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朝、爽やかに目覚め、シャワーを浴びる。朝から外はまた暑そうである。ちゃんと温水シャワーのお部屋にしたが、蛇口をひねればお湯が出てくる、というのではなく、日本だと台所にあるような簡易湯沸かし器みたいなものがシャワーの上についていて、そこで湧かしたお湯にシャワーノズルをつけた、といった感じであった。湯の出具合がちょっとしょぼしょぼ気味なのが悲しい。その後、なんだかマンガに出てきそうな少し乙女チックな楕円形の鏡の前に座って身支度をする。

今日は、列車の中で知り合った家族タムさん一家の家に行く日である。タムさんは歓迎するとあのとき言っていたが、本当に出会えるのだろうか?京都のぶぶ漬けみたいに、実はウソじゃぁーなんてことはないのだろうか?

一抹の不安を感じつつも、ランパーンへ向かうべく力強く宿を出発する。バス停がいまいちよくわからず、再度観光局へ向かう。チェンマイからランパーンまでは、バスで約2時間程度らしい。バスはバンコク市内でかなり乗ったけれど、長距離は初めてですこしどきどきする。

観光局近くのバス乗り場はローカルバスのみだったがエアコンなしのバスならここからでている、とのことで、2時間くらいどーってことないだろうと、エアコンつきの約半額のバスでランパーンに向かうことにした。
 

バスに乗ってランパーンへ
バスに乗ってランパーンへ

そのバスはほぼ満席であった。
後ろの席が空いていたのでそこに陣取ることにする。私たち以外はおそらくタイ人ばかりで、地元民の足がわりなのだなぁということがわかる。だからといって私たちがそれほどじろじろ見られるということもなく、バスは出発した。

バスの中で、少し話しをしていると、近くの男の人がじっと見ている。軽く挨拶をすると、日本語が少しできる人で、私たちに興味を持ったようであった。共通言語の英語で少し世間話をする。
彼は、チェンマイからバスで6時間くらいかかる町まで週末はいつも帰っているのだと言った。今日は金曜日だからこれから田舎に帰るということらしい。タイでは結構普通のことなのだそうだ。日本でもないわけではないだろうが、毎週大阪で働いている人が、バスで6時間かけてたとえば長野県まで帰るという人はやはりそう多くはないであろう。
交通事情のあまりよくないタイで、そういった人がたくさんいるという話は、私にとっては意外にも思えた話であった。

道路はもちろんちゃんとしたアスファルトである。幹線道路であろう道なのだが車はそれほど多くはない。
途中、象のトレーニングキャンプの前を通る。おぉーここに入れば象に乗れるのか?ちょっと行ってみたいなぁーと思ったが、バスは非情にもさっさと通り過ぎていったのであった。

程なくしてバスはランパーンのバス停に到着した。

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