タイ北部 ’97春
出発
プロローグ
ソウル経由バンコクへ

ひとりの食事
夜行列車で南へ
クラビ
クラビ行きのバス
宿を求めて船は行く
野性味あふれる
バンガロー

プラナンビーチ
ピピ島へ行くか行かざるべきか
ランタ島
未知の島ランタ島
何もしない幸せ
シュノーケリングツアー
非常事態
長い一日
帰路
トランヘ
二等列車の旅>
近づく都会
バンコク危機一髪
エピローグ
プロローグ
一人旅がしたいと思っていた。
屋久島で体験したそれは、もしかすると自分の人生の軌道を少し狂わせたのではないかと思えるほど、印象深く、そして楽しいものであった。

海外旅行で一人旅。
私にとって、海外に出るということ自体は、もうそれほどドキドキするようなことではなくなっていた。 けれど、異国の地で、一人でやっていけるかな?という思いも少なからず残っていたのは事実であった。

1998年1月。 9日間の休みをもぎとったばななんは、そんな不安を30倍くらいにしたワクワク感に押されて、遂に、タイへ一人旅へ行くことに決めたのであった。
南の島といえばやしの実。
南の島といえばやしの実。

タイは3回目になる。
一人旅をするにあたって、最初の到着地は、もはや勝手知ったるバンコクはドンムアン空港にしようと決めていた。
そして、鉄道で南へ向かい、プーケット島の湾をはさんで向かいにある、クラビというところに行って、それからピピ島に渡り、その後また南下して、あわよくば国境越えなんかしようかなというのが、おおまかな予定であった。

旅は始まる前も楽しい。
出発の前から、インターネットやガイド本で事前調査をして、旅した「つもり」になったりする。 ガイドの是非はよく議論されるが、私はよく読む方だ。そしていろんなガイドを比較検討して、旅の行き先を考えたりする。 ただ、宿だとかレストランはあまり、信用していないが。
今回はインターネットがかなり、事前準備に役だった。 そこで仕入れた情報を、印刷してリュックの中に忍ばせておいた。 そしていつものように、前日にあたふたと荷物を詰め、1998年1月18日、初めて乗る経由便、大韓航空ソウル経由バンコク行きに乗るべく、関西国際空港に向かったのであった。

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