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2006年05月05日

湘南ちゃぶ台ライフと人のつながり

5/2 連休の合間の雨の1日。こんな日は家でゆっくりするに限る、のだけれど、ふと思いついて近所で開催されている湘南ちゃぶ台ライフの広田夫妻の自宅開放ギャラリーを訪ねてみることにした。ものすごい雷雨のあとにふわりと訪れたやわらかい曇り空の中、てくてく歩いて秋谷の谷戸(やと)と呼ばれる山間の広田家へ。だいたいの場所は知っていたのだけれど、実は訪れるのは初めて。海から続く細い細い道を、道がなくなるまでどんどんと上っていく。最後は行き止まり、と思いきやそこからまた土の道をずんずん上がっていくと、ようやく到着。

まわりは山に囲まれて、うちから徒歩10分もかからないのにすっかり山の中といった雰囲気がすごい。小さくてかわいらしい畑があって、歩いていると雨上がりの土の匂いや、山でしか聞かれない鳥の声も聞こえてくる。そして会場となる和室に上がると、山と山にはさまれた中に海が広がっていた。「うわ〜。。。」見慣れた海なのに、うちから見える景色とはまた全然違う。ちゃぶ台ライフの本にもこのアングルの写真があったけれど、実物もとてもいい。あんまりお金を持ってきていなかったので、おじぞう天使ちゃんや広田家の愛犬、サンくんグッズも買えなかったけど、会場に来ていたほかのお客さんとものんびり話をしたり、広田さんと私の共通の知人の話をしたり、ゆっくり流れる時間をじっくりと堪能した。

途中で、その場にいらっしゃった広田さんの知人の方に「今、奥に御蔵のたみちゃんがいるよ〜」とおっしゃっていた。あれ?たみちゃん?なんか聞いたことある。。
そう、その方は私が数年前御蔵島に行ったときに、宿主としてがんばっていた方だったのだ。
もちろん向こうは覚えてはいらっしゃらなかったけど、なんか不思議な再会?にビックリ。

そもそも広田さんご自身も、私の知人の友人だったり、ずいぶん昔に買ったCDROM写真集が広田さんの撮った写真だったことを最近発見した、だとか、「湘南ちゃぶ台ライフ」の本を偶然買って、その本がとても気に入っていたので、秋谷に住みたいなと思い始めただとか、いろんなご縁を(一方的にだけど)感じる。
人の出会いって本当に不思議だな、どこでどうご縁があるかわからないなあって、こういうことがあるといつも思う。偶然な出会いなんてなくて全てが必然だっていうのも、なんとなくわかる気がするのだ。

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御蔵島はイルカが住む島として有名で、周囲は断崖絶壁、波を避ける港が全然なくて、今も船の着岸率はよくない。御蔵に行こうと思ったのにそのまま御蔵島をスルーして八丈島まで行っちゃっただとか、行きはよかったけど帰りは船が着かないのでヘリで大島まで飛んだだとか、漁船をチャーターして伊豆までなんとか帰ったとか、いろいろな伝説がある。住人も未だに数百人程度で、本当に小さな集落が港のあたりに肩を寄せ合うように1つだけあるだけで、あとは深い森が島全体を覆っている。東京都にこんな島がまだあるんだな〜、こんな島だからこそイルカが子育てしたりする環境なんだなあって思う。
数年前に2回続けて行ったきり、その後はなかなか行けずにいるけれど、御蔵はいつまでもそのままの姿でいるといいなと思う。

sunset_sky.jpg

投稿者 bananan : 2006年05月05日 01:48

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