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ソンテウとは?
解説しよう!
ソンテウとは乗り合いタクシーのことである。
バンコクのような大都市なら公共のバスが走っていることが多いが、小都市になると、そのような便利なモノはない。でも自家用車なんていうものもまだまだ普及しておらず、タクシーもほとんどいない。不思議なことにあまり自転車も走っていない。

そういうところをカバーしているのがこのソンテウである。
軽トラックの後ろの荷台に屋根をつけてベンチをつくって人が乗れるように改造した乗り物と言っておけばいいのだろうか?ちょうどトラックの後ろからはしごのようなもので乗り込み、行き先を相手に告げるのだ。だいたいの行き先が決まっているソンテウもある。観光地などでよく利用されるところは特定の場所にそのソンテウ乗り場がある。マイクロバスのような使われ方をしているようであった。

アメリカでも大きめのワゴンをつかったシャトルタクシーなんてものがあって、空港からダウンタウンに向かう時など大変便利なのだが、それとはまたちょっと趣が違う。もっとなんというのかワイルドな感じがする。

ソンテウは赤色だったり青色だったり特に色は決まっていないが、日本のタクシーのようにやはり少し目立つ色をしているのですぐにわかる。私たちは流しのソンテウを拾って旧市街と呼ばれるところまで出ることにした。
 

ソンテウから後ろの道路を撮影
ソンテウから後ろの道路を撮影

朝なのにもう既に暑くなってきていた。
が、バンコクと違い、日が射しているし、排ガスまみれということがないので、暑さはなんとなくマシな気がする。ところどころに木があるからかもしれない。

ほどなくしてソンテウがこちらに向けて走ってきた。
カタコトで交渉をする。よくわからないがとりあえず目的地まで行ってもらうことにした。乗り合いなので先客がいた。タイ人ではないようだ。どうやらターペー門という私たちが行くところと同じところに行くようであった。

ソンテウを降りて、川沿いに町を歩く。
バンコクから比べると格段に小さい町である。
チェンマイは北部山岳地帯の要所になる街で、ここから北部の山々へトレッキングするとおもしろいということであった。バンコクから北へ約710km、古都でもあり、寺院がたくさんあるのも特徴のひとつらしい。

我々はチェンマイに何をしに来たか?
答えは一つ、象に乗りに来たのである。それもただフツーに象の背中にのっけてもらってわーいわーいというのではなく、象に乗ったまま道を歩こうという計画だったのである。事前の下調べによるとそういうオプションがあるトレッキングツアーが、ここチェンマイにはあるはずなのであった。

ところが事態は変わってしまった。
私たちがチェンマイに滞在するのは当初3日間で、その間に1泊2日のトレッキングツアーに出ようという計画をたてていたのだが、寝台車で出会ったタムさん宅ご訪問計画を実行することになった今、チェンマイにはたった1泊しかできないことになってしまったのであった。仕方ない…象はあきらめるかぁー
当初の目的がもうここで果たされないと知ったばななんは少し寂しい気分になった。しかしタイ人のお宅拝見という野次馬企画に心踊っていたこともあって、すぐに気をとりなおしてチェンマイでの行動計画を練りなおすのであった。

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