タイ北部 ’97春
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ホアランポーン駅
ようやく駅舎に到着した。駅は小さな昔のJRの地方の駅のような素朴な雰囲気が漂っていた。どうやら次の列車まで1時間弱あるらしい。とりあえず昼食をとっていなかった私たちはいったん冷房の効いているパラダイスな空港へ戻ることにした。

空港のレストランというのは、あまり美味しいというようなものもなければ価格も安くない。がやはり、ファーストフード系のレストランは味の想像がつくので、異国の地においてはホッとするというところもある。とりあえずここはハンバーガーでいいかということで形が大きく大味なことで有名なバーガーキングで昼食をとる。
やはり日本のと同じの味がした。当たり前か。

高度成長期真っ最中と言った感があるタイだけに、いろいろなファーストフード店が大人気ではあるが、タイはチキンの消費が多いような気がする。マクドナルドもチキンバーガーがよく売れているようだし、ケンタッキーがどこにいってもたくさんある。それにタイのKFCの辛口チキンはクリスピーですごく美味しい。どこがどう違うのかは後述することにする。

そんなこんなで小一時間ほど空港で過ごし、再度、駅へ向かう。今度は鉄橋を使っていくのでラクチンであった。
ホアランポーン駅に向かう列車は11:20発と書いてある。が、そこにたどり着いたのは11:40であった。あれ?遅れているのかなぁなどと言いつつ少し待つことにする。普通列車3等は5バーツ。もちろんエアコンなしである。タイのこの暑さでエアコンなしはつらいが、しかしよく考えればこの間まで日本の自宅の最寄りの地下鉄線は冷房車なんかじゃなくて、もわぁ〜とした空気を漂わせつつ走ってたことを考えると、そうつらいわけではないような気もしてくる。
 

ホアランポーン駅の前
ホアランポーン駅の前

とにかくホームで列車が来るのを待つ。時々列車は来るのだが、どうも方向が違うようだ。「えーっと空港を背にして左側から来るやつがあたりやねんなぁ」などと二人で確認しあっていると、どうやらその道のツウらしき外国人のおにいちゃんが、目で「それはちがうよ」と言わんばかりに合図してくれるのであった。

それにしても遅いなぁ、もう20分以上待ってるでーと言いながら、先ほど確認した窓口の黒板を見に行くと、なんと次の列車は12:20になっていたのだった。
結局40分ホームで待つことになってしまった。

ほぼ定刻に、スルスルっと列車は入ってきた。大急ぎで乗り込む。列車は入口が両側とも開いていて、そして閉まることがない。でっかいバックパックを背負って乗り込んだ二人に座る席は残っておらず、仕方なしに、というよりほとんどうれしがって、二人は列車の継ぎ目近くのドア前にどかっと腰を下ろしたのであった。

列車はそう速いスピードで走るわけではないので、開けたままのドアからいろいろな風景が見えるし、風も心地よく感じてなかなか快適であった。
いくつかの小さな駅を経由して約1時間でバンコク中心部にある最終駅、ホアランポーン駅に到着したのであった。

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