先日の顎関節トリートメントに続いて、先週習っていたのは「ジョイントプレー」と呼んでいる関節のトリートメント。これはマッサージとカイロプラクティックの真ん中くらいにあるような感じのセラピーで、説明するのがむずかしいけど、骨の位置を戻すというカイロの技術ではなく、がしかし、筋肉にアプローチするマッサージとも違う、関節、つまりジョイントの位置をあるべきところに持っていくことで、滑液の循環を良くし、全体的なリンパや血液の流れもよくするというもの。
これは、校長のリンとピーターがカナダにいた頃に、もう一人の人と3人で、医師用に開発された技術を応用してマッサージに取り入れるべくつくりあげたオリジナルのものらしい。
この技術を日本語クラスとして日本人に教えるのは初めて!とのことでリンも興奮気味。
なかなか1時間のマッサージの中でこれを取り入れていくのはむずかしいけど、手首なんかは本当にすばらしい効果があるし、首の可動域も整体やカイロのお世話にならずとも痛みもなくあっという間に後ろのほうまで見えるようになって驚きなのであった。
今週は内臓のマニュピレーション、便秘の人に特に有効なテクニックだとか、妊婦の人に適したマッサージについて、テニス肘など手に問題がある人へのトリートメントなど、ちょっとマニアックな、しかしみんなが困っているところを助けてあげられるような、そんな方法を勉強する。
今日、その便秘対策マッサージのデモンストレーション&練習があったのだが、確かにこれは効きそう。私はその昔ひどい便秘だったのだけど、いつの間にかかなりよくなっていて、今や1日2回の便通なんてのも珍しくない。ここ最近はそれに比べると多少便秘ともいえる状況なので、結腸のあたりに詰まりを感じたりもした。2年ほど前までは腸炎寸前までいってる私なので、胃腸のケアはしっかりしないとなぁ。
それにしても、このスペシャルトリートメントクラスでは、自分の知らざる弱点がたくさん明らかになった。顎が開き過ぎで、左の顎がガクガクとなったり、首も左側が制限されてて曲げにくかったり、左足に捻挫のくせがついていて妙なでっぱり?があったり、左肩の亜脱臼のせいで靭帯が伸びてる状態だったり。・・・なんか左ばっかりだ!何故だ!
水の中からALOHA
しかしそれは、仙骨(一般に骨盤っていわれるやつね)のゆがみがあるのと関係があり、私の場合は右が上がって左が下がっていて、右に制限があり更に前方に回旋しているのがかなり影響していると思われる。そのせいで左足のほうが多少長い。左の首(頸椎も曲がっている)の筋肉が萎縮してるので側頭筋や胸鎖乳突筋も伸び過ぎ、あるいは萎縮してしまって、そこに筋肉の張りを産んでいる。
そしてどちらがどう影響してるかわからないけど、顎関節とそれにまつわる筋肉にもそれが多大なる影響を及ぼし、顎関節の関節円板の逆行性円板組織とかいうのが延びすぎて元に戻りにくくなり、顎ががくっと鳴るし、そうなると咬筋などにも影響してくる・・・。
首は鎖骨ともつながり、肩の筋肉にも影響があり、そして背中の歪み(側湾および曲がりの少ないフラットバックがあるらしい)などから腰やお尻のあたりにも影響し、仙骨が上がっているほうの足は、太ももの後ろ側の筋肉が延び過ぎてしまっているので、付着部である膝の横のあたりが痛くなる傾向にある。 などなどなど。
まぁつまりは、ひとつの悪い何かはカラダのあちこちに影響を及ぼし、膝を悪くしたのは首が原因なんてこともあるということが、この長ったらしい文章でいいたいわけで。
そして自分がいかに健康そうにみえてそうでもないっていうことが改めてはっきりとわかったことは今回のこの授業をとってある意味よかったなと思えるところ。授業でもよく「悪い見本」みたいな感じでモデルになった。
そして、完全に治ったとはいえないけれど、かなりの部分が改善されている!例えば顔の左右の歪みの幅とか顎が鳴らなくなったとか。長く続ければもっと効果があると思う。
授業のおかげで自分のどこが悪いのか、その仕組みみたいなのがぼんやりとつかめてきたかな。今までは、たぶん背骨が曲がってるせいで肩こりが起こるのだろう、くらいの意識しかなかったんだけど、それがもっと部分的で詳しい知識となって今貯まりつつあるのだなぁと思う。
けれどもまだまだ知識が断片的すぎてなかなか自分のモノになっていない。
今はそういう知識とそして技術をどんどんとためこんでいく時期なんだろうなぁ。
覚えたそばから忘れていくし!鍛錬あるのみだ。
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