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紀元杉
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結構すたこらと歩いたので、女にしてはなかなかやるなと同行のチャリダーは思ったらしい。なんとなく旅先で出会う人というのは印象深いものだが、今回の旅で本当によかったなと思うのは、多分ひとりだったからこそ出会えた人たちがいたってことであった。この旅を計画していた段階では、もっとひとりきりでセンチメンタルになっちゃうような旅になるんじゃないかなんて思っていたが、それはとんでもない誤解であった。ばななんは結構だれでも仲良くやってしまう人なのであった。しかし、知り合いになった人たちが圧倒的に男の人だったというのは、やはり私がオッサンのオーラを出してるからなのであろうか?誰か違うと言ってくれーとほほ。
樹齢約3000年といわれている紀元杉を見る。やはりでかい。根の回りが13.5mあるらしい。どーだといわんばかりにそれはそびえたっていた。下の方なんて幹なのか根なのかよくわからない状態になってしまっている。中国は4000年の歴史だが、それにも匹敵するような年の杉なんだなぁと思って見ると、さらにしみじみなんだかすごい杉であった。
木なんて見て何がそんなにえーねん、と実は思ってたりもしていたのであったが、森の中に入ると心がすーっとするようなそんな感じがした。空気も全然違うし、やっぱりなんか森っていいなぁと思いながら、結局1時間程中を歩いていたのであった。 |