タイ北部 ’97春
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旅もそろそろ終盤にさしかかろうとしていた。
今まで荷物は、背負うだけにできるだけ軽く軽く、少なくなるようにしてきたのであるが、もうホテルを移動することもない。となると、ここはひとつ買い物をしようじゃないかということになった。

私達は同じ会社で働いているしがない小売店の一員である。生活雑貨品なども扱っているため、どうしてもどこかで「これ売れるで」とか「これ売価けっこう安く設定できるんちゃう?」などと、買い付けをするわけでもないのにそういう会話になってしまう。
そして、いつかまとまったお金をもって、日本で売りたいなぁと話をするのであった。

そういったタイの生活に密着したものをまとめて見ることができるところ、そのひとつにスーパーマーケットがある。どこの国でもその生活感覚を知るには、スーパーを訪れるのが手っ取り早い方法で、かつ簡単に買うことができる場所でもあるのだ。
バンコクには外資系の大手スーパーもたくさんあり、結構しゃれた店構えになっていてびっくりする。街の中にもいくつかそういったところがあって、探検を開始するばななん御一行様であった。

更に、今回わりとおもしろかったのはデパートであった。
スーパーにはあまり食器などは売っていないのだが、デパートには、わりと食器がシリーズで揃っていて、それほど高くない値段で売られていたのだ。もちろん高級洋食器もあるのだが、そういったものは一切無視して、地元の庶民が使うような、茶色の縁のトムヤンスープなどを入れる器や小皿などを購入する。
割れ物なので慎重を期するが、手荷物で飛行機に持ち込める程度であれば楽勝である。
よく考えると、我が家の食器は、そうした外国で買ってきたものが、あるいは100円均一などで買ったものかのどちらかでしかないのであった。あはは。

そのほかにも、地下にある卸屋のような洋服屋だとか、そういったところを発見して探検をした。Tシャツや洋服がバンコクの市価よりさらに安く売られていたり、パーツ屋さんのようなところがあったりと、バンコクの市街にもそういったところがたくさんあっておもしろい。

タイのお菓子たち
タイのお菓子たち

今回は行かなかったけれど、ホアランポーン駅近くのチャイナタウンにある市場なども、へんてこりんなものなどを売っていてかなり面白いみたいである。
ショッピングセンターはワールドトレードセンターというところがとても大きくて、高級路線を走っていた。そうしたところは、タイの若い人向きなので、日本の流行とほとんど変わらないものを売っている。が、微妙に流行が違うので、「うっひゃぁ」と思うくらいベルボトムの幅が大きいパンツなどがたくさんあったりして笑える。
私達の求めているのはどちらかというと「アジアンテイスト」なタイならではのものなので、こうしたショッピングセンターには求めているものが少なかったりする。

よく、外国人が日本で、へんてこりんな安物の着物やゆかた、相撲絵などを喜んで買っているのを目の当たりにするが、はっきりいって私達は、タイでは同じような人種なのである。そう思うと、日本で「へんなのー」と思っていた外国人の日本趣味もわからなくはないような気がしてくるのであった。

買い物を終え、バンコク最後の晩餐をすることにした。
今日はめちゃくちゃフンパツして、バンコクでもかなり高級な、タイの宮廷料理を食べにいくことにした。お代は今日の宿代よりも高かったが、さすが、の味と雰囲気で、エンディングにふさわしい料理たちであった。辛すぎず甘すぎず、まろやかな口どけのカレーや、エビ料理などなど、今までに食べたタイ料理の中で、一番おいしいなぁと思えたのであった。幸せなことである。

厳密にいうと明日の晩御飯もまだバンコクなのだが、明日はおそらく深夜便なので空港で食べることになるので、気持ち的にはやっぱり今日が最後なのであった。
満足げに私達は店を後にした。確か伊勢丹の上のタイ料理屋だったように記憶している。
 

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