« One of the miracle? | メイン | One of the miracle ?2 »

2006年03月17日

Spiritual birthday

昨日の後編も書きたいんだけど、とりあえず今日は特別な日ってことで先にこっちを書きます。ちょっと長いです、スミマセン。

今日3/17は私の誕生日だった。昨日の夜はマンションが風で揺れるんじゃないかっていうくらいすごい音がして、月明かりに浮かぶ海も波がすごいことになっていた。まるで台風のときのよう。おかげで昨日の午後ベランダの掃除とお湯をかける塩抜き作業したのに、今日起きたらもうベタベタだった。。洗車のあとは雨が降るっていう法則ですね(笑)

でもその風が運んでくれたお誕生日プレゼントは、この冬(もう春?)1、2を争うくらいくっきりと見える富士山の景色だった。朝のうちはまだあまりよく見えなかったんだけど、午後過ぎてからは中腹まで白い雪をかぶっている富士山と対岸の伊豆半島も、まるですぐそこにあるかのようにはっきりと見えた。ずっと雨予報だったのに太陽も見えてきて、波が白く光っていて本当に美しい。

誕生日をいかに過ごすか? まあ1年365日のうちの単なる1日なんだけど、でもやっぱりひとつの区切りでもあるわけだし、なんて思うところもあった。とはいえ、その割には去年何してたか人に言われるまで覚えてなかったんだけどね。実は去年の今日はハワイでセントパトリックデー(みんな緑の服とか帽子とか着て四ツ葉のクローバーをつけるアイリッシュの祝日)を祝いつつご飯を食べたのだった。

今年は当初の予定では午前中にセラピーを受ける予定だったんだけど、事情で延期になってしまい、さてどうするか?と思案していた。友達に連絡とって強制的に祝ってもらう(笑)っていうことも考えたんだけど、なんとなくちょっとスピリチュアルな気分?だったこともあり、ここはひとつ積極的にひとりの誕生日を過ごそうと決めたのだった。
仕事のために会社に出かけるわけでも、学校があるわけでもなく、本当にひとりきりで誕生日を過ごすなんて、実はそうそうあるもんでもないかもな〜なんて思って。

どうしたら一番楽しく自分が過ごせるか。なるべく低予算で(笑)。最初考えたのは帰国してから一度も行ってない「えのしま水族館」へ行くことだった。最初はそのつもりだったんだけど、朝からのんびりお風呂に入って、ご飯つくって、、、なんてやってたら気がついたら3時半。えのすいって冬は5時に閉館らしく、全然時間ないやん!

そのとき。急にある場所にずっと行ってみたかったことを思い出した。
昔の仕事仲間でもある知人で今手相カウンセラーもしているワジョさんがときどき行くというThe spiritualって感じの神社。海沿いにあるその小さな神社は知るヒトぞ知るパワースポットでもあり、昭和初期に書かれた「小桜姫物語〜霊界通信」っていう本の守護霊さまである小桜姫(鎌倉時代に実在した人物)が祀られているところなのだそうだ。
霊界とか書くと丹波哲郎とかちょっとキワものっぽいんだけど、ワジョさんのブログ読んでるとなんていうのか、とっても普通っていうか、めちゃくちゃお茶目なおねえさまがいる、みたいな感じで、本当に面白い。

迷いまくってようやく着いた三崎近くの諸磯神神社。
きちんと管理はされてるけれど、社務所があるわけでもない小さな神社で、その中でも小桜姫っていうお姫さまが眠っている小さな社だけ、海洋深層水やらお菓子やらお花やらが飾られていた。今、江原さんがテレビに出たりオーラの泉がそれなりに視聴率取ったりしている時代になって、今までのうさんくさい霊界モノとはちょっと違う、本当のSpirituarity(霊性って訳すのかなあ)をわかる人が増えてきたように思う。私には霊感なんて全然ないから何かが見えたり聞こえたりするなんてことはないけれど、それでもやっぱり人の持つエネルギーだとか、そういうものものすごさっていうのは、マッサージしてるとものすごく敏感に感じ取れるようになるし、だからこそきちんと自分をメンテナンスして、いい状態で常にいられるようにすることが大切なんじゃないかなと思うのだ。

birthday02.jpg
神々しい鳥居のシルエット。この写真見ただけでもなんか背中ちょっとゾクゾクする。

そこへ着いて、カラダをさわる=その人のある種精神性にも触れる仕事をするセラピストとしては、なにかいい力をいただけたらいいな、なーんて思いながらお祈りをした。そういうところに行きますって覚悟?して行ったからかもしれないけど、小桜姫がまつられている社でお祈りをすると、何故だかすーっと涙が出て来た。理由は全然わからない。そして、それまで全然聞こえなかったカモメだかウミネコだかの声がやたらとしていて、もしかしたらなんか言ってくれてんのかな〜なんてのんきなことを思いながら近くを散歩する。

こないだせりを摘んだからか、神社の脇に生えていたヨモギがふと目についた。そういや昔子供の頃おばあちゃんとよもぎ餅作ったよなあ。。。なーんてことを急に思い出し、こないだイチゴ大福作ろうと思って、あんこともち粉も買ってたこともあって、わっさわっさと辺りのヨモギを摘みだした。うーんこれってなんかスピリチュアル的な意味があるんだろうか。。でもあってもなくてもまあいいや。。。でもなんかありそうだけどなあ。。。なんて思いながら。

よもぎ餅なんて自分で作ったことなんてないけど、そんな小学校1,2年の頃の記憶が残ってるくらいだから、印象的な出来事だったんだろうなあ、晩年はあんまり世話もしなかったけど、小さいころは反発しつつもおばあちゃん子だったんだなあ〜なんて回想にふけること自体、それがまさにスピリチュアルってことなのだろう。

神社の裏手にある磯に出る。夕暮れ時、岩の形がすごくダイナミックで不思議な感じ。神社のあたりだけ小山のようになっていて、木が生い茂っていて磯は断崖絶壁。昨日からの風でときどき東宝映画のオープニングみたいなざっばーんとした波が立つ。
日が落ちて来るとともに富士山のシルエットが更にハッキリと姿を見せはじめた。
岩の上に座り、ぼーっと海を眺める。波の音が大きくて轟音のよう。
日が落ちてさすがに寒くなりはじめたので帰路につく。太陽が沈んでからの富士山のシルエットがまた美しいんだわこれが。ちょうど油壷あたりだと道路の横真正面に富士山が見えて、何度もバイクを止めて写真撮影。

birthday01.jpg

birthday03.jpg

家に帰ってきて夕食を作る。よもぎで回顧モードに入っていたからか、昔のごちそうが食べたくなってビーフステーキ(ビフテキっていったよね〜)を焼いてちゃんと付け合わせもつくって食べる。ケーキは昨日のうちから焼いておいたくるみとバナナのパウンドケーキでガマン。
そして食後は、大好きな映画「アラジン」をプロジェクターで一人上映大会。
・・・うーん我ながらなかなかいい一日だったと思う。ときどきこういう自分を喜ばすための一人プロデュースっていうのも面白いかも。

写真ようやく載せました(3/20)。
ついでにMoana blueのサイトも更新してますのでよかったら見てくださいねん

投稿者 bananan : 2006年03月17日 03:50

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)