ハッポン通りというのは、バンコクの夜の繁華街である。この通りというのはソイ(大通りから入る路地)になっているので、車などは通れないような狭い通りである。そこには、夜になると大勢の観光客がやってくる。特に欧米人観光客が多いようである。
ハッポンには何があるのか?まず有名なのはゴーゴーバーである。日本では死語であるが、タイでももしかしたらそうは呼んでいないかもしれない。水着なんかを着たおねーちゃんがお立ち台みたいなところでゴーゴーと踊っているのを、下からおっちゃんたちがでへへ〜ってな顔をしながら飲んでいるところ、そしてあわよくば店外デートへ…というような、まぁいわゆる夜の遊び場である。
ハッポンを歩くと、ドアを開けて中が見えるようになっている店も結構あって、ははーんこういうことをしてるのねーという雰囲気は、私たちのような一般市民でも見て取れることはできるのであった。
そしてその店の前にまた、露店がずらーーっと並ぶ。
何を売っているかというと、もちろんニセものの時計やTシャツなんかである。ちなみに去年のニセTシャツのトレンドはアナスイだったが今年はトミーヒルフィガーになっていた。なかなかトレンドを追うのが早いやつらである。
時計はロレックスからオメガはたまたベイビーGのパチもんまでいろんな種類があった。記念に何かいっこ買おうかとも思ったが、ハッポンは相場が高いらしいのでやめておいた。まぁナイトバザールの雰囲気だけ味わうにはいいところじゃないかとは思う。
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