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豪邸テント
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さて、テントを借りて設営しなければならない。今回悩んだあげくに、テントはキャンプ場で借りることにしていたのである。借りたテントは4人用のもので色はカーキ色。生地に日本宝くじ協会寄贈とかいたシブいテントであった。4人用のテントをひとりでたてるのは結構骨の折れる仕事なのだが、今日の運転手(笑)とあーだこーだやってるうちに、見かねた管理人のおじちゃんが手伝ってくれたりしたので、ものの10分程度でわが家が完成したのであった。
4人用のテントをひとりで占領するのはとても気持ちが良かった。ひろびろとして最高に豪邸であった。とりあえず荷物を中に入れ、これまたもらった蚊取り線香をたいて中の虫を退治する。準備完了!今夜の宿の用意は完璧であった。
さて、今日の予定は決まっていない。どうするかなぁなどと話をしていると、キャンプ場の管理棟のところに何人かすわっていた。その中のひとりがK大生と同じフェリーに乗っていたチャリダーのおにーちゃんであった。やぁやぁこんにちは〜などと話しているうちに、今日は一日暇だというのでその人と一緒にヤクスギランドというところに行くことになった。
そこは車でないと到底行けないようなすごい山の中にあるところで、屋久杉(樹齢1000年以上の杉をこう呼ぶらしい)がわりと簡単に見られるというので主な観光スポットになっているところである。歩くと6時間以上の登りが続くらしい。考えただけでもぞっとする(笑)。しかしチャリダーのにいちゃんは、前回屋久島に来たときに屋久杉ランドのちかくから登る登山道へのアクセスのためにMTBを使って来たことがあると聞いて、根性なしのばななんはおったまげてしまったのであった。
ヤクスギランドランドに向かう途中の山道で、初めてヤクザルに遭遇。そのときはまだ、わぁ箕面のサルみたーいなどと言っていただけで、帰りにとんでもない目にあうとはまだ思ってもいなかった一行であった。 |