***ばななんのつれづれ日記***
なんとなく続いてきた日記ですが
2003年も続けてみることにします。
2001年の日記を読みたい稀有な人はこちらからどうぞ。


2004年 4月30日(金) 【旅立ち】

なんだかんだでまた早一ヶ月。全然日記書いてないなぁ・・・
毎日人の日記サイトは読んでいるというのに。

その、日課として見ているサイトの中で、偶然見つけた「小学生日記」という本。
現役小学生、今は中学1年生が書いた日記。でも侮りがたし。
まだ本を買って読んだわけじゃないんだけど、WEBで連載してる日記を読んで
すごいって思った。
日々の日常の話をたんたんと書いているだけなのに、胸を打つ感じ。
この文章を読んで泣いてしまう私の感受性もどうかしてるかもしれないが・・・。

よしもとばななさん曰く、「今まで『あんな家族いるはずないだろ!』と
私の小説を読んで言ってきたやつらよ!見ろ!」だそーで。

あんな風に当時の私が書くことなんて(今ですら!)できないかもしれないけど、
小学校6年生の頃の自分と今の自分って、あんまり変わってないというか、
ものごとの考え方の核になる部分というのは、その当時に半分くらいはもう培われているんだなぁと
思う。

それに最近は特に、原点回帰というか、自分の好きなことだけを突き詰めた人生を送りたい、というような
気持ちで動いているので、その気持ちがどんどんいろんな素敵な人やモノとの出会いを生んでいる気もする。
すべてが「そう言う風になっている」みたいな感じで、偶然の発見や出会いも、
どこかしら何かとつながっていて、その鎖みたいなものがどんどんと強く大きくなっていく感じ。

こうした文章との出会いもそのひとつだし、そういう流れの中で、
おそらく自分のこれから歩く道も自ずと決まっていく。

いつ、どうしてそういうことになったのか、もはやわからないのだけれど、
この1年生活している中で決まった「次」がもうすぐ始まろうとしている。
世田谷区民になって1年半、ひさしぶりのひとり暮らしは、
なんだか奇跡のように楽しい時間だった。

それは、自分の中でも”ここは通過点に過ぎない”と思っていた期間限定な感じだとか、
”もはやここまできてしまったら後戻りはできない”みたいなある種追いつめられたような感覚が
あったからこその楽しさだったのかも。

客観的に考えて、結構しんどい状況にいる自分だったけど、
何故か、今までで一番幸せなんじゃないかとすら思えるほど。
それくらい自分の好きなことだけを突き詰めて、ダメになっても悔いたりせずに、
できうる最善を尽くして、時が過ぎるのを待っていた。
時間しか解決できないことがあるのはわかっていたから
とにかく好きなことをしてこの時間をやり過ごそうと決めていた。

もうすぐ私はここを出て、新しい生活を始める。
たった半年だけど、ハワイ島での勉強と生活。その後のことは、未定。

住む場所や、仕事や、いろんなことがまた変わっていく。
だけど、この1年大切にしてきたこと、自分のベースになるものはこれからもたぶん
変わらないだろう。

私は海が本当に好きで、海にいろいろなことを助けてもらっている。
イルカもそうだけど、水の中にいるとき、波の音を聞いているだけでもいい。
旅と、海は、私のもはや一部となっている。
それ抜きにはたぶんもう生きていけないのだ。
そういう人生をこれからも力強く歩いていきたい、と思う。

 宮古・来間島のクマノミちゃん
 宮古・来間島のクマノミちゃん






travel diary| cub | photo gallery| b b s | links |profile | siteindex