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列車の中の食事
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ベッドメイクをしている間、座っている人たちはその場所を一旦離れなければならない。そうして少し立ったり座ったりをしていると、近くにいた若いおかあさんらしき人が話しかけてきた。英語でだったか日本語でだったかは忘れたが、とにかく日本の方ですか?と声を掛けてきたのだった。
なんとその人は、家族で日本に旅行に行っていて帰ってきたところであった。その人の子供らしき小学3〜4年の男の子と、母親と親戚とで日本に観光旅行に行っていたというのだ。なるほどこれで東急ハンズの紙袋の謎が解けた。
一家全員といろいろ英語日本語ジェスチャーでいろいろ話しをした。
写真も見せてもらった。横浜ランドマークタワーだとか箱根、東京ディズニーランドなどが写っていた。外国人観光客というのはこういうところを見るのだなぁ、日本という国はいったいどんな国に見えるのだろうか?などと考えてなんだか妙な気分になってしまったのであった。
サボテンが好きなおばあちゃんや、息子の男の子と遊んだりしているうちに、これからどこへ行くのか?といわれた。チェンマイに行くのだと答えると、わたしのうちはチェンマイに行く途中にある街にあるから、一度遊びに来いというではないか。
私たちはそこですかさずアイコンタクトをとった。
「どうする?いっとく?」
しかしそんな軽はずみな行動をしても良いのか?この人たちは口だけ社交辞令でそういっているのではないのか??
うーむ。
しばし顔を見合わせて考える2人であった。 |