February 26, 2005

肩のトリートメント

ここ最近日が長くなってきたなぁと感じる。今日の日没は6時半ぐらいかなぁ?テストが終わってからかなりまったり過ごしてるけど、すぐに期末があるんだよなぁ・・・と思いつつ。

この学期に習うのは「上半身、特に肩まわりと手・腕」のトリートメント。今までは各筋肉とその筋肉や腱の障害についてそれぞれ学んできた。例えば、ローテーターカフといわれる肩甲骨周りの筋肉に急性の外傷があった場合、慢性的に痛みがある場合・・といった具合。またもちろん一つの筋肉だけが損傷しているなんてことはないので、背中から肩にかけて統合した手順など。

肩まわりの筋肉は、わりと知られてる名前が多いから(広背筋 とか 三角筋とかは知ってる人も多いよね?少なくとも筋トレしてる人なんかにはおなじみの筋肉)何となくの位置はわかってたのだけれど、最近ようやくいろんな筋肉がどこからどこに着いてるのか(起始と停止)が記憶としてでなく人間のカラダを前にすこーしずつわかるようになってきた。僧帽筋っていうのが首の後ろから背中にかけてあるのだけれど、これはかなり表層にある筋肉なので(そう、筋肉って何層にも重なってるんですねぇ。最初はそんなことすらしらなんだよ)その下の筋肉をケアするにはこいつをやっつけないとその下の筋肉までアプローチできない。
というわけで背中から肩にかけてのマッサージをする場合、まずこの僧帽筋を柔らかくしてやることが大切なのだ。大きな筋肉なので3つの部位に分けてfascia releaseを行い、その後compress/twistを行う。
(つづきに興味がある人は写真の下からどうぞ)
dolphin_si.jpg
シルエット


まぁこんな感じでそれぞれの筋肉を習っていくのだけれど、一番すごいと思ったのが、肩甲下筋というやつ。これは肩甲骨の裏側(背中からみたときに)についている筋肉なので、肋骨に挟まれていて普通に触れることはできない。そこを脇の上のほうからぐりぐりっと入っていくと触れることができるのだ!手前にある大円筋などの筋肉が硬くなりすぎて、最初は入っていけないことも多い。なにより結構不思議な痛みの感覚が。っていうかこんなとこ自分にも他人にもたぶん触られたことない部分ですよ・・・ってところにアプローチする。しかしこれがかなり効く。私はこのトリートメントのあとちょっと姿勢がよくなった気がする。猫背気味の原因は大胸筋の縮みだけでなく肩甲下筋の収縮も大きいみたい。今まで無理してがんばらないと姿勢をただせなかったのが、このあとから常に胸を張っていることが苦痛じゃなくなってきた。それからこの姿勢、バストアップ効果もあるかも。見た目的にってことだけど。

最初は説明が簡単すぎてなんのことやらさっぱり?って感じだったのが、さすがに何度も同じことを繰り返してやっていくとなんとなく「あぁそういうこと・・かも?」ということが少しだけ増えてきた。

まだまだわからないことばかりだけれど、先生には「アッパークラスに入りたての人はみんなそうよ、レベル2が一番つらいのよ、それがだんだんわかってくるのよ。みんなそうなのよ!」とこないだ泣きが入ったときなぐさめられた。

とはいえ実際のクライアントにどの程度そのワークが入れられるかというと、なかなか全部というのはむずかしい。マッサージに来る人で肩が凝ってない人はほぼいないので、かなり「使える」技ばかりなのだけれど、今までのやり方にどういう風に取り入れていけばいいのかはまだ試行錯誤中。でも60分という時間の中でその人に合ったマッサージを組み立てていくのはとても楽しい。
これからは「脱臼」「骨折」した人にどうトリートメントしていくか、とかそういう感じのことを勉強しながら肩の統合手順を練習していくと思われる。楽しみ!

Posted by bananan at February 26, 2005 12:07 AM | トラックバック
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