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案内された部屋は、真ん中が通路になっていて左右に座敷のような感じのフロアがあった。そして縦に4〜5つマットレスがひいてあり、その一つ一つにカーテンの間仕切りがあった。病院のベッドのカーテンとか試着室とかにあるカーテンのような、まぁそんな感じのカーテンがあるのである。

その隣どおしのマットに座って、まず、着替えをするようにと言われる。言われるがままに、ちょっとシルクの入ったパジャマのようなものに着替える。なかなか着心地がよくて気に入ってしまった。私たちは薄いピンク色のものだったが、男の人も同じものを身につけているのであろうか?謎である。でも想像するとちょっと笑える図でもある。

さて、施術開始である。おばちゃんといっていいのかおねーちゃんと言ってあげたほうがよいのか?というくらいの人たちが私たちの担当になった。私たちの間にあったカーテンは取り外されて3畳分くらいのスペースになった。少し薄暗い室内で、うつぶせに横たわって寝る。

マッサージは足裏から始まる。足裏をきれいに拭いてもらい、(拭きたくもないようなきったない足の人もいるだろうなぁ(笑))足の裏のツボをマッサージする。手だけでマッサージするのではなく、カラダ全体をうまく使って押したりするので、そんなには疲れないらしい。足の裏から始まって足全体→背中→肩→首→頭というように上のほうにあがっていく。で、最後にプロレス技のようなカラダを反らせるストレッチのようなことをしてもらって終了!である。
 

本文と関係なし。このアヤシイ店では何故かかんぽの宿のTシャツを売っていた
本文と関係なし

途中あまりの気持ちよさに思わず意識を失っていた。寝ていたともいうが。マッサージしてる人たちも友達同士なのか、仕事中だというのにずぅーーっとしゃべりっぱなしで笑いまくって、しまいにはマッサージの手を止めて笑っていたので思わず二人で「おいおい笑ってんと仕事しーやー」と日本語で突っ込んでしまった。

意味が分かったのかおばちゃんたちはへらへらと笑っていた。どうやら同僚たちのなかでいちばんえっちなのはだれか?というような内容の会話をしていたようである。タイ語はまったくわからないが、なんとなく雰囲気でそーいうのってわかるのである。女ってこわいのである。知らんけど。

しかし、このタイ式マッサージとにかく気持ちがよいことこの上なしである。このような肉体的快楽をタイ語で「サバーイ」というらしい。ほかにもいろいろタイ語を教えてもらったのであるが、いかんせん極楽気分で教わった故まったく覚えていないのであった。もちろん私たちも日本語を教えてあげた。しかし向こうもあまり覚えがよくないようであった。お互い様である。

あ、ちなみに気にしたら負けやというのをタイ語で言うと「マンペンライ」と言ううである。これは、細かいことは気にするなという意味らしいので、まさに気にしたら負けの訳であるといえるであろう。(ホンマか?)

そんなわけで極楽マッサージ2時間が過ぎ、終わった後にはお茶までもらって、お金を払い、ばななん御一行は夜のハッポン通りへと繰り出したのであった。

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