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ウィークエンドマーケット
旅の最終日は日曜日であった。今日の夜中にバンコクを出発するのだ。

バンコクでは、土日にチャトゥチャク公園というところで、大規模なマーケットが開かれる。そこには何万もの店が並び、ありとあらゆるものが売られているのであった。
外国人にはウィークエンドマーケットという風に言われ、知られているが、地元の人に「ウィークエンドマーケットに行きたい」と言ってもあまり通じないようである。

前回、初めてバンコクに来たとき、たまたま土日をはさんでいたため、このマーケットに来て圧倒された覚えがある。今回は、一度来ているので大体の感じはつかめているからして、是非とも全部の店舗を見て回りたいものである。なにせ規模が大きすぎて、いったい自分が今どこにいるのか、どこを見ていて、どこを回っていないのかが全くわからなくなるのだ。

バスの停留所で「チャトゥチャク?チャトゥチャク?」と聞いてまわる。すると時々英語の堪能な人がいるので、その人にそのバスが目的地に行くのかどうかを尋ねるのである。もちろん英語ができなくても、タイ語と身振り手振りなどでなんとなくコミュニケーションはとれるものである。

どうやらウィークエンドマーケットにはバスを一度乗り換えないといけないようであった。乗り換える場所を把握するのがとても難しかったが、中に入ると切符切りのおねえさんがいたので、またもや身振りで、降りる場所を教えてくれと言うと、おねえさんは、自信なさそうに何かをぶつぶつとつぶやいていた。たぶん、大丈夫だろう。

なんとか乗り換えを済ませ、1時間弱ほどでチャトゥチャク市場へ到着した。ここは隣に長距離バスターミナルもあるので、どこかへ行くときは行く道を覚えておけば便利かもしれない。

相変わらずすごい車、バス、人の群れである。ここは卸市場も兼ねているので、特に朝の間は市場に荷物をおろす人、買いつけをする小売商、一般買い物客が入り交じって、道路は大混雑、市場も大混雑するらしい。
 

排気ガスがすごいからこうするのだ
排気ガスがすごい

とにかく中へ進んでいく。幅が1mもない狭い通路の両端に、ありとあらゆる種類の店が並んでいる。一つの店は1坪程度の小さな店ばかりで、なんとなくブロック毎に同じような系統の店が固まってはいるようであるが、厳密には分けられていない。

ドブと食べ物となんだかわけのわからないものが混じった独特の匂いがする。
そこで売っているアイスキャンディーは、手作りのもので、ものすごく暑くて食べたいのだが、衛生上、というより雰囲気的にあまり食べたくないなぁと思ってしまう。
食べ物屋の前に金魚屋があったりして、どうかと思う組み合わせなのだが、ここにいる人たちはあまり気にしていないようである。

ペットを扱う一画があった。犬や猫やイグアナや、いろいろいる。昔は「ちょっとそれはあかんやろ」ってな動物もいたらしいのだが、最近は法律違反なものは、売ってはいないようである。表面上だけかもしれないけど。
金魚をはじめとする熱帯魚屋なども人気のようであった。

洋服屋もまた多い。ニセリーバイスもあるし、軍の払い下げアーミーグッズなどもある。若い女の子がやってるワンピース屋なんかもあるし、靴屋も多い。
同じようなものを売ってることも多いのだけど、そのなかにオリジナルなものだけを扱う店もあったりして、楽しい。

惜しむらくは、一度その場を離れてしまうと、かなりの記憶力がないと、再び同じ場所を探し出すのが難しいということである。とにかく狭い通路が6本くらい平行に走っていて、途中で曲がることも可能なので、まっすぐ進むとか、そういうルールを決めておかないと、自分の居場所をすぐに確認できなくなるのだ。

中央部に時計台のようなものがある。一応それが目印で、2人で別々に行動したときは、ここが待ち合わせ場所に最適である。が、ここは直射日光が当たるので、長時間待つと日射病になりそうであった。

食器屋発見!思わずパイナップル柄の茶碗を購入。カゴ屋では竹でつくられたスツールのようなモノも購入。楽しい楽しいお買い物である。困るのは移動のときだけ。かさばるものと割れるもの、一番やなパターンだけど、仕方がない。だって日本の3分の1以下なんだもの。
思わず盆栽とか猫とかも欲しくなるが、それはいかんのであった。

買い物をすると疲れるので、しばし唯一冷房のある市場内の銀行で涼む。
座るところがあるともっといいのだが、そうすると、同じような考えの人が山ほど来るだろうから椅子は置けないに違いない。買い物には満足したが、もうくたくたになっていた。
結局後で簡単な見取り図をみたところ、市場内の半分くらいを見ただけなのであった。
次回はもっとシステマティックに攻略しなければならないようだ。

くたくたなので帰りはリッチにタクシーを使うことにした。ぼられないようにメーターを倒したかきっちり確認した後、ホテルへと戻ってきたばななんたちなのであった。
 

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