関空発大韓航空ソウル行きの機内に入ると、そこはハングルの世界であった。
日本語と英語と韓国語のアナウンスが流れる。 そしてソウルへは1時間50分の飛行、あっという間に到着である。
空から見るソウル郊外は、日本よりも高層住宅が多く、計画された街のように見えた。道路も日本の前例をみて、広く作ったと聞いたことがあるが、まだ韓国へは降り立ったことがないので、よくはわからない。
乗り換えまでに少し時間があるので、空港内を少し散策する。 大規模な免税店があった。ばななんはかなり小汚い格好ではあるが、少し見てみることにした。店員はあまり私に興味を示さない。「この人はあかん。見てるだけや」と悟ったに違いない。確かにそうなんだが。
価格であるが、かなりの安さであった。 アメリカ製の化粧品が本国と同じかそれより安い位の値段で販売されている。日本の値段で考えると半額以下がほとんどなので、買いあさってしまう日本人観光客が多いのもわかる気はする。
韓国は大不況のまっただ中であった。大きなブランドモノのブティックがばたばたとつぶれていると聞く。免税品店も、営業努力むなしく、あまり賑わってはいなかった。
ばななんはひとつだけ、乾燥防止の化粧水だけ買って、あとは荷物になるし、帰りにまた見ようと決めた。
|