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2006年02月28日

新しい出会いと再会

月曜日は、新宿のLohasMoonというレンタルサロンをやってらっしゃる方主宰の交換セッション会というのに出席した。これはいろんな施術を行うセラピストさんたちの交流の場所として、またいろんなタイプの施術を受けてみることにより勉強にもなるってことで続けられているものらしい。初めての参加だったのだけれど、なかなかためになるし、いろんな手技をされる人が集まっていたので、興味深くお話を聞いたりしてあっという間に時間が過ぎていった。これからもちょくちょくあるようなので、新宿まではちょっと遠いけど時々参加させていただくつもり。

また、私の施術場所は基本的には秋谷の自宅を利用したサロンが最優先で、この土地の持つ雰囲気やリラックスした空気を感じにわざわざ電車とバスを乗り継いで頑張ってきて欲しいっていう気持ちはあるんだけど、それでもやっぱりどうしても行けないっていう人のために、月に数回程度は都内でトリートメントする日を設定してもいいかなと思っていて、そういうときにはこういう時間貸しをしてくださるサロンというのはとてもありがたい存在。セラピスト同士の交流っていうのもなかなかあるようでないので、そういう意味でもとても楽しいひとときだった。

その後、友人と「ただいま~」の再会。彼女とは不思議な縁でつながっていて、偶然が偶然を呼んで今回も運良くお互い新宿にいる日が同じで会えることになったのだった。
そういう偶然をたぶん必然というのだろうと思う。

彼女は今、フリーダイビングの世界大会に出るようなアスリートになっていて、ヨガを教えたりデザイナーとしても活躍しながら、トレーニングをしている。以前小笠原で会ったときは初めて深度30mに到達したなんて話をしていたのに、それからたった1年後に50mの壁を越えようとしていたのは本当に驚き。どうしてそんな風に本格的にやるようになったのか、とか、これからの夢だとか、お互いの話を怒濤のようにいろんな話題を話し続けた。夕食を食べながら話したのに、あんまり味もよくわからないまま(笑)結構美味しかったけど。

私は選手としてフリーダイビングの世界に入りたいという風には思っていないのだけれど、彼女たちがそこに惹かれていく理由みたいなものはなんとなくわかる気がする。ハワイの海にカラダひとつで潜っていくとき、そこには青しかなくて、自分のまわりがすべて無の状態で、太陽が当たっているところはそこから光が差し込んで白く光っていて、だんだんそれが暗くなってきて・・・。本当にそこは現実の世界と思えないところなのだ。
宇宙のようでもあり本当に不思議な空間だなといつも思うんだけど、フリーダイビングでどんどんと深度を下げていくと、きっとそこには私が感じるそういう気持ちがもっと強く深くなるような気がする。そしてそれは自分の内部に入っていくような感覚もあるのだろう。スポーツとしては本当にキケンで、常に死と隣り合わせだし、誰もが挑戦していいものだとは思わないけれど、やるからにはみんなベストな状態で潜ってほしいなって思う。

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トップアスリートと呼ばれるひとに限らないけれど、自分の力を最大限に出す必要があるときって、心の状態もさることながら、やっぱりカラダをいかにリラックスさせるか、筋肉をいかに柔らかく保っていられるかというのがキーになる気がする。特にフリーダイビングは耳抜きをしてカラダの中の空気圧を整える必要もあるし、いらない力をどこにも加えないことが酸素を無駄に使わないコツでもある。そういうときにマッサージは相当コンディション作りに役立つ。実際アメリカの元女子チャンピオンであるアナベルさんという方は、よく私が行っていたハワイの学校のクリニックにマッサージを受けにきてくれていたし、世界選手権に出るような外国人たちはそうやってチームを組んで、アスリートを支えるのが当然という感じになっているらしい。

でも日本はまだまだ(おそらくどんなスポーツでも)理学療法やマッサージを試合直前直後に受けるということはそれほど多くない。プロ野球選手なんかでもそういう体調管理にすごく敏感な人はそういう対策をしているけれど、個人がおかかえセラピストを持つというところまではまだそれほどやってないんじゃないかなって気がする。もちろんそれはそういうことができる筋肉や身体のことがよくわかっているセラピストがそう多くないということもあるだろうけど、まだまだ選手とセラピストの連携ができてないことも多いのかなっていう気がする。

アイアンマンというハワイ島でのレースでも試合前後にマッサージをしたけれど、それもとてもよい体験だった。これからサロンでは、そういった人のためにもトリートメントをやりたいと思っている。フリーダイビングなら特に耳抜きがしにくい人のために顔と頭、顎関節などに注意をおいたトリートメントをすることで随分結果が違うようだし、トライアスロンの選手の方は、あらゆる筋肉を酷使しながらトレーニングするので、うまく疲労を回復させながら筋力を高めるようにするトリートメント、という風にその人の特性にあわせて最高の結果が出るようなお手伝いをしたい。

まだまだ勉強するところもたくさんあるし、アスリートの協力があってこそ出来ることなんだけど、せっかくお友達が世界を狙えるところまできているのだし、長年日本女子チャンピオンの座をキープしている松元恵さんともハワイ島で知り合ってから親しくさせていただいてる縁もあるので、こういった人たちを支えられるような働きをして、いつかはサポートチームの一員として世界各地へアテンドできるようになれるといいなあ~♪

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投稿者 bananan : 2006年02月28日 06:37

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