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ホアランポーン駅の前
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とにかくホームで列車が来るのを待つ。時々列車は来るのだが、どうも方向が違うようだ。「えーっと空港を背にして左側から来るやつがあたりやねんなぁ」などと二人で確認しあっていると、どうやらその道のツウらしき外国人のおにいちゃんが、目で「それはちがうよ」と言わんばかりに合図してくれるのであった。
それにしても遅いなぁ、もう20分以上待ってるでーと言いながら、先ほど確認した窓口の黒板を見に行くと、なんと次の列車は12:20になっていたのだった。
結局40分ホームで待つことになってしまった。
ほぼ定刻に、スルスルっと列車は入ってきた。大急ぎで乗り込む。列車は入口が両側とも開いていて、そして閉まることがない。でっかいバックパックを背負って乗り込んだ二人に座る席は残っておらず、仕方なしに、というよりほとんどうれしがって、二人は列車の継ぎ目近くのドア前にどかっと腰を下ろしたのであった。
列車はそう速いスピードで走るわけではないので、開けたままのドアからいろいろな風景が見えるし、風も心地よく感じてなかなか快適であった。
いくつかの小さな駅を経由して約1時間でバンコク中心部にある最終駅、ホアランポーン駅に到着したのであった。 |