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2006年02月19日

浜辺の焚き火

日曜日。天気はあまりよくなかったけど、風のない穏やかな午後、こんな日はやっぱり自転車だな、とふと思いつき、ずーっと修理してなかったMTBの後輪のチューブを替えるという作業にとりかかった。ハワイに行く前にパンクしてしまい、そのままパーツだけは買ってきていたものの時間がかかるのでずっとほったらかしにしていたのだった。自転車に乗るにはまずこいつを直さないとはじまらない。

海岸で焚き火やりましょうと前日からお誘いをうけていた地元の友人宅まで、どーしても今日はこれで走りたい!後輪を外し、タイヤレバーを使ってチューブを取り出す。ここまではわりとスムーズにいった。しかしその後、新しいチューブを入れて、タイヤにはめこむ作業がなかなかうまくいかない。昔やったことがある作業ではあったけど、その時も泣きそうになりながらやった記憶が蘇る。
「もう無理かも」「うえ〜ん誰か助けて〜」と泣き言を言ってみるが誰も聞いてない。悪戦苦闘すること小一時間、携帯電話が鳴った。「もう浜で焚き火やってるからね〜」と言われ、現在の状況を説明する私。ほとんどあきらめてバイクで行こうかと思っていた位だったが、気を取り直し作業再開。

こういうのって何かきっかけがあればすいすいと進むもので、1時間後ようやく空気を入れて作業完了!いそいそと久留和海岸へと向かう。久しぶりの自転車、アップダウンは車やバイクではそれほど感じないけど、自転車だとダイレクトにわかってしまうものだ。15分ほどの道のりなのだが、ちょっと寄り道などしていたらたったそれだけの距離で息があがってしまった。うーん運動不足過ぎ。これからちょっとでもいいから毎日乗ろうと心に決める。

浜に行くとユニフレームの焚き火台をつかって既にさかんに火が燃えさかっていた。しかも着くなりほかほか焼きたてのお芋を手渡される。うーん幸せ〜。友人のサンガワさん一家は中1と小5の兄と妹とご夫妻の4人家族なんだけど、海岸近くのご自宅はひとつも手抜きがない!すべてのインテリア、ライフスタイルにこだわりが感じられる素敵なお家。そして一家そろってすごーーくいい感じ。おそらく自分の根底にある考え方や生き方みたいなものに共通点があるのだろうと思うのだけれど、話していても飽きることがなくて、私にとってはOhana(ハワイ語で家族を意味するんだけど血縁だけとは限らない)そのもの。

海岸でヨットに乗る大学生らしき若者を横目に、もくもくと焼きそばを食べつつお酒を飲む。近くに住む友人もいそいそと折りたたみチェアを持ってやってきた。3時過ぎから延々と火をくべ炎を見つつちびちび飲む。紅茶もコーヒーも、ビールもバーボンも焼酎も・・・(笑)。
おもむろにビーチクリーンしてみたり(5分で終了)、海岸に落ちていたごろたの石からホットストーンマッサージに使う足用の石にちょうどいいのを見つけたり、流木を拾ったりして気ままに過ごす。

kuruwa_takibi.jpg

夕方5時「ふるさと」の港内放送が流れ、あたりはだんだん暗くなってきた。風がほとんどなくて炎の前にいるとそれほど寒さも感じない。
ギターが好きな中1の兄がブルージーな曲をポロポロと弾き始める。炎がパチパチと音をたてて燃えている。少し先にある桟橋には片づけが終わって帰宅しようとするヨットマンのシルエットが見える。なんだか映画のワンシーンみたいだな。

誰かが花火をしようと言い出した。今年の初花火。いや、よく考えたら自分がする花火なんて何年やってないんだろう? 大のオトナも子供もみんな一緒に冬の花火を満喫する。
その後も場所をサンガワ家に移し、延々と宴は続く。ここでまた別の友人も合流。あれだけ火遊び?したのに、また炭火で鯖をいぶったりして。いつもいつも、毎回毎回、ごちそうになってばかりで恐縮しきり。

suisen.jpg
最近あたりは水仙の花だらけ

投稿者 bananan : 2006年02月19日 01:41

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