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おまけの旅
桜島
エピローグ


FAQ1
FAQ2
ちょっとだけMTBツーリング気分
旅行村4日目の朝。とうとうここを離れる日が来た。毎日ここに来る人、去っていく人がいる。今日は私が、その去る人になるのだ。
日本宝くじ協会贈呈の4人用豪華テントともおさらばである。素早くテントを撤収し、といいたいところだが、旅行村の管理人のおじさんがそのままにしといていいというので、それに甘えてテントは放置したままで、バス停に向かった。

バス停までは徒歩7分ほどである。が、バイク乗りのおにーさんが、送っていってあげよう、と親切なお言葉。もちろんその好意に甘んじたのは言うまでもない。
程なくバスがやってきた。

屋久島のバスは実は民営で、バス路線がないよりはマシなのだが、結構値段が高いのが気になるところだ。栗生から宮之浦まで約1時間半ほどかかる道のりは1500円くらいするし、荷物代といってリュックを背負っていると有無を言わさず別に150円取られるし、ちょっとはJRの携行品料金の存在を知らない駅員を見習え!と思ってしまう。

どうでもいいがここのバスのマークはベンツのマークと三ツ矢サイダーのマークを足して2で割ったようなマークであった。なんだかタイのニセベンツバスを思い出してしまう。

安房の役場前で下車。
さぁ、ここからは本当にMTBでのツーリングとなる。朝8時。まだ日差しはさほどでもないが、今日も雲一つない快晴である。脱水症状だけは避けるべく、飲料水を仕込み、出発である。
 

西部林道を走る
西部林道を走る

海沿いの幹線道路であるが、あまり海が見えることはなかった。適度なアップダウンを繰り返しながら、普通のチャリダーなら難なくこなせるであろうその道を、坂が来る度に、地獄だぁ〜天国のようだぁ〜と、声には出さないものの、いちいち反応しつつ、えっちらおっちら走るばななんであった。

民家の陰で休憩する。
すでにかなり照りつけている朝の太陽。
汗を拭いて、水を飲みながら車が時折過ぎていくのをただぼーっと見ていると、一瞬いったいここはどこなのかわからなくなってしまう。うーんこのトリップ感、これが旅だなぁーとふと思ったりする瞬間であった。

またペダルをこぎはじめる。屋久島空港が見えてきた。
空港の建物と、滑走路が1本だけのシンプルな空港である。滑走路の向こうに海を見ることができた。
ここまできたらあともう少しである。タオルには絞れる位の汗が付いていたが、案外快調である。地図で位置を再確認し、宮之浦を目指す。

民宿晴耕雨読に到着したのは、まだ昼前であった。
本人が一番驚いたことは、ほとんど疲れていないという事実であった。なーんや私も案外やるときにはやるやん〜と自分を褒めてあげた。有森裕子じゃないがたまにはそーいうこともやっておくもんである。

宿は、予約も何もしていなかったが、ひと部屋確保できた。まだ1泊しかしていないのに、もう「帰ってきた」感覚になっているのがおもしろい。海外の安宿でも、そういう常宿感覚というのはあるようで、絶対そういうところには、k大のにーちゃんのような主のような人がいて、いろいろあれこれ教えてくれたりするようだ。

昼からは白谷雲水峡に行こうかと思っている、という話をしていると、宿の人が、今から雲水峡に行く人がタクシーを呼んでいるから同乗させてもらってはどうか?と言うではないか。なるほどそれはよい考えだ。渡りに船というやつである。
すぐさま雲水峡に向けて出発することにした。

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