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| この椰子の木の中にバンガローが点在している |
これからどうするといっても、特にするべきことがあるわけではない。
バンガロー周辺を探検しようと思ったが、ジャングルをちょっとだけ切り開いて作ったため、一番奥まで行ったらその後道はなく、ただ熱帯の木々が生い茂っているだけだった。
とりあえず、食堂へ行くか。
そんな感じでビーチ前のオープンカフェにとりたてて用事のない人たちが、のんびりと過ごしていた。
ここは欧米人が開発した場所なのだろう、宿の人はみんなだいたい簡単な英語を話したし、地球の歩き方には乗っていないビーチ&ロンリープラネットでは紹介されているということもあって日本人の姿はまったく見えない。
カフェメニューはタイ飯半分欧米風半分といったところか。
こういう場所はやはりリゾート価格なので、食事代金がバンコクの屋台なんかに比べるとかなり高いのだが、ここしか選択肢がないのだし仕方ない。
パッタイ(タイの焼きそば)やカレーを注文して食べたけど、結構おいしかったので勝手に合格!印をあげることにする。
前の海の様子が変わり始めていた。引潮になったのだ。
陸地部分がどんどん増えていく。満潮時とはまったく違うその風景に驚く。
はっきりいって前のビーチは泳げないわけではないだろうが泳ぐという感じのものではない。特に干潮時のビーチは見た目は泥の海のようであまり綺麗には見えないのだ。潮干狩りをしているときの海というたとえがぴったりくる。けれど、海には奇岩がやっぱりにょきにょきあるし、ビーチのまわりにあって他の地域と寸断させている巨大な岩の塊のような風景はとても美しく、
日本のようでもあるしそうでもないような、そんな不思議な風景なのであった。
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