次の日、タム一家総出で空港まで送ってもらい、ランパーンを後にした。
タイの人のホスピタリティを存分に感じた1日だったなぁ。象には乗られなかったし、チェンマイでもほとんどゆっくりする時間がなかったけれど、今回はこれでいいのだと思った。
バンコクへ行くのが名残惜しい。が、私達にはもうそれほど残された時間はないのであった。
バンコクの空港へ着くと、手慣れた風で駅へ行き、列車に乗ってホアランポーン駅へ戻ってきたばななんご一行様であった。そろそろバスタブとよくお湯のでるシャワーが恋しくなってきた。
ここはひとつ、豪華なホテルに泊まるとするか!と2人は相談し、どのくらいのランクのホテルにするか、決めることにした。
プラトゥーナム市場という洋服の卸市場の近くに、大きな中級ホテルがあるようだった。私達はそのホテルの近くまでバスに乗って移動した。バスを降りてホテル近くにたどり着くと、玄関のあまりの高級度に少し気が引けてきた。だってドアマンがいてタキシードなんだもーん。
分をわきまえるという日本語があるが、やはりそういったホテルを利用するときは、格好もそれなりにまともなものを着て、スーツケースをポーターに預けてという風に振る舞いたいものである。今私達は、チェンマイで買ったチュニックの服と汚れたチノパン、大きなバックパックといったいでたちである。これは分不相応というやつではないのか。
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