世の中には、というかアメリカには特にかもしれないけど、さまざまなセラピーというのがある。
セラピーっていうと日本語では「癒し」の意味をすごく感じるけど、英語のTherapyにその意味は実はないらしい。今私が学校で教わっているのは massage as Therapy つまり直訳するとマッサージ療法といって、クライアントの主訴に基づき、カラダの査定をし、それを改善させるマッサージを行うというもの。なので、今やってる「上腕部・肘・手・肩」のコースでは、例えば「手根管症候群」の人にはどういう対応をするか?急性疾患の場合は?慢性疾患の場合は?「テニス肘(外側上顆炎って日本語ではいうのかしら)」の場合は?「四十肩」の場合は? その人たちに適したエクササイズはどのようなものか?家でのケアはどうすればよいか?などもアドバイスできるように教えられる。
非常に内容の濃い授業なのだが、進むスピードもものすごーく速くて、予習していたページを遥か遠く通り過ぎて一日が終わることも多い(^^; まぁそりゃぁ英語が母国語の人は読むのに時間かからないだろうけどさぁ〜。
でもそういったある意味理学療法的というか科学的アプローチというかそういうことだけを重視しているかというとそうでもなくて、日本にいると眉唾物っていうか「えぇ〜っ?」って感じの考え方、つまり目には見えないもの、チャクラだとか、エナジーのグラウンディング(自分が地面に足をつけて立っている感じの意識)とかそういうものも非常に重視していて、そのバランスがおもしろいなぁといつも思っている。そしてそのバランスがちょうど私の考え方に合ってるからこの学校で学びたいと思っているのだろうなとも。どちらに転んでもダメというか、やっぱりバランスが大切のような気がする。瞑想すれば治るみたいなそういうのでもなく、科学的なこの筋肉のトリガーポイントをケアすれば心理的なものは全然関係ない、というのでもない、どちらも重要でどちらか一方ではダメなんだと思う。
(つづきは写真の下からどうぞ)
グリーンサンドビーチへ向かう道から
で、昨日やったのがトレーガーワークってやつ。これもアメリカではわりと知られているボディワークのようで、調べてみたら
トレーガーワークは、故ミルトン・トレーガーによって開発されたボディワークです。まだ我が国にはプラクティショナーはあまり多くいません。
簡単にいうと、関節を揺り動かして、筋や腱に刺激を与えるワークです。ただ物理的にゆるめるだけではなく、クライアントの無意識レベルにはたらきかけ、みずから修整していく能力を開発するワークとも言えるでしょう。
アスリートの能力開発や事故や病気のリハビリテーションに有用なワークで、アメリカには学校もあり、かなり普及しています。例えば、パーキンソン病、筋萎縮症、神経関係の疾病、事故の後遺症などのクライアントがセッションを受けに来るそうです。
ちなみに今日やったのは「ポジショナルリリース」っていうのと「ニューロマスキュラーリリース」っていうもの。どちらもストレッチ的な動きなのだけど、ポジショナルリリースは簡単にいうと自分が動かしやすい方向に手や足などを動かして筋肉をストレッチさせる。そうすると伸ばしている筋肉の拮抗筋(抵抗してる筋肉)が縮んで、もとに戻すと筋肉が柔らかくなって可動域が広がる、というもの。(合ってるかな?)
ニューロマスキュラーは直訳すると神経筋肉?ってことになるけど、要するに筋肉と関係している神経を意識して他動的にストレッチしていく というもの。
どっちも筋肉の正しい付着点や作用を知っていないとわけがわからんようになるだけに、なかなかむずかしかったです。うーむ日々勉強ナリ。
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