ボディセラピストの毎日。

まずはランチ。ほとんどすべての価格が500円以下という台湾料理屋で、ルーロー飯（牛肉の煮込み丼みたいなやつ）を食べ、その後アヤシく古い建物を探検しながら歩く。

中野といえば中野ブロードウェイ（らしい）。オタクの聖地ともいわれるこのビル、水曜日は定休日のところが多いらしく、そんなにじっくり見たわけでもなかったけど、地下のモールは昭和40年〜50年代で止まっていたし、古本屋のまんだらけでは、今やフランスアメリカなど外国各地にも進出して大金持ちのはずの社長が、普通に本の整理してたり、５年くらい前に１巻だけ読んでずっと気になっていた昭和50年頃のおメメキラキラの懐かしマンガ本「うわさの姫子」を発見したり！なかなか楽しかった。

その後、阿佐ヶ谷まで出て、開楽湯という銭湯へ。実は私昔は「お風呂屋さん」（関西では銭湯をこういうことが多い）が好きで、当時の地元であった西成区の銭湯をレポートするサイトをやってた時期もあった。関東と関西の銭湯って全然違うのでいろいろおもしろい。スッキリお風呂で足の疲れもさっぱり！

今度は高円寺へ行って、駅前の焼き鳥屋で一杯。その後JIROKICHIというライブハウスでライブを見る。ブルースかなんかでちょっと一杯、っていうつもりだったのだけど、どんなライブをやってるのかなんてみんな全然知らなくて、行ってみたらかなりハードな、しかも開始ギリギリに入ったのでスタンディングな１部制のステージで、銭湯ですっきりした足がまた棒のように(笑)。
だけど、ステージはKORENOSという人たちで、ギター、ベース、ドラムの３人組。なんか、３人ともどっかで聞いたことある名前。。。はて。。。？
思い出した！このかっこいいドラムの人元T-SQUAREの人だ！あとで調べたら、圧倒的超人テクを披露していたベースの方もそうだった。昔、スクエアにすごいハマってた時期があって今も当時のアルバムを時々聴くほど大好きなのだ。F１のテーマソングが一番有名だと思うけど、こんなに長く聴かれていてもまだ新しい感じがするよね。ボーカルがないのに、どうしてこんなに感情豊かな音楽が作れるのだろう？といつも不思議だった。ギターやサックスのフレーズがまるで歌ってるかのように聴こえてくる。

一度生で聞いてみたいなとは思っていたけど、ライブで見たことはなく。それがまさか、そんな人たちの生演奏がここで聞けるとは思わなかった。ドラムのフルセットの音を直近で聴くのなんて初めての体験じゃないかなあ。おそらく３人とも今はスタジオミュージシャンとしてかなり高い地位におられる方だと思うんだけど、そして4〜50代になってももう何ら衰えることのないであろうパワフルなサウンドとテクニック。うーん素晴らしかった。思わぬところで夢がかなった。サウンドも、90年代前半のころのスクエアっぽい感じもして懐かしくも新しく。

１時間くらいだと思っていたライブが２時間以上にも及び、うれしいけど疲れがどっと出る。最後の締めは中野に戻って焼き肉屋「とらじ」の定食。ここは最近チェーン店化してる恵比寿のトラジとは全然関係ないらしく、しかしその圧倒的なボリュームと安さにはビックリ。たまにはこういう深夜の焼き肉も楽しい。一人じゃ絶対行けないし！

。。。相変わらず長いなあ。とにかくこうして楽しい中野の夜は終わりを告げました。あー楽しかった。自然の中で生きるのももちろん大好きだけど、もともと私は都会育ち。何ヶ月に１回くらいはこういう毒っぽいこともするのが、バランスというものなのかもしれないと思う。