には「アッパークラスに入りたての人はみんなそうよ、レベル2が一番つらいのよ、それがだんだんわかってくるのよ。みんなそうなのよ!」とこないだ泣きが入ったときなぐさめられた。

とはいえ実際のクライアントにどの程度そのワークが入れられるかというと、なかなか全部というのはむずかしい。マッサージに来る人で肩が凝ってない人はほぼいないので、かなり「使える」技ばかりなのだけれど、今までのやり方にどういう風に取り入れていけばいいのかはまだ試行錯誤中。でも60分という時間の中でその人に合ったマッサージを組み立てていくのはとても楽しい。
これからは「脱臼」「骨折」した人にどうトリートメントしていくか、とかそういう感じのことを勉強しながら肩の統合手順を練習していくと思われる。楽しみ!

February 17, 2005

とりあえず終了

筆記、実技試験が終わった・・・。あーしんどかった。筆記テストは書かせるものが多いので大変だった。終わった人から帰っていいんだけど、結局最後までねばってしまいました。3時間近くかかったよ・・・おーまいがっ。結果はまだわからないけどとりあえず全部解答欄は埋めてみた。めっちゃ真剣なテストのど真ん中にシャレの問題とかが混じってて、(設問:このテストは肩に痛みをもたらす Yes or No)このテストって何のテスト?としばらく悩んだあげく質問しに行ったら、ジョークよジョークとかいわれ『・・・」
(つづきは写真の下ですよ)
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ケアラケクア湾の水面上より撮影

そして今日は実技のテスト。4つのうち1つの症状についての説明とトリートメントをするのだけれど、一番簡単だと思っていたやつを運よく当てて、いくつか間違えたものの、無事こちらは合格点をもらえた!!ほっ というわけでとりあえずひと山超えたかな?
テストの内容は丸暗記ではとても対応できず、本当にちゃんと筋肉の動きや仕組みを理解してないと絶対答えられないものばかり。そういう意味ではいいテストなんだろうなぁと思う。
途中どうなることか、こんなん無理や!って思ったけど、とりあえずなんとかなったみたい。やればできるってことだな。なんでやれてるんか自分でも不思議ではあるけれど。

実はまだ来週、Anatomyのテストとレポート提出があるんだけど、まっとりあえず今日のところは忘れよう!

February 09, 2005

迫り来るMID TERM EXAM

クラスが始まって1ヶ月が過ぎ、ようやくクラスメイトの会話もちょっとだけわかるようになってきた今日この頃。やっと課題のこなし方も少し慣れてきたかなぁと思っていたところだったのだけれど、先週末に来週行われる中間テストの話を聞いて呆然・・。今回のテストはマッサージの実技と理論のテストなのだけれど、実技テストといっても、肩と腕・手の4つの代表的な症状(棘上筋腱炎,肩甲下筋腱炎、テニス肘、手根管症候群←日本語で書くとなんかすごい名前ばっかしだなぁ)のそれぞれの筋肉の正確な場所と作用、症状の現れ方、定義、クライアントをどのようにテストして判断するか、適切なマッサージテクニック、ホームエクササイズ、を答えなければいけない・・・のだそうだ・・・英語で・・・。ひょぇぇぇ〜こんなんできるんかぁ??日本語ですらできるかどうかアヤシい内容なのに、英語でですか・・・。
しかも実技テストだけだと思ったらその前日には筆記テストもあるらしい。うーむ。
絶体絶命の危機だ〜 でもやらねばならぬ。なんとかがんばってやってみようと思う。こんなことでもないと完璧に知識も身に付かないのは確かだしね。今もクライアントにマッサージするけど、やっぱり自信がないテクニックはなかなかできないものだし。しかし解剖学とキネシオロジーのテストもたいがいしんどいけど、一番難関はこのテストかも。しかも点数悪いと追試だしな・・・。まっあまり悪いことは考えずにやるしかない。読者のみなさま、成功を祈っておいてください(笑)
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雪をかぶるマウナケア

January 20, 2005

トレーガーワーク

世の中には、というかアメリカには特にかもしれないけど、さまざまなセラピーというのがある。
セラピーっていうと日本語では「癒し」の意味をすごく感じるけど、英語のTherapyにその意味は実はないらしい。今私が学校で教わっているのは massage as Therapy つまり直訳するとマッサージ療法といって、クライアントの主訴に基づき、カラダの査定をし、それを改善させるマッサージを行うというもの。なので、今やってる「上腕部・肘・手・肩」のコースでは、例えば「手根管症候群」の人にはどういう対応をするか?急性疾患の場合は?慢性疾患の場合は?「テニス肘(外側上顆炎って日本語ではいうのかしら)」の場合は?「四十肩」の場合は? その人たちに適したエクササイズはどのようなものか?家でのケアはどうすればよいか?などもアドバイスできるように教えられる。
非常に内容の濃い授業なのだが、進むスピードもものすごーく速くて、予習していたページを遥か遠く通り過ぎて一日が終わることも多い(^^; まぁそりゃぁ英語が母国語の人は読むのに時間かからないだろうけどさぁ〜。
でもそういったある意味理学療法的というか科学的アプローチというかそういうことだけを重視しているかというとそうでもなくて、日本にいると眉唾物っていうか「えぇ〜っ?」って感じの考え方、つまり目には見えないもの、チャクラだとか、エナジーのグラウンディング(自分が地面に足をつけて立っている感じの意識)とかそういうものも非常に重視していて、そのバランスがおもしろいなぁといつも思っている。そしてそのバランスがちょうど私の考え方に合ってるからこの学校で学びたいと思っているのだろうなとも。どちらに転んでもダメというか、やっぱりバランスが大切のような気がする。瞑想すれば治るみたいなそういうのでもなく、科学的なこの筋肉のトリガーポイントをケアすれば心理的なものは全然関係ない、というのでもない、どちらも重要でどちらか一方ではダメなんだと思う。
(つづきは写真の下からどうぞ)
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グリーンサンドビーチへ向かう道から

で、昨日やったのがトレーガーワークってやつ。これもアメリカではわりと知られているボディワークのようで、調べてみたら


トレーガーワークは、故ミルトン・トレーガーによって開発されたボディワークです。まだ我が国にはプラクティショナーはあまり多くいません。
 簡単にいうと、関節を揺り動かして、筋や腱に刺激を与えるワークです。ただ物理的にゆるめるだけではなく、クライアントの無意識レベルにはたらきかけ、みずから修整していく能力を開発するワークとも言えるでしょう。
 アスリートの能力開発や事故や病気のリハビリテーションに有用なワークで、アメリカには学校もあり、かなり普及しています。例えば、パーキンソン病、筋萎縮症、神経関係の疾病、事故の後遺症などのクライアントがセッションを受けに来るそうです。

てやつらしい。教えてくれた先生もこのプラクティショナーではないのだけど、とてもおもしろいし、今日やった手の神経麻痺のクライアントにもとてもいいからといって、教えてくれたのだった。
教えてもらったときはこのワークにどういう意味があるのかいまいちよくわかってなかったけど(英語を聞き逃しただけか?)これを読むとなるほどね〜って感じ。非常に軽いタッチのワークだけれど、うまくやればかなりリラクゼーション効果もあるなぁと思った。
こうやって、今まで知らなかったワークを知ることができただけでも意義がある。色々教えてもらった中で自分に合う、自分ができるボディワークを見つけていけばいいのだし。

January 17, 2005

初テスト

授業が始まって2週間が経った。今日はキネシオロジー(筋肉学)で初めてのQUIZという名の小テストがあった。絶対ラベリングだろう(絵をみて名称を答えるもの)だと思ってたのに、ここの組織はなんという名前か?とか、この靭帯はどことどこに付着しているかとかを穴埋めで記述させる問題だった・・・。あーあ、全然できひんがな。
みんなと比べてそのテストの問題の意味を知るのに時間がかかるというのもあるけれど、知識量もやっぱり全然違う。あぁ勉強するにしても時間が足りなさすぎるよ〜。今はまずビジュアルで骨や関節の名前を覚えるので精一杯だけど、今後は機能をもう少し把握せねばいかん。英語の文章をもう少し自分のものにしないといけないんだなぁ・・・。今はまだ本を読んで内容を把握するだけでいっぱいいっぱいで、自分なりまとめたりとか、英語でものを考えるということができてないからむずかしいんだろうなぁ。
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よく水中ALOHAのところで潜ってる人いるけど、こんなところでスキューバしたくないよ〜素潜りがいいべさ。l

テストは確かにいやだしたぶん点数はこれからも大して取れなさそうだけど、あまり点数ばっかり気にしないでこつこつやっていこうと思う。勉強量が追いつかないだけで、さぼってるわけじゃないんだし!宿題やってるだけで1日が終わっていくし、ひとつやるのに人より時間がかかるからなぁ〜。今まで日本では要領よくこなしていたタイプだっただけにこの時間のかかりっぷりに愕然という感じ。でもまぁこれも慣れなんだろうけど。
明日もAnatomy&phishiology のテストがある。これも用語を記入させるやつばっかりだったらほとんどできないかも・・・。選択式がいっぱいあることを祈るのみだ!

January 10, 2005

雨の日曜日

昨日はあんなにいい天気だったのに、今日は起きたらいきなり雨模様。それもかなりの勢いで降っていてやむこともなく一日中降り続いた。夜になっても止むどころか雨風がひどくなってきている気もする。気温も20度を余裕で切ってるだろうと思われ、フリースなんかを着込んでなんとか寒さをしのごうとしている。
こんな日はカラダがものすごく冷える。普段は昼には気温が上がるので朝晩だけ注意してればいいのだけれど、今日はずーっと冷えていて、朝、お湯をためて入浴し、昼にはそれでもまだ足とお尻あたりが冷えるので、バスソルトを作って足浴し、さらにセルフリンパマッサージをし、ついでに冷えにいいというスイートジンジャーのアロマオイルも焚いてみた。でもまだ冷えるのだ・・・。一時的に症状は良くなるけどまたすぐに戻ってしまう。関節痛まで出てきたりして、「そういや私は持病持ちだったんだ」ということを思い出す。冷えると症状が悪くなり暖かいと比較的元気なので、ハワイにいると病気は過去のものだと勝手に思っているけど、ホントはそうじゃないんだよなぁ、きっと。
(つづきは写真の下からどうぞ)
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砂地に泳ぐヘラヤガラ(かな?)

そしてそんな中、一日中学校の課題に追われるが、全然終わりません(涙)。なんとか明日の授業までにどうしてもやっておかねばならないところだけ済ませたけど、来週にはそのテストがあるのである。
なんで腕と手の筋肉ってそんなにあるねん!!っていうくらい細かい筋肉があって、そのおかげでこうしてパソコンのキーも叩けるのであるが、それにしても多過ぎ!頭がまとまりません。これは日本語でも知らない筋肉ばっかりなんで(示指伸筋とか長掌筋とかって知らんよね?)どうやったら効果的に覚えられるか考えてみようと思う。明日からは通常のマッサージの授業も始まって、更にひとつ予習せねばいけない科目が増える。マッサージの理論と実技の試験もあるのだ・・・。このクラスでは腕なら腕、肩なら肩の筋肉について学び、その機能不全や病状について知り、その症状にあわせたマッサージはどのようなものかを学び、実践するという感じなので、マッサージの実技も筋肉やトリガーポイントの場所がわからないと全然ついていけないのだ。

実際にクライアントにマッサージするときに、「ここがこういう筋肉だから・・」とか考えたりはしないけど(まだ出来ないと言った方がいいのかな)、ここの学校の究極の目的は病院の先生なんかと組んで理学療法士と同じように、リハビリの一環としても行えるようなマッサージを行うことなので、こんなに細かいことまで覚えなきゃいけないのだ。そういうのがわかっているので無駄な勉強じゃないって思いはするけど、でもまぁやっぱり・・・大変ナリ。

日本ではまだ「マッサージ」という言葉を通称「あはき法」のからみで使えなかったり、法整備も遅れているし、そもそもお医者さんのほうが代替治療についての知識がなさすぎるのが現状のようだ。
アメリカはその点、薬に頼らない、代替・相補治療に関してかなり進んでいて、保険も効くことが多くなっているらしい。これから日本でもそうあるべきだと思うんだけど、まだまだって感じみたいです。
これに関してはまだ書きたいことがあるのだけれど、そろそろ寝ます・・・。明日は9時ー5時。
がんばるっぺ。

January 06, 2005

クリニック

今日はクリニックの日。クリニックというのは実際にクライアント(お客様ですね)に来ていただいてお金を払ってもらってするマッサージ実習のこと。レベル1という最初のクラスでは4人やるだけなんだけど、そのあともほぼ毎週クリニックが入っていたので、もう今や何人やったかわからない位の人数をこなしたことになる。もちろんこちらの人なので、体格も人種もいろいろ。カラダはほんとうにひとつとして同じものはないしバラエティに富んでるという意味では日本よりも断然そうなので、おもしろい。最初はちょっと緊張もしてたんだけど、私は日本でリフレクソロジーのモデルケースといって何人もの人にリフレをやる課題のようなものをやったりもしていたので、すぐに慣れて楽しくなってきた。
(つづきは写真の下ですよ)
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今日は久しぶりに海に沈む夕陽だった!これは家のラナイで撮影。


最初にクライアントにインタビューをする。最初は通訳つきだったのがそのうち自分ひとりでやるようになった。「ホンマにこの英語で通じてるんやろか」と思いつつもなんとか楽しくやれているので問題ないみたい。インタビューでその人の今日の体調や問題点を探り、どういうマッサージを行うかを頭の中で組み立てて、実際にやっていくのだ。最初は人にあわせて、なんて高度な技はなかなかむずかしかったんだけど、(肩のあたりをちょっと長めにとかしかできない)最近は、頭痛がときどきある人は首と後頭骨のトリートメントをやって、クレニオセイクラルをちょっと入れて、顎関節のマッサージも入れようかな?とか、内臓系が疲れてて冷えもありそうな人にはリフレを入れようかなぁとか、そういうのを考えるのもおもしろくなってきた。
1回のクリニック実習では1時間のフルボディマッサージを2人に対して行う。少ないながらもチップがもらえたりしてちょっとうれしいし、時々私をリクエストしてくれる人とかも現れたりしてそういうときはやっててよかったぁ〜なんて単純に思う私なのでした。

January 05, 2005

アロマセラピー最終日

今日は終日アロマの授業。朝9時、普段通りに学校に行くともう授業が始まっている・・・何故??がーーん昨日先生がそう言ってたらしい。「何人か8時に来て手伝ってね〜」っていうところは聞いてたのに肝心の時間変更はまったく耳に入ってなかったらしい。朝から英語の理解力のなさにがっかりしてちょっと落ち込む。
が、気を取り直して授業を聞く。今日は代表的な50くらいのアロマオイルのそれぞれの解説の授業とその他は全部実習。オイルの解説は例えば「このオイルは赤痢、腸内の寄生虫、膀胱炎、尿道炎、慢性の肺病、咽頭炎、喘息に良い」(ちなみにカジュプcajeputというオイル)とかいうのがずらずら〜と並んでいて、その解説の補足を先生がしていくんだけど、まぁこの解説の英単語がほとんどわからんかったりするので、文章読むだけでえらい時間がかかる。ここも時間がなくて予習はできなかった箇所だったので、実は今それを復習しつつ宿題もしつつ息抜きにこれを書いてるのであります。
(つづきは写真の下からどうぞ!)
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ホウケナビーチのspinner dolphin

実習のほうは、1時間半のアロマのフルボディを自分も受けてパートナーにも施すものだったので、結構楽しくすることができた。レベル1(基本のクラス)から上がってきた人は、いきなり新しいマッサージをどんどん覚えてやらなくちゃいけないのでここでもパニクってたけど、私は前の学期で日本人向けのアッパークラスを受けてるので、そのあたりは結構もう慣れてきているみたい。顔のマッサージなんかはリンパドレナージュにかなり似てるので、わりと簡単に覚えられた。そこの部分はちょっとずつ進歩してるのかなぁって思う。
今回私が習ったアロマテラピーのマッサージは、オイルも症状にあわせて自分でブレンドするし、施術も神経系を刺激するエナジーワークに近いものかなぁって思った。リンパドレナージュと組み合わせるといいかもしれない。あんまり力を入れてぐいぐいっていう感じじゃなくて、でもかなり深いワークができる気がする。アロマの知識はあまりないし、奥が深いのであまり深入りしたいとは思ってない分野なんだけど、ブレンドしたオイルをクライアントも楽しめて、自分のワークの助けにもなるから、こういのを取り入れてマッサージを組み立てるのも面白いかもって今回思ったのでした。

January 04, 2005

恐怖のAnatomy

朝8時から夜9時まで連続ぶっちぎり授業を終えて帰ってきました。あまりの疲れに思わず日記を書くくらいのショックが私を襲っています・・。明日はまだ講義がないだけましだけどやっぱり朝9時から夜9時まで学校なのであった。

一番懸念していた「解剖生理学」の授業、ほとんど予習ができなかったせいもあって、ほんとうにまるでちんぷんかんぷんで、どないしよって感じです。眠さでもうろうとしてくるし疲れてるから英語の理解力も落ちまくってるし。リンパ系の概要が今日の授業だったのだけれど、「ディクテーション」みたいに先生が言った言葉をテキストに書き写すのが授業の半分くらいを占めていたのだが、もうそれはお手上げ状態。途中で完璧にあきらめました。たぶん読んでも少し考えないと意味がわからないような文章だから、それを読み上げられても単語もスペルもわからないってのが多過ぎてどっから手をつけていいのか・・・。しかも出された宿題(持ち帰りテストつき)とレポートがこれまたどかんとあり。覚悟はしていたけれど、想像以上に大変みたい。うへ〜

でも予習すればきっとなんとかなると信じてがんばるぞ。しかしほんとうに遊ぶヒマなさそうだなこりゃ。

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January 03, 2005

upper class初日

つ、つかれた・・・。当たり前だが英語の洪水だ。まず最初に学校の中で一番英語を話すスピードが速く聞き取りにくいとされる gigiのキネシオロジー(筋肉学って訳せばいいのかな)が3時間。
かなり大変だと覚悟していたので、予想よりは理解できたという感じ。一番わからないのが他の生徒から出る質問とその答え。だからディスカッションがメインのクラスとかになるとかなりしんどいだろうというのが予想されるところ。だけど、とりあえず今日のところは予習していた部分だったのでそれなりについていくことができた。そして新たに出される宿題の数々・・・。うーん予想通りだけど(^^;

クラスは12人位?でスタート。上級クラスは編入した時期によって変わるレベル2〜5までの混成クラスとなるのだが、前回のクラスでかなりの生徒が卒業していったので、今回のクラスはレベル1から上がった人がほとんどでかなりフレッシュな顔ぶれのようだ。これは私にとっては心強い気もする。みんな授業のむずかしさというか大変さに唖然とするのが同じだから。
(つづきは写真の下から!)
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今日も雨がち。気分だけでも青空で!

午後からはアロマテラピーのクラス。4時間びっちり講義だったので、もう途中でかなり疲れて眠くなる。がなんとかついていく。最後に少しだけやった実習は面白くて、背骨に沿って少し強く圧をかけて皮膚を赤くさせ、それが消える様子で悪い部分を探すというもの。赤さが消えないところが悪くなっているところで、その脊椎、胸椎、腰椎のひとつひとつの神経支配、関連臓器などを探りあて、それに見合ったアロマオイルを見つけ、その人にあわせたブレンドオイルを作るのだ。
それによると、私はC7(首の7番)とL4,5(腰の4.5番)仙骨があまりよくないらしく、明日はそこから割り出して考えたオイルを実際にブレンドするところから授業が始まるみたい。
明日は朝8時から夜9時までの超ハードスケジュール・・・。途中でこけないようにペース配分しないと・・・とはいえ宿題もあるし・・・。うーむ。楽しいけど苦しい授業が始まったと実感。1月末にはすでに中間テストもあるようだし気が抜けないなぁ〜。

November 22, 2004

ホットストーンマッサージ

ハワイ語でポハクヴェラ(熱い石)と言われるホットストーンのマッサージのクラスが始まった。
これは私が一番楽しみにしていたクラスで、私がこちらで受ける最後の日本語クラス。3日間だけなのでクラスというかワークショップっていう感じかな?
講師はレイキ(霊気)マスターでもあるレズリー先生。ホットストーンとは、50個の石を温め、カラダの上に乗せたり敷いたりしつつ石のパワーでトリートメントをするもので、海外のサロンではすごく有名なトリートメントのひとつ。日本でも最近マッサージ・スパ好きの人にはかなり浸透してきたマッサージでもある。

一度日本でこれを受けたのだけど、なんといったらいいのか、ちょうど温泉に入りながらマッサージを受けているような、一粒で二度おいしいというか、まぁそんな感じのとっても気持ちのいいトリートメントだった。しかもホカホカ感がずっと続いていて、冷え性の人なんかには本当にぴったりだと思うし、日本の冬には最高じゃないかなぁ。韓国のハンジュンマクもかなりよかったけど、これはサウナプラスマッサージだからねぇ・・・素敵すぎる。

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クラス風景。あまりに気持ちよすぎて記憶が飛ぶこと多し

それはともかくそのホットストーンのクラス、マッサージの基礎がある人には非常にとっつきやすくて、石の使い方や配置などを覚えればあとは通常のマッサージとあまり変わらないし、むしろ手のストロークの代わりに石がやってくれるので、あまり疲れない。なんでも石の1回のストロークで手の5倍の効果があるのだとか。

ハワイアンホットストーンの特徴は、ロミロミと同じく施術の前にプレ(お祈り)をしたりすること、ストロークもロミロミのロングストロークと相性がいい気がした。あと面白かったのは、石を温める機械(ロースターといって本当はターキーとかを焼いたりする用を使う)に石を入れる場所を、ハワイ島に見立てて、「サウスコナにしまう〜」とか「ヒロからこぶし用の石を持ってきて〜」なんて言って覚えること。これって、私たち今ハワイ島にいるからわかりやすいけど、日本で覚える人は、ひとつ覚えることが増えるだけでは?

最後の日は1日2回、ホットストーンをやって、そして受けた。もう温泉2回入ったみたいに、カラダはほかほか、そして結構深いワークなのでぐったりする人も。私もここ最近眠りが少し浅かったようなのだけど、昨日はばっちり熟睡しまくりでした。マッサージ受けてるときも記憶を失いがちになる「とろとろ系」のワークであることは間違いない。

日本に帰ったら絶対これをやろうと決めている。あと、クラニオセイクラルもできたらもう少し技術を磨いて取り入れたいなぁ。いつになるかわからないけど・・・。

November 17, 2004

リンパドレナージュ

今受けてる授業はリンパドレナージュについて。
リンパ系がどうも弱いんじゃないかと常々思ってる私は、習うのを楽しみにしていた。
リンパドレナージュっていってもいくつか流派?があるようだけれど、今回私が習ったのはボッダーさんて人が考えたものに他のいくつかの流派のいいとこどりした施術方法のよう。
(つづきは写真のした)
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ボルケーノの火口近くからはまだ蒸気がたくさん出ている

この学校のすごいところは毎年テキストの内容が変わるということで、このリンパドレナージュのテクニックもLynnが今年また新しいワークショップを受けて新たな技術を学び、それを新たに付け加えてできたものらしい。教え続けてもう20年以上になるようだけど、今でもそういう向上心を持ち続けているっていうのがすごいなぁと思う。

テクニックはものすごく微細な力で行うものなので、すごくむずかしい。上達してくると、リンパの流れがわかるようになるらしいが、今のところ私にはさっぱり・・・。
今日は内臓の深いところのリンパドレナージュをやったけど、これは先週やった内臓のマニュピレーションに似ているし、いまいちどこがリンパやねんってな感じではあった。
でも、そうはいっても脾臓のあたりとかちょっと制限があるのを感じたし、終わったらなんかどっと疲れた。胸のあたりのリンパを開ける瀬術では、足の冷えのようなしびれのような痛みが消えた気もしたし、かなりパワフルな施術であることは間違いないのだなぁと思った。

自分のものになるかどうかはこれからの努力次第だけど、がんばって明日のクリニックでお客さんに使ってみよう〜。

November 09, 2004

スペシャルトリートメント

先日の顎関節トリートメントに続いて、先週習っていたのは「ジョイントプレー」と呼んでいる関節のトリートメント。これはマッサージとカイロプラクティックの真ん中くらいにあるような感じのセラピーで、説明するのがむずかしいけど、骨の位置を戻すというカイロの技術ではなく、がしかし、筋肉にアプローチするマッサージとも違う、関節、つまりジョイントの位置をあるべきところに持っていくことで、滑液の循環を良くし、全体的なリンパや血液の流れもよくするというもの。
これは、校長のリンとピーターがカナダにいた頃に、もう一人の人と3人で、医師用に開発された技術を応用してマッサージに取り入れるべくつくりあげたオリジナルのものらしい。
この技術を日本語クラスとして日本人に教えるのは初めて!とのことでリンも興奮気味。

なかなか1時間のマッサージの中でこれを取り入れていくのはむずかしいけど、手首なんかは本当にすばらしい効果があるし、首の可動域も整体やカイロのお世話にならずとも痛みもなくあっという間に後ろのほうまで見えるようになって驚きなのであった。

今週は内臓のマニュピレーション、便秘の人に特に有効なテクニックだとか、妊婦の人に適したマッサージについて、テニス肘など手に問題がある人へのトリートメントなど、ちょっとマニアックな、しかしみんなが困っているところを助けてあげられるような、そんな方法を勉強する。

今日、その便秘対策マッサージのデモンストレーション&練習があったのだが、確かにこれは効きそう。私はその昔ひどい便秘だったのだけど、いつの間にかかなりよくなっていて、今や1日2回の便通なんてのも珍しくない。ここ最近はそれに比べると多少便秘ともいえる状況なので、結腸のあたりに詰まりを感じたりもした。2年ほど前までは腸炎寸前までいってる私なので、胃腸のケアはしっかりしないとなぁ。

それにしても、このスペシャルトリートメントクラスでは、自分の知らざる弱点がたくさん明らかになった。顎が開き過ぎで、左の顎がガクガクとなったり、首も左側が制限されてて曲げにくかったり、左足に捻挫のくせがついていて妙なでっぱり?があったり、左肩の亜脱臼のせいで靭帯が伸びてる状態だったり。・・・なんか左ばっかりだ!何故だ!

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水の中からALOHA


しかしそれは、仙骨(一般に骨盤っていわれるやつね)のゆがみがあるのと関係があり、私の場合は右が上がって左が下がっていて、右に制限があり更に前方に回旋しているのがかなり影響していると思われる。そのせいで左足のほうが多少長い。左の首(頸椎も曲がっている)の筋肉が萎縮してるので側頭筋や胸鎖乳突筋も伸び過ぎ、あるいは萎縮してしまって、そこに筋肉の張りを産んでいる。

そしてどちらがどう影響してるかわからないけど、顎関節とそれにまつわる筋肉にもそれが多大なる影響を及ぼし、顎関節の関節円板の逆行性円板組織とかいうのが延びすぎて元に戻りにくくなり、顎ががくっと鳴るし、そうなると咬筋などにも影響してくる・・・。
首は鎖骨ともつながり、肩の筋肉にも影響があり、そして背中の歪み(側湾および曲がりの少ないフラットバックがあるらしい)などから腰やお尻のあたりにも影響し、仙骨が上がっているほうの足は、太ももの後ろ側の筋肉が延び過ぎてしまっているので、付着部である膝の横のあたりが痛くなる傾向にある。 などなどなど。

まぁつまりは、ひとつの悪い何かはカラダのあちこちに影響を及ぼし、膝を悪くしたのは首が原因なんてこともあるということが、この長ったらしい文章でいいたいわけで。

そして自分がいかに健康そうにみえてそうでもないっていうことが改めてはっきりとわかったことは今回のこの授業をとってある意味よかったなと思えるところ。授業でもよく「悪い見本」みたいな感じでモデルになった。
そして、完全に治ったとはいえないけれど、かなりの部分が改善されている!例えば顔の左右の歪みの幅とか顎が鳴らなくなったとか。長く続ければもっと効果があると思う。

授業のおかげで自分のどこが悪いのか、その仕組みみたいなのがぼんやりとつかめてきたかな。今までは、たぶん背骨が曲がってるせいで肩こりが起こるのだろう、くらいの意識しかなかったんだけど、それがもっと部分的で詳しい知識となって今貯まりつつあるのだなぁと思う。
けれどもまだまだ知識が断片的すぎてなかなか自分のモノになっていない。
今はそういう知識とそして技術をどんどんとためこんでいく時期なんだろうなぁ。
覚えたそばから忘れていくし!鍛錬あるのみだ。

October 24, 2004

顎関節トリートメントその後

こちらの授業は顎関節トリートメント、とりあえず1週間終わりました。顔、頭のトリートメントにはじまって、顎関節顔の外側、そして口の中からのマッサージ。
この口の中からのマッサージは、アメリカでもこの学校でしか教えていない特殊なものだとリン先生は言ってました。そしてアメリカでもまだそう多くはないけれど、顎関節のマッサージを歯科医と提携しながらやって効果を上げているそうです。日本では・・・聞いたことないけどそんな人いるのかな?
パートナーと組んでお互い練習したんだけれど、ゴム手袋をして口に手を突っ込むときは、歯医者さんになった気分。そして口の外側の外側翼突筋、咬筋などを触診していきます。(つづく)


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かわいい花だが名前は??

最初の査定で、一緒にやった人は口を開けたとき手の指を縦にして2本くらいしか入らなかったのが、練習を終えたらちゃんと3本入るようになっていた!そして私は口を開けるときに左の顎がごりごりって鳴ってたんだけど、それがかなり治まった。なんか口の中に空間ができたような感じ?口の開け方も左右が不揃いだったのがだいぶよくなった気がする。
このトリートメントのいいところは、何度かやるだけでかなり劇的な効果があって、もとに戻るということも少ないらしいということ。
もちろん、歯や顎関節の構造的な問題がある人には完治というのはむずかしいようだけれど、この筋肉のアプローチによってそれでもかなりの改善がみられるらしい。
やってるだけでなんか不思議な気がする技術だけれど、もう少し練習してモノにしたいなぁと思います。

来週からはクレニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)といわれるテクニックを習います。これも不思議なもので、体内に流れる第3の流れ、頭蓋から脊髄を通って仙骨にいたるまで流れている髄液の流れを整えるテクニック、らしい。こないだこのリズムを手で感じる練習をしたんだけど、本当に脈や呼吸のリズムとは違う何か開いたり閉じたりしているような動きを足首、肩あたりで感じた!うーむ人間のカラダは神秘なり。

October 21, 2004

アッパーレベルクラス

アイアンマンも終わり(まだレポート書いてないですね・・・)すっかり落ち着いたコナの町。
そういやアイアンマンライブの写真のページに私が写ってました笑 ゴール付近の大観衆っていう感じの写真の中にマッサージボランティアの黄色いTシャツ着てるのが私と友達です。

新しいクラスも始まりました。これは特別トリートメントのクラスで今はTMJ(顎関節)をトリートメントするプログラムです。2週間連続朝から夕方までびっちり。
顎関節なんて何?って感じかもしれないけど、これをやると顎関節症の人だけじゃなく、首や頭が痛い人にもいいし、やったら小顔になるかも!!顎の問題は現代人の8割くらいがかかえている問題らしく、噛み合わせや姿勢に互いに影響しあっている大切な関節のようです。(つづきあり〜)
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カメをクリーニング中のキイロハギちゃん

このクラスではいろんなテクニックを使ってこの顎関節にアプローチしていくのですが、クラスの半分が解剖学、筋肉学。顎関節の構造や筋肉について細かく勉強していき、時間の半分が実習です。
ものすごい微細な力で行う筋膜ストレッチ&リリース、個々の筋肉の骨との付着部分をケアするアタッチメントセラピー、カラダの中の第3のリズム、髄液の流れを感じながら行うクレニアセイクラム(頭蓋仙骨療法)などをミックスしながらトリートメントしていきます。
顔と頭のマッサージなんかはめちゃくちゃ気持ちよくて毎日寝てます。一瞬で寝るんだよねぇ。。。何故か。でも顎のあたりの筋肉は結構痛くてごりごりしてます。終わるとみんなスッキリって顔してる。

明日は口の中に手を入れて!トリートメントする痛ーい(らしい)マッサージを勉強する予定。
歯ブラシ持参で(笑) 覚えることがいっぱいで大変だけどすごく面白いのでがんばって習得するぞーーそして小顔&均整のとれたゆがみのない顔になりたい!!

September 20, 2004

筋膜トリートメント

筋膜。それは日本ではまだ耳慣れない言葉。私も日本にいたときはほとんどその存在を知らなかった。
授業の中で、校長のリンが行う「トリートメントと査定の原則」というクラスがあって、その中でこれらが少し出てくる。この学校はとくにこの筋膜というのに注目していて、筋膜をトリートメントすることで、いろいろな効果が得られると考えているらしい。

筋膜(ファーシャ)とは、今の私の理解では(間違ってたらごめん)鶏肉の皮をめくったときにうすーーくついてくる膜みたいなやつ、あれのことで、コラーゲンでできていて、人間のすべての筋肉、内臓(内臓も筋肉で覆われてるんだってね)を覆っているもの、すべての筋膜はつながっている。そしてそれらは普通均等に膜を張るようについているはずなのだが、筋肉に凝りがあったり癒着があったりすると、筋膜はそれにひっぱられてストッキングが伝線するようにひきつられてしまう。→つづきは写真の下ね。

rainy.jpg雨のコナ

筋肉をいくらマッサージしても、筋膜がひっぱられたまんまだとまた元の位置にもどったりしてしまうので、筋膜をちゃんと元の正しい位置に戻してあげるようにアプローチするのが筋膜のトリートメント、ということらしい。
こことかこことかここに結構詳しく解説されてます。

非常に興味深いけど、いまいちよくわからない・・というのが今のところの感想。なぜならその施術を教わったわけじゃないから、どういう効果があるのかまだわからないという感じ。さらに先生がいうには、筋膜というのは、それ自体が独立する感情のようなものを持っていて、筋膜を動かそうと施術者が意識すると筋膜自体がそれを感じ、勝手に動き出す・・・とかいうのだ。えーーー??ますますよくわからなーーい。
「筋膜を感じてカラダがどういう風に動きたいかを施術者は感じながら手を軽く動かすと、あとは勝手に筋膜が動き出すからまずはやってみて」
そういわれて、私はクラスメイトの体験施術を受けてみることに。
すると何故か・・・・だんだん涙がぼろぼろでてきた。彼女は意識を集中して私の背中に手をあててすべらすように動かしているだけなのに。
何が起こったか自分でも全然わからないけれど、とにかくどわーっと涙がでてきて、終わったあとも意識がぼーっとして、普通に戻るまでに少し時間がかかった。
先生曰く、筋膜はとても人間の深いところとつながっているので、泣いたり眠ったり、クライアントにはいろいろなことが起こりますとのこと。
感情がカラダの中に貯まっていて、それが凝りのようなものになっていて、それが解放されると感情も解放されるというのだが・・・

しかし、しかし・・・自分がそうなっておいてなんだけど、やっぱりよくわからない・・・。いつか「そうか!」って実感する日がくるのだろうか。
ただ、そういう考え方があって、マッサージをするということが、カラダだけではない他の何かを導く手助けのようなものをすることはあるのだろうなとは思う。
んー不思議な体験でした。

September 14, 2004

レベル1卒業テスト


今日、解剖学の面接テスト?があった。それは個人個人別室に呼ばれて骨と筋肉の名前やその関連事項を3つくじ引きみたいに引いて骨標本を用いて答えるというもの。
私たちが覚えなきゃいけないのは、何百とある骨と筋肉のうちのわずかではあるけれど、なかなかどうしてやっぱり結構覚えるのは大変で、特に筋肉は覚えることが多く、その筋肉の成り立ち(起始と停止という筋肉と骨の付着部分)やどういう作用があるかなども答えなければいけない。まだ日本語クラスのレベル1は筆記テストもないし全然むずかしくないわよ〜ってな感じで言われるのだがそうはいってもねぇ・・・。

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こうして宿題をビーチでよくやりました

というわけでここ数日ちょっとばかし真剣に勉強してたわけですが、やっぱり結構むずかしかったですね。付け焼き刃じゃいかんということだ。
久しぶりにシャープペンシルなんて使ったもんだから、それでなくてもオーバーユース気味の親指の付け根がやっぱりまた痛くなってきた。んー・・いかんな・・。

そして明日はクライアントを呼んで、実技のテスト。1時間でフルボディマッサージをいかにスムーズにやるかというのをみる。
練習では1時間きっかりでやるというのは思ってたほどむずかしくなかったんだけど、途中でうっかりいろいろ抜かしてしまったりする。まぁ誰も気付かなきゃいいんだけど、緊張して思いっきり間違えたりしないように気をつけないと。

それが終わると、今クラスは終了、無事卒業となる。こちらに来てもうすぐ2ヶ月。あっという間だった。こんなんじゃやっぱりまだまだだなーって思う。実技もそうだしまだまだいろいろと学ばなきゃいけないことがいっぱいある。今は本当に基本となるルーティンで、マッサージを本当にこれから楽しくやっていこうと思うと、もっとこの人にはこんな技を・・・みたいな技術と知識があったほうがやってるほうも楽しいし、クライアントも大満足ってなる気がする。

これから後、しばらくの休みを経て上級クラスの一部に合流する。その中にはスポーツマッサージ(スポーツ前に行うマッサージ)やリンパドレナージュ、顎関節のトリートメント、内臓のマニュピレーション(っていったい何するんだろ?)、関節リリーステクニック(一度手首をやってもらったけど、すごかった!)などがある。もりだくさんの内容でついていけるか心配だけど、とりあえず今は楽しみ!

September 06, 2004

スチューデントマッサージ

この学校では、毎週何回か実際にクライアントを呼んでお金を払ってもらってマッサージをするスチューデントマッサージを行っている。自分たちでマッサージテーブルを用意して、囲いをつくって、問診をして1時間のフルボディマッサージをする。私たちも卒業間近になったらやるんだなぁ〜なんて他人事のように思っていたら、あっという間に自分たちがマッサージをする日が近づいてきた。

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夕陽の写真が多いんですがきれいなのでついたくさん撮ってしまいます
ケアウホウショッピングセンターから見た夕焼け

一人立ちしてマッサージをする前に、clinic shadowといってマッサージする人のアシスタントのような形で、どういう風にマッサージしているか、そのやり方や流れを見るという授業があった。
見るだけやから楽ちんやーんなんて思っていると、「足やって」なんて言われることも多いよー私たちもやらされてびびったーなんて話を上級レベルの人たちから聞き、いきなりビビりはじめる。
まぁしかし、順番なんて誰も知らないし、足はリフレで何回もやってるし、自分のレベルがどうこうとか気にしないで自分が今できることをやろうって思ったら気が楽になった。
このスチューデントマッサージ、1時間25ドルと相場に比べて格安、しかも施術する人たちはかなりレベルが高い人も多くて、そこらのホテルのスパなんかで受けるよりよっぽどいいと評判が高いらしく、一度受けたらリピーターとして何度も通う人も多い。まだ機会がなくて一度も私は受けてないんだけど、時間があったら英語クラスのレベルが上の人のマッサージとか受けてみたいなぁ。

当日、私は日本人の上級クラスの人について見ることに。「じゃぁロミロミの足のところやってみよっかー」なんて言われて、「は、はい・・・」とよわよわしく答えてみる。
最初に来たお客さんは、THEアメリカ人!って感じの男の人で、ものすごい体型。肩ががちがちに凝っていて強めでお願いねと言われる。
ベッドに寝ると、その厚みがすごい。テーブルの高さなんか人にあわせて調節するって聞いていたんだけど、日本人だけで練習してるとそんなにその必要性を感じなかった。が、こういうことかぁ・・・と肌で実感する。足も重いのでシーツのドレーピングなんかも難しい。足が持ちあがらんがな〜みたいな感じ。
1回に2人のお客さんをマッサージするので次の人も見学。今度は女の人でこの学校に来るのは初めて。でもとってもよかったと感激して帰られた。
上級レベルの人のテクニックは、その人の筋肉の状態にあわせて、ここが凝っているというのがわかるとそこの筋肉をピンポイントで圧をかけたり循環を良くしたり、腰なんかも奥のほうにある筋肉を手で探り当てて刺激していたりして、すごいの一言。そういうのをみるとますますもってもっと勉強したいなと思う。私たちが今習ってるのはすべての基本となるフルボディーマッサージなんだけど、上級レベルになるとよりセラピューティックな悪いところをピンポイントで治癒していくようなマッサージなのだ。

そしてここはアメリカ、チップの国。基本的に料金は私たちには関係ないのだけれど、チップは大歓迎と受付にも書いてあって、それほど多い額ではないがセラピストに直接チップをくださる人も多い。自分がやった事に対して直接お金でダイレクトに返ってくるっていうのはなんかうれしい。・・・これでランチが買える・・とか笑  

ロミロミクラスとオーバーユース

8月の下旬の1週間、通常のクラスの他にロミロミのクラスがあった。ロミロミとは

ロミロミ(LOMI LOMI)とは、ハワイ語で「揉む・マッサージする/掌(手の平)から伝わる愛」 という意味であり、何百年も昔のハワイの古代王朝から続いている伝統的民間医療のことを指します。 日本語に直訳しますと「モミモミ」になるのでしょう。 かつては、ハワイの王族だけが受けることの出来た、門外不出の秘伝でもありました。 ロミロミの施術を始める前に、祖先の霊が患者と自分を癒しの力で導いてくれるように お祈り(プレ)をします。


というようなもので、最近日本でもその名前が知られるようになってきた。今回受けるクラスは5日間の入門編でアンティマーガレット系列のロミロミを教わった。先生は今回はいつものクラスと同じHISのアンジェラ。彼女はロミロミの1を担当していてその上のクラスはアンティーマーガレットの一番弟子であるマカアライェイツ Maka'ala Yates さんのトレーニングを受けている。

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プルメリアの花。ハワイを代表する花だけど結構どこにでも咲いていて落ちている。これでレイをつくったらきれい!

ともあれ、このクラスはハワイに来たら是非受けたいと思ってたんだけど、いろいろとスケジュールの都合で通常のクラスに加えてこのクラスを取ることになってしまったせいで、ものすごいハードスケジュールになってしまった。朝8時から夜9時までマッサージ3回やって3回受けるとか、(どっちも結構大変) しかもまだスェーディッシュの基本ルーティンを全部教わってない状態で新しいマッサージのやり方を教わるので(しかもちょっと似ている部分もあり)やってるうちに、この動きはロミロミやったんかそれともスウェーディッシュやったんかわからなくなってしまったりして、ちょっともったいなかったなーって思う。
ルーティン自体はそれほど難しいようなものではないので、これからときどきマッサージの中に取り入れてもいいかな。ロミロミのテクニックは肘を沢山使うことが多いのが特徴で、あとは手でもみもみする感じが多い。やられるととても気持ちいいです。とはいえ既にクラスが終わって2週間、かなり忘れてしまっているが・・・
クラスが始まる前にチャンティング(お祈り)をする。今回はアシスタントにロミロミ歴が長いアンさんという方も来られていて、その人が毎回ハワイの伝統楽器やプルメリアの花を摘んでもってきてくださったりして、ハワイならでは!って感じのワークショップになったと思う。

で、クラスが終わる頃から、どうも両手の親指の付け根が痛くなってきた。もしやこれが使い過ぎ症候群?(オーバーユース)
手ではなくて体重を使ってマッサージをするからそれほど親指に負担はかからないはずなんだけど、やっぱりまだ筋肉がうまくついていないのと、知らないうちに力が入ってしまっているからか、違和感を感じるようになってきてしまった。カラダも少しお疲れ気味。
マッサージを仕事にする人って、やっぱり肉体労働だし自分のメンテナンスって大切だなーって思った。私以外の人もやっぱり腱鞘炎ぽくなったり右手が痛いといったりする人がいて私だけじゃないんや・・ってちょっと安心したりして。

August 22, 2004

解剖学の授業

私が行っているマッサージスクールは、かなり医学的な分野にもつっこんで勉強する学校で、日本でいうところの作業療法士とか理学療法士が行っている(と思われる)勉強と同じようなことを学ぶことができるようになっている。
英語のクラスは全部のカリキュラムあわせて1年間1000時間のコースになっており、すべてのクラスをとると、人間の骨や筋肉をひとつひとつ全部学習し、その効用やどういうマッサージをするかなど、細かく学べるようになっている。
私が取っているクラスは、英語クラスのレベル1と呼ばれるものとほぼ同じのもので、まずはマッサージの概要を学ぶという形で、スウェーディッシュのフルボディマッサージを約1ヶ月ほどで覚えていくもの。そしてそれと並行して、解剖学の授業が週に2回、計6時間あり、いろいろな骨や筋肉、リンパや神経などからだの仕組みについて、その概要を学んでいく。
私はここに来る前に日本でリフレクソロジーの勉強をしていて、通信教育で解剖学のレポートを出さないといけないのだが(まだやってない・・・)リフレの練習をしていると、反射区とよばれる内臓のツボみたいなものがとても重要なポイントで、その臓器の仕組みについて知っていないと、アドバイスもできないということがわかった。
がしかし、一人で勉強するのは結構大変で、なかなか頭に入らないし、どこから手をつけていいのやら・・・でもちゃんと勉強はしてみたいっていう希望もあり、そんなときに今のスクールのことを知って、「ここで勉強すればええやーん」と思ったのだった。
今習ってるのは本当に概略みたいなものだから、このクラスが終わって何でも知ってますなんてことは全然言えないのだが、それでも毎日、胸鎖乳突筋、大臀筋、とか靭帯〜なんてことばを英語と日本語で聞いてるとなんとなーーく覚えてることも増えてくるから不思議。

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骨と筋肉の勉強のお供。スティーブンくん

August 07, 2004

授業開始

ハワイ島に到着してから1週間後から学校が始まる。レベル1と呼ばれる初心者コースは約2ヶ月。週に4〜5日間、一日3時間の日もあれば、朝から夜までビッチリの日もある。こちらにくるまでは週に4日、午前か午後だけって聞いてたのにそれは実技だけで、週に2回、3時間ずつ解剖学の授業もあれば、コースの終わりにはクリニックといって、実際のクライアントにマッサージをするトレーニングもある。最初の週とその次の週はそれほどスケジュールは詰まってないのだけれど、8月の中旬からはロミロミの特別授業も加わってすごいハードスケジュールなのだった。そして宿題も結構ハードだしテストもある・・・・でも勉強しにきたんだし、特に私は一人で解剖学勉強するのはちょっとつらいなとおもう気持ちもあってここに来たので、気を抜かずに勉学にいそしみたいと思う。
とはいえ、授業でマッサージをする(&受ける)とけっこうそれだけでぐったり疲れる。やたらと眠くなったりもする。
そこをうまくコントロールしながら楽しんでいかなきゃなって思う。

June 08, 2004

理由

学生ビザ申請が終わって、なんとなくこれで次へのステップの第一歩が始まった。
これから私は、今の会社を辞めて、ハワイ島という、ハワイで一番大きい島でマッサージを習いに半年間留学することになっている。

マッサージといっても、いろんな種類があって、ハワイ古来から伝えられてきている最近日本でもちょっと名が知れてきた「ロミロミ」もそうだし、私が既にタイで習ったタイ古式マッサージ「ヌアボーラン」もそう。もちろん足の反射区療法である「リフレクソロジー」もマッサージの一種。

でも日本ではマッサージっていう言い方は「はり・きゅう・マッサージ師」とかいう資格を持った人しか使っちゃいけないので、日本で施術するときは「トリートメント」って言うことになるんだけど。
いろんな技術があって、いろんな種類があるのだけれど、人の身体を手や身体を使ってケアしていくというのはどれも変わらないこと。

もともと私は昔から自分が肩こりさんだったこともあって、人の肩を揉んだりするのが好きだし得意だった。
だけど今までは単に得意なだけで、自分の職業にとは思ってなかったのだけれど、いろいろな思いを経て、今は身体のことをもっと知りたい、もし自分がそういったマッサージの技術を身につけて、人に喜ばれるんだったらそういう仕事がしたい、と思うようになった。

これから私が行く学校は、アメリカで10年以上前からある学校で、メディカルの部分に踏み込んだ勉強や、リハビリなんかを担当する「理学療法士」に近いくらいの勉強や技術を学ぶことができる。
そして、マッサージの技術だけでなく、精神的な部分、自分自身や相手の心のケアまでも多少踏み込んだ授業があるみたいなのだ。

リフレクソロジーもそうだけど、やっぱり人の足に直接触るという行為によって自分がクライアントの気をもらうというか、調子がすごく悪くなったり良くなったりしてしまうこともある。悪いところもわかるし、「ああこの人なんかものすごく悩んでるみたいだな」みたいなことはある程度、足裏だけでなく、雰囲気からも伝わってくる気がする。

こういうことを書くとなんとなく「うさんくさい」世界っぽいんだけど、まぁしかし実際そうなってしまうんだから不思議。
だけど、精神的なものと身体的なものは非常にリンクしていて、悩んでる人は胃潰瘍とか十二指腸潰瘍とかになりやすいっていうのも、結局、悩みから自律神経の働きが落ちて、その結果膵臓や脾臓の働きが落ちて、食べ物の消化がうまくできなくなって、胃に穴があいてくるっていうことなんだ
ということがわかると、ふーむ、やっぱり身体のケアは侮れないとも思うし、心のケアをしないと、身体のケアにもならないのだとも思うのだ。

身体をいたわってあげることによって、そうした心の問題もちょっと軽くなったり本人による気づきがあったり、そういうことができるといいなってそんなことを少し思ったりもする。傲慢にはなりたくないけど、ちょっとだけそういうお手伝いができるときもあるといいな、くらいな感じ。

そういう風に思いはじめたのは、やっぱりイルカに会ったからかもしれないし、全然関係ないのかもしれないし、その関係性はよくわからない。
だけど、実際私はイルカとあの青い海で一緒に泳いで、ただただ楽しいんだけど、そこで気づいたことってたくさんあったし、いろんなことがクリアになった感じがした。

もし少し関係あるとすれば、あのイルカの無邪気な愛情とボランティア精神というか人間にちょっとかまってあげようかそんなに一緒に泳ぎたいなら、みたいな感じと、誰かにマッサージをすることっていうのは、ちょっと似ているからかもしれないと思う。
うまく言えないけど。
そして実際ドルフィンスイムにはまっているお友達でマッサージを仕事にしてる人が結構多い。なんか関係あるのかなぁ?

ま、ともあれそんなこんなで6月後半、いつもは秋に行ってる小笠原を今年は夏に行くことにして、その後、ハワイ島へ勉強しに行ってきます。
ハワイ島にもイルカはいるし、海は近いし、パワーのある島だし、遊びのこともいっぱい楽しみではあるけれど、それよりももっと、どんなことをするんだろう?どんな風に学んでいけるのだろう?っていう楽しみのほうが大きい。
勉強は実は結構大変で、解剖生理学とかかなりしっかりやるみたいなので宿題とかこなすのも(英語だし)なかなか骨が折れるんだろうけど、それよりも楽しみだなーやっぱり。

というわけでこれからこんな風に毎日の思いとか綴っていきたいと思います。

6/3の日記より転載