筋膜。それは日本ではまだ耳慣れない言葉。私も日本にいたときはほとんどその存在を知らなかった。
授業の中で、校長のリンが行う「トリートメントと査定の原則」というクラスがあって、その中でこれらが少し出てくる。この学校はとくにこの筋膜というのに注目していて、筋膜をトリートメントすることで、いろいろな効果が得られると考えているらしい。
筋膜(ファーシャ)とは、今の私の理解では(間違ってたらごめん)鶏肉の皮をめくったときにうすーーくついてくる膜みたいなやつ、あれのことで、コラーゲンでできていて、人間のすべての筋肉、内臓(内臓も筋肉で覆われてるんだってね)を覆っているもの、すべての筋膜はつながっている。そしてそれらは普通均等に膜を張るようについているはずなのだが、筋肉に凝りがあったり癒着があったりすると、筋膜はそれにひっぱられてストッキングが伝線するようにひきつられてしまう。→つづきは写真の下ね。
雨のコナ
筋肉をいくらマッサージしても、筋膜がひっぱられたまんまだとまた元の位置にもどったりしてしまうので、筋膜をちゃんと元の正しい位置に戻してあげるようにアプローチするのが筋膜のトリートメント、ということらしい。
こことかこことかここに結構詳しく解説されてます。
非常に興味深いけど、いまいちよくわからない・・というのが今のところの感想。なぜならその施術を教わったわけじゃないから、どういう効果があるのかまだわからないという感じ。さらに先生がいうには、筋膜というのは、それ自体が独立する感情のようなものを持っていて、筋膜を動かそうと施術者が意識すると筋膜自体がそれを感じ、勝手に動き出す・・・とかいうのだ。えーーー??ますますよくわからなーーい。
「筋膜を感じてカラダがどういう風に動きたいかを施術者は感じながら手を軽く動かすと、あとは勝手に筋膜が動き出すからまずはやってみて」
そういわれて、私はクラスメイトの体験施術を受けてみることに。
すると何故か・・・・だんだん涙がぼろぼろでてきた。彼女は意識を集中して私の背中に手をあててすべらすように動かしているだけなのに。
何が起こったか自分でも全然わからないけれど、とにかくどわーっと涙がでてきて、終わったあとも意識がぼーっとして、普通に戻るまでに少し時間がかかった。
先生曰く、筋膜はとても人間の深いところとつながっているので、泣いたり眠ったり、クライアントにはいろいろなことが起こりますとのこと。
感情がカラダの中に貯まっていて、それが凝りのようなものになっていて、それが解放されると感情も解放されるというのだが・・・
しかし、しかし・・・自分がそうなっておいてなんだけど、やっぱりよくわからない・・・。いつか「そうか!」って実感する日がくるのだろうか。
ただ、そういう考え方があって、マッサージをするということが、カラダだけではない他の何かを導く手助けのようなものをすることはあるのだろうなとは思う。
んー不思議な体験でした。
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