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更なるヤクザルとの遭遇
さて往路をまた戻らなければならない。行きに上り坂が多かったので帰りははやく帰れるだろうが、問題は例のヤクザル集団である。日光サル軍団じゃあるまいしそんな徒党を組まなくたってえーんちゃうんなどとブツブツ文句を言いながら、しかし実は結構ビビリつつMTBを走らせる。

本当にきれいな海だ。たぶん見えているのは東シナ海であろう。深い青色が目に焼き付く。海の色は光や深さの度合いによっていつも見え方が違うのでおもしろい。行きに見た風景と同じはずなのになんだか違う景色に見えたりするのだ。

何度となくカーブを通り過ぎたあと少し走っていると、ヤクザル遭遇現場が近づいてきた。緩い下りが続いたので体力は温存できている。「よぉ〜し来るなら来い!!」と思いながらペダルをできるだけはやく廻す。緊張感が走る。ドキドキドキドキ…・・あのカーブを曲がればサルがいるはずだ。
行けぇーーーー!!
 

西部林道でサルまねをする人
サルまねをする人

ところがどっこいそこにはヤクザル集団はいなかったのであった。「なんやぁーおらんやーーんっはっはっは うちらをみて恐がって逃げたなぁー」などという話をしながら、はるか遠くに見えてきた旅行村をめざして再度ペダルをこぎはじめ
た。
 
確かもうひとつヤクザルがいた場所があったよなぁーけど余裕だなーと、ほとんどゲームでいえば全面クリアしたような錯覚に陥りつつ走っていると、油断大敵!とばかりにサル集団がいた。目は合わせていない。なのになのにそのサルどもが、キィーーーっといって追いかけて来るではないか。がびーんどうしよーーと思う間もそのときはなく、ただ無言で走り抜けるしかなかった。

私が前を走っていたので後ろがどうなったいるかはわからないが、とにかく後ろを向くことはできないのでとにかく時速35kmくらいで必死に走り抜けたのであった。

すぐに鳴き声がきこえなくなったのでおそるおそる振り向いてみると、サル集団はとりあえずこいつらは関係ないと判断したのか、またはお腹が空いていなかったのか、追いかけてはこなかったようであった。サルといえどもあなどりがたし。前に来たときにリュックの上に乗られたと同行のちゃりだーは言っていた。

いやぁーしかしこわかったねーなどと話をし、そしてもうすっかり体力を使い果たしたばななんはのろのろとペダルをほとんど気力のみでこいでいたのであった。
 

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