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ホアランポーン駅の中
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7:20pm発チェンマイ行き夜行列車の2等寝台に私たちは乗り込むことになっていた。この2等寝台は外国人に人気で、特にこのチェンマイ行きはなかなか席が取れないらしい。私たちが取れた席も2段ベッドの上段だった。寝台列車なんて日本でも乗ったことがないのでちょっとどきどきである。
7:00前になったので列車のホームに向かう。ホームと行っても改札があるわけでなし、なんだか開放的な駅である。20両位あるだろうか。思っていたよりも随分きれいな銀色の列車であった。
乗り込むとそこには向かいあわせになった普通の座席があった。上を見ると、ベッドらしきものがある。が、どうやってひっぱりだすのかよくわからない。どーやるのかなぁなんていっていると、どうやら係らしきおじさんが、あとでわしがやったるから気にせんでええってな顔でこちらを見ていたのであった。
7:20定刻に列車はチェンマイに向けて無事走り出した。
何のトラブルもない。アジアで、このバンコクという街でハプニングがないなんてすばらしい。旅の達人になった気分であった。
しかし、ちょっとだけ何かおもしろいことないかなぁ〜と、いつもと違う順調な旅路に飽きてきていたばななん御一行なのであった。 |