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FAQ1
FAQ2
キャンプ場へ
目的のキャンプ場に行く前に、ちょっと寄りたいところがあるというのでついていくことにする。友達がそこに住んでいるらしい。着いてみたその家は、なんだか建っているのもやっとというようなすっごくボロい小屋のようなところであった。
 
中に入るとなんといろりがあった。そこで友達だという人たちはそのいろりで昼食とおやつのホットケーキを作って食べていた。なんでもそこは、屋久島に来ている芸術家かなんだかの人がボランティアでやっているようなところで、農作業を手伝いながら住み込んでいるという、ほとんど仙人のような生活をしている人たちのようであった。私がそこに行ったときには4人の若人(笑)がいたが、なんだか東京だとかから来てそのまま屋久島に居着いてしまった人の溜まり場のようになっているようでもあった。

いろりで本当に生活してる人なんてはじめて見たので、なんだかすごく感動してしまった。入れてくれたコーヒーはなんてことないインスタントコーヒーだったけどとても美味しく感じた。
しかし、やはりボロ家だけあって台風時にはすごいことになっていたらしく、また自然と共に生きる家なので、ホットケーキにかける蜂蜜をちょっとこぼしてしまったら、見つけてしまったありさんがすんごい行列をつくって家に侵入してきていたのであった。仕方がないのでありさん火責め水責めの刑を執行する手伝いをしたばななんであった。

そんなこんなで、数時間後、屋久島青少年旅行村という、とっても健全で爽やかな名前のキャンプ場に到着した。栗生(くりお)という場所にそれはあった。ちょうど屋久島の南西に位置するところで、海に面したとてもよい場所にそのキャンプ場はあった。しかもその海は日本一魚の種類が多く観測された海岸でもあるらしい。テントサイトも芝生で広く、ちゃんとトイレもきれいな水洗トイレだったのでひと安心であった。
 

日本宝くじ協会製豪邸テント
豪邸テント

さて、テントを借りて設営しなければならない。今回悩んだあげくに、テントはキャンプ場で借りることにしていたのである。借りたテントは4人用のもので色はカーキ色。生地に日本宝くじ協会寄贈とかいたシブいテントであった。4人用のテントをひとりでたてるのは結構骨の折れる仕事なのだが、今日の運転手(笑)とあーだこーだやってるうちに、見かねた管理人のおじちゃんが手伝ってくれたりしたので、ものの10分程度でわが家が完成したのであった。
 
4人用のテントをひとりで占領するのはとても気持ちが良かった。ひろびろとして最高に豪邸であった。とりあえず荷物を中に入れ、これまたもらった蚊取り線香をたいて中の虫を退治する。準備完了!今夜の宿の用意は完璧であった。

さて、今日の予定は決まっていない。どうするかなぁなどと話をしていると、キャンプ場の管理棟のところに何人かすわっていた。その中のひとりがK大生と同じフェリーに乗っていたチャリダーのおにーちゃんであった。やぁやぁこんにちは〜などと話しているうちに、今日は一日暇だというのでその人と一緒にヤクスギランドというところに行くことになった。

そこは車でないと到底行けないようなすごい山の中にあるところで、屋久杉(樹齢1000年以上の杉をこう呼ぶらしい)がわりと簡単に見られるというので主な観光スポットになっているところである。歩くと6時間以上の登りが続くらしい。考えただけでもぞっとする(笑)。しかしチャリダーのにいちゃんは、前回屋久島に来たときに屋久杉ランドのちかくから登る登山道へのアクセスのためにMTBを使って来たことがあると聞いて、根性なしのばななんはおったまげてしまったのであった。

ヤクスギランドランドに向かう途中の山道で、初めてヤクザルに遭遇。そのときはまだ、わぁ箕面のサルみたーいなどと言っていただけで、帰りにとんでもない目にあうとはまだ思ってもいなかった一行であった。

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