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観光案内所のようなところがあったので入ることにした。明日行くことになったランパーン行きのバスステーションを確認したかったからである。

中に入ると、ヒマそうな制服を着たにーちゃんが2人くらいこちらを見た。そしていろいろと質問をしていると、僕たちは夕方になったら勤務が終わるからどこかへ行こうとナンパを仕掛けてきたのであった。おまえら勤務中にそんなことゆーててえーんかーと友人と私は大阪弁で返しながら、笑って断ったのであった。

さて、明日もうチェンマイを発つので、山岳地帯は行くことができない。象にのって少数民族の家に泊まる当初の案から大きく外れてしまったが仕方がない。
どうしようか?ということになりしばしガイドブック片手に相談する。そしてチェンマイの西15kmにあるドイステープ寺院に行くことにした。寺院行きのソンテウ乗り場までてくてくとまた歩いて向かう。

到着するとそこにはものすごくヒマそうに客待ちをしている、運転手たちがいた。
ガイドブックによると寺院まで一人20Bで行くと書いてある。
しかしその「ドイステープ?」と聞いてきた運転手のおやじは一人200Bとのたもうたのであった。
「なんやとーー?もっかいゆーてみぃーー」

しつこくそんなに高いはずはない。どうしてそんなに高いのだ?と聞くと、それまで裏返してあった黒板を表に向け、10人乗れば一人20Bだが、今は他に客がいないので1人200Bだ。と言うのであった。しかしいくらそうでも、いきなり10倍はぼったくっているんじゃないか。かなりイライラしてきた。
「もーえーやん」
私たちはなんとその場を離れ、寺院行きをあきらめたのであった。今から思えば、もう少し大人になっても良かったのかもしれないが、なんだかそのときは足下を見られているようでかなり腹立たしかったのだ。
 

寺院の前にタイ国旗
寺院の前にタイ国旗

チェンマイ大学というのが近くにあったので、散歩がてら入ってみる。構内はかなり広く、学食のようなところがあったら休みたいという思惑は、そこにたどり着く前にへばってしまいあきらめざるを得なかった。
そして学内にあった、郵便局のオフィスでしばし休憩。
なぜならそこはガンガンに冷房が効いていたからであった。

チェンマイ市街までまた戻り、町中を歩くことにした。
寺院の多い街である。金色に塗られた屋根や仏像、オレンジ色の袈裟を着た修行僧、同じ仏教ではあるが、本当に同じところがあるのだろうかというくらい、何もかもが違っていた。

中に入ってみようか。
大きな寺院の前にたどりついたとき、私たちはその中へ踏み込もうとした。が、できなかった。なぜならそこはどうやら学校のようなところだったのだ。

ちょうど下校?時刻にあたったらしく、オレンジ色集団が寺の中からわんさかわんさかと出てくる。タイの修行僧に結婚している人などいないし、女人禁制なのだろうかと躊躇してしまったのだ。そしてそこにはまだ煩悩の抜けきらない?中学生くらいの僧もいて、私たちのほうをじろじろにやにやしながら見ているのであった。
 

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